kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

三度目の正直か?

2012-09-15 06:11:12 | 日記
「6営業日と10営業日」この数字は何かと言うと3月27日に日経平均が1万
255円の年初来高値をつけてからの戻り課程で9000円台を維持していた
営業日数です。前者が7月高値、後者が8月高値時です。いずれも9000円
割れから急落しています。当時は9000円固めと言う市場の見方でしたが
そうはなりませんでした。

三度目の正直で今回は上昇を維持できるのでしょうか。それには勿論外部
環境の後押しが必要です。やはりポイントは日銀の政策でしょう。いつもより
も18日から19日開く会合には注目が集まります。もしここで日銀が円高阻止
に向けて何らかの対策を打って来れば日本株には一段高の可能性が大きく
なります。円高にもかかわらず今週の強い動きは底流に日本でも日銀に対
する追加緩和期待があるからでしょうか。

戦前の予想ではFRBがQE3に踏み切った場合NY市場は高くなるだろうが
為替は円高に進み日本株の上値は重いというのが大方の見方でした。
実際為替市場ではQE3が近づいた今週は77円台半ばまで円高が進みまし
た。しかし14日の東京市場の反応は違ったものでした。内需株の一部を除い
て電機や自動車も含めて全面高でした。まあ時たま筋書き通りにならないの
がマーケットですから欧米の一段の金融緩和で全ての弱気ムードを飲み込
んでしまうのでしょうか。

14日のNY市場は商品高を受けて素材やエネルギー株が前日に続いて買わ
れています。東京市場も7日から突然住友金属鉱山が上昇を開始僅か6営業
日で3割近く上昇しました。また資源株高が海運株にも波及しています。
世界的な景気減速傾向で日本企業の今期の業績は下方修正される可能性
が高くなっていますからこの急激な上昇に懐疑的な見方をしている投資家も
多いでしょう。

今回の上昇が先物主導での一過性の上げでないかどうか、日本株が欧米
株に付いていけるかどうか。市場の動向からは9000円台を簡単にわらず
短期間に上値を追えるかどうかです。1週間程度で9000円を割り込むよう
なら今回も線香花火相場になりそうです。三度目の正直か線香花火か
どちらにかけるかです。

もっとも勢いから言うともう少し上値追いを続けそうです。当初は9月は3月
信用期日が到来しまた中間決算を控えて動きづらい時期と考えていました。
高くても思惑が絡むSQまでと考えていました。勿論外部環境に左右される
東京市場はNY市場などの動向にも目が離せません。14日のNY市場の動
きを見る限りQE3実施で材料出つくしという訳でもなさそうです。ここは短期
決戦と割り切って配当落ちまで強気でいくかどうかこの連休中に答えを出す
つもりです。

コメント
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