先週13日の降雪にはいささか驚かされたが、出番を待ちこがれている“春の使者”たちはもっと驚いたことと思う。それでもここ4,5日気温も15℃を超え一気に春を感じさせる気候に、函館にも春が運ばれてくる...。
函館の街に春を告げるかのように走り出したチンチン電車「箱館ハイカラ號」...。赤を基調にしたレトロな車体を揺らしながら函館の街を10月末まで明治時代の情緒を漂わせながら函館の街を走り続ける...。
五稜郭タワーに今年も「巨大こいのぼり」が揚がり、春風を一杯に吸い込み青空を悠々と泳いでいる。高さ107mの五稜郭タワーを支柱に見立てて吹き流しの下に体長12mもあるというひごい、まごいの親子3匹のこいのぼり、春を感じさせてくれる...。この「巨大こいのぼり」5月5日まで泳ぎ回るが、途中で大間町の「マグロのぼり」も加わるという...。
函館のサクラの開花予想は4月28日...。ゴールデンウィークが満開で見頃と賑やかになりそうだ。既にサクラの木には夜桜を演出する提灯の取り付け作業も終わり準備は整った。今年は五稜郭公園での「夜桜電飾」復活20年ということで大いに盛り上がりそう...。「夜桜電飾」は29日から毎日午後7時に明かりが灯される。
そのサクラ...。つぼみは大きく膨らみ出番を道焦がれているが、気の早いものは既に咲き始めている。サクラの幹に咲く胴吹きのソメイヨシノで、樹脂から伸びた3輪ほどが白い花びらを揺らし、いかにも春を待ちこがれていた感じ...。