JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

白熱、舟こぎ競争...ひろめ舟祭り

2010-06-12 23:22:47 | 椴法華・南茅部
 豊かな海の恵みに感謝し、豊漁を祈願する「南茅部ひろめ舟祭り」...。昨年は雨に出鼻をくじかれ午後からの参加だったが凄いお祭りのイメージが抜けず、また、「来年は舟こぎ競争の応援に来て...。」と南茅部の知人に誘われたこともあり、朝早くから車を南茅部に向けた。

     
 会場は南茅部・臼尻漁港...、函館を出るときは雲一つない快晴だったが、川汲の峠を越えると海霧が地域を覆い臼尻漁港もうっすらと霧が立ちこめている。そんなの関係ねえ...、とばかり祭りの始まる前から着飾った漁船の前でバーベキューの準備が始まっている。

                               

 
 この祭りの呼び物、「舟こぎ競争」...。木製の磯舟に6人一組でチームを作り漁港内の400m-600mのコースで行われる。今年は初心者対抗や市役所本庁・支所対抗、漁業組合支所対抗などに46チームが参加、優勝を争った。
 見た目にはたかがボート漕ぎなのだが、6人のチームワークが勝負のポイント。スタートしてもなかなか前に進まないものやとんでもない方向に向かうものなど会場の笑いを誘ったが、途中で舟同士が絡み合うシーンも...。

 
 さすがに、地元の漁師さんが出場する対抗戦は迫力満点、勇ましい掛け声と共にテンポ良く水をかき力強い動きで船を進め白熱したレースを展開、岸壁からも地域代表の参加とあってあちらこちらから「それいけ!!、がんばれ!!」の声援も飛び交う...。
 2時間余りの舟こぎ競争...、参加者は疲れの中にも心地よい汗を、岸壁から応援する方も声を張り上げ会場一体となってのイベントだった。

                              
 ところで岸壁には大漁旗や提灯などで豪華に飾られた6隻の漁船が並んでいる。この漁船は南茅部地区にある六つの漁協が用意するもので、この6隻の漁船はいわば地域の代表...。
 この着飾った6隻の漁船は「漁り火パレード」として順次港内を旋回する。ある地域の方は、「あれはおらほの地域のもんだ。この春に出来たばかりで、今日はお披露目みたいなもんで、2日かかって飾り付けをしたんだ。」と誇らしげに話してくれた。昔は、隣の船をこっそり見にいって、それより豪華にと...、競争したそうだ。そういわれれば、船を操る船長さんの舵さばきからも力強さが伝わってくる。

  
 船上で手を振るお母さんたちや子供たちの誇らしげな笑顔が印象的に映る。一家で、地域で南茅部の漁業を支えているのだろう...、このパレードを見てなにかとても頼もしく感じられた。午後は、郷土芸能の発表や歌謡ショー...、これも楽しんでいこうっと...。
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