Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Tom Hallman's 27" span I.Ae. 27 Pulqui I.

2012-07-10 | PEANUT SCALE MODELS

Tom Hallman's  27" span I.Ae. 27 Pulqui I, Argentina's first jet trim session.

20120710a

「低翼機を右旋回で飛ばす、しかもエレガントに・・・・」

これは通常の考え方からすると旋回半径が変わったり、パワーが強い時には左もしくは直進する危険性もあります。電動モーターの様にコンスタントなパワーで飛行する場合は旋回調整も簡単なのでしょうが、ゴム動力の場合、あえて低翼機で右旋回を選択する場合にはスラスト調整に神経を集中しないと、あらぬ方向へ飛んで行ってしまう事が起こりがちです。
トム・ハルマンさんの機体の多くは右旋回を選択しています。これに理由があるのかは聞いていませんが、これまで見た機体は形態を問わず右旋回が多いのです。
今回送られて来たビデオと写真は、F.A.C.コンテスト参加の為、風の止む夕方から夜を選んでテスト飛行したものでした。その中に27インチ・スパンのアルゼンチン最初のジェット機、「I.Ae. 27 Pulqui I」の飛行ビデオがあり、その調整の様子を見ることが出来ます。

http://youtu.be/j7bZBgHfjz4
http://youtu.be/FInEBZ4PKv8
http://youtu.be/6DUaV38ii2g

この機体はそんなに上反角が付いている訳でも無く、かなり大きめのペラを回し右旋回で飛行しています。ほんの少しピッチング気味の飛び方ではありますが、これは簡単に解決するでしょう。しかし最大限に巻き込んだ時、トルクが悪さするのをどうやって押さえるのか、ゴムの「美味しい所」をどのあたりに持ってくるかが、飛行時間と飛び方を決める様な気がします。日本と違い広大なフィールドで飛ばす為私達のように小さな旋回をさせなくても良い環境はうらやましい限りです。

残念ながら最後のフライトで機体が思うように曲がってくれず、 10メートル以上ある林の方角に向かって行ってしまいました。もちろん午後9時を過ぎていますから回収は困難。翌朝「家族救助隊?」を結成して見事回収できたそうです。ゴムの巻き数を増やしていくと、どんな事が起きるか見極めが出来ない状況では、いくら無風であっても注意しないといけない事を教えてくれました。

20120710b

このエレガントな飛行を見ると、軽量低翼機であればインドアでの右旋回は「アリ」かもしれない・・・・

Comments (2)
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