ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

人々をミスリードするNHKと評論家

2015年02月18日 | Weblog
朝NHKの放送を聞いていたら、ある評論家が、日本は、原発を稼働していないのでエネルギーの自給率が非常に低いと言ったのであきれました。
どうしてNHKはこのような非常識なことを言う評論家を起用するのでしょうか。
核燃料はウランですが、今は国産ウランを使っていません。

使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、プルトニウムを核燃料にするとウランの消費を減らせます。
しかし日本ではこの再処理技術が未完成で再処理は実行されていません。

使用済み核燃料はそれぞれの原発敷地内で保管しています。
そのほかの放射性廃棄物も原発敷地内に保管していますから、早晩原発敷地は放射性廃棄物でいっぱいになります。

放射性廃棄物の永久保管のためガラス固化という技術がありますが、日本では技術開発中です。
ガラス固化体を地下に埋蔵するという案がありますが、埋蔵の安全性確認はできていません。
アメリカではすでに実験に入っていますが、地下で放射能漏洩などの事故が起こったりして実験は順調ではありません。
最近ではフィンランドが地下埋蔵を始めました。
安全性のチェックはこれからです。
日本は、地下水が豊富な上、有数の地震国、火山国ですから地殻の変動が激しいため永久に地下埋蔵実験すらできないと思います。

原発は無事故でも微弱ですが放射能が漏洩し、環境を悪化させます。
微量放射能の危険性は世界中の原発周辺で問題になっています。

東京電力福島第一原発のように原発は大規模放射能漏洩を起こす恐れがあります。
原発が無事故ですむということはありえません。
広大な地域海域を不可住地、不可生産地にします。

原発は危険ということで避難訓練をやるようになりましたが、避難するときどうしても被曝します。
人々は被曝して死ぬか、放射能障害に苦しみます。

つまり原発は非常に危険で廃止すべきものです。

原発を稼働するとエネルギー自給率を上げることができるという評論家の説は間違いです。
説が間違いであるだけでなく、日本を放射能で不可住地、不可生産地にする恐れがあります。

炭酸ガスを増やす火力発電も問題ですが、炭酸ガスは放射性物質より打つ手があります。
省エネルギー・自然エネルギー技術開発を進めながら、火力発電のエネルギー効率改善(廃熱を利用すれば効率を倍にすることができます)、地球規模の緑化、炭酸ガス固定化技術開発を行なえばいいと思います。