EEKの紀行 春夏秋冬

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松山市久米地区の夏越祭・日尾八幡神社 

2017年08月01日 | 伊予松山歴史散策

日尾八幡神社の注連石と朱色の鳥居に夏祭り表す提灯が飾られる。

愛媛の夏祭りは、石鎚神社のお山開きから始まり、松山市の夏祭りは、全国でも珍しい鐘馗さんをご本尊としている「鐘馗寺・松山市木屋町三丁目」の夏祭りが毎年7月11、12日に開催され、この日を境に夏の衣替えが行われ、市内各神社で夏祭り(輪越し)が開催される。

我が家の氏神様は、日尾八幡神社(松山市南久米町)です。

日尾八幡神社の夏越祭は、(松山では、輪越・名越とも呼ぶ)7月30日行われ今年も行って来ました。

氏社の夏越祭は、前もって各町内の宮総代が氏子である各家庭に、紙で作った形代(かたしろ)を家族の人数分を配り、形代に息を吹きかけ身体の悪い所を擦り名前と生年月日を書いて一晩床に敷き、夏越祭に持って行きお祓いをします。

夏越祭は、夏の恐ろしい伝染病や水の災難を防ぐことが出来ると考えられ、行われてきた年中行事の一つです。

紙にかかれた形代は、祭壇前にある三方の上にお供えし、拝礼し、左側にある輪を潜り、左周りで一周し終了です。

12月を「年越し」と呼ぶのに対し、7月を「夏越し」と呼びます。

日尾八幡神社は、神官・三輪田清敏の長男として生まれ、江戸末期から明治にかけての書家三輪米山が有名で、注連石に揮毫された書は豪快、当神社の宮司であった三輪田米山が、向かって左に「魚躍」、右側に「鳥舞」と揮毫、建立は明治13年10月15日と書かれている。

夏越し祭の準備には、各町の宮総代(氏子総代)が集まり提灯を飾ったり、神主の指示のもと特設の祭壇設営等々を行う。鳥居の真ん中に大きな馬鹿提灯が吊される。

午後4時から、神門に特設で設けられた祭壇で、三輪田宮司が祝詞を挙げ、今年の夏越祭を告げる神事で始まった。

宮司が各宮総代たちに対してお祓いを行う。

無事神事が終わり、宮司が先達となり今年の夏も氏子達が無事過ごせることが出来るよう願いを込めて輪を潜る。

今日の松山は気温35,7度の猛暑でお手伝いをする宮総代さんも汗だくでした。中学の同期生も宮総代をしており忙しそうでした。

午後4時30分から氏子達の参拝が始まった。

神事も終わり、午後4時30分から夏越祭が始まり、氏子達が参拝に訪れる。

厄落としの方法として「茅の輪くぐり」が行われます。
茅の輪が神門左側に作られ輪をくぐることで、病気や災いを免れることが出来るとされています。

祭壇に対して参拝をし、その後家族一同無事夏が過ごせるように、と祈念しながら輪を潜る。

特設されたお守り授与所。

ひな形を持参されずに来た氏子さん、特設されたひな形授与所でひな形を受けて必要事項を記載して参拝する。

 神社の前には夜店が出る。以前は参道に多くの夜店が出店したが車社会になってからは、車両通行の妨げになり神社駐車場のみに夜店が出る。

 

日尾八幡神社「夏越し祭」の封筒でこの中に案内状と、ひな型(形代)が入れられて各町の宮総代が7月初旬頃に各家庭に配布されてくる。

 夏越で日頃から知らず知らずに犯した罪穢れや、いっさいの災厄を祓い除くのが夏越祭。形代(ひな形)に氏名・生年月日を記載し息を吹きかけ、身体の悪い個所を撫でて布団に敷いて一晩就眠し、7月30日に神社へ持って行き健康と繁栄を祈願しお祓いを受ける。

 

日尾八幡神社の夏越祭の開催日時と、ひな形(形代)で、ひな形は、各家庭の人数分が配られる。

ひな形に付いての必要事項が記載されている。

夏越祭で頂いたお札。

日尾八幡神社に掲げている夏越祭の幟。

 

 

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