JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

絶景の“元山”初登頂...

2013-11-01 23:15:09 | 山登り
 山登りの先輩から「今年は、あと2つ...。何時にする...。」との催促の電話。確かに「烏帽子岳」に登ってから既にひと月になる...。白いものが降り出すと山登りも堪ったもんでない。「よし!! 急ぎましょう...。」と声を掛けると、早速「今回は、遠征だ!!...。」と威勢が良い、詳しく聞くと江差町にある“元山(522m)”がターゲット...。
                                
                                      (江差町市街地から見る元山と笹山)
 “元山”は、所用で江差町へ車で走る時によく見る、風力発電の風車が立ち並ぶ奥に聳え立つ山で、これまでも「山の上から眺められたら...。」と常々思っていた。それが実現できそうとあって、空模様を気にしながら車を走らせた...。

 
 国道227号江差町市街地・いにしえ街道の入口から左折して、豊部内川から途中サダサ川に沿った道を真っ盛りの紅葉のトンネルを潜りながら約7kmほど入ったところに登山口を示す標識がある...。
                                   
 準備を整え、いざ出発!!...。「元山登山道入口」の標識を見ながら進むとすぐ階段を登り、葉が落ち始めている樹林の中に入っていく...。元山は標高522mで、登山口は約240m...、標高差280mほどだが、なにせ元山の山頂は目の前に見える...。と、いうことは急勾配...。

      
 トドマツの林の中に時折見える赤や黄色の紅葉に癒されながら、短いジグザグを繰り返しながら高度を稼ぐ...。左手には谷を挟んで元山が手招きをしてくれるが、日頃の運動不足も手伝って結構きつい...。
                                            
 緩い下り坂となったところが、笹山(611m)への縦走路への分岐...。笹山は稲荷神社が安置されている信仰の山で、ここから尾根伝いに2つのコブを越えて1.5kmほど先...。そっちには目もくれずに、山頂部が望まれる元山へ足を向ける...。

    
 ところが、ここから頂上までほぼ一直線...。ダケカンバの樹林の中をあえぎながら高度を上げ樹林帯を抜けると、遮るものがない笹斜面に変わり眺望が開けてくる...。

 
    
 登山口からゆっくり登り始めて凡そ1時間と少しで“元山”山頂に立つ....。樹木のない山頂からは360度の展望が楽しめ、「絶景かな、絶景かなあ~!!...。」と声を張り上げる。少し霞がかかっているものの、江差町の市街地と鴎島、上ノ国町から厚沢部町市街まで見渡せ、特に乙部岳の大きさに圧倒される。なにより山麓に林立する28基の風車群はここならではの眺めだ...。

                                  
 「元山頂上」の山銘板をバックに記念写真を撮り、持参のお握りにコーヒーを啜りながらの眺望に、この場を離れがたく1時間近く長居をしてしまった。武将は敵将からの攻撃を防ぐため、山の上にお城を建てたといわれるが、こうして眺望の利く山頂に立つと戦う前から天下を取った気分になったのかも知れないなあ...。

  
 そんな話をしながら、下山を始める...。登る時は足元を気にしながら必死に足を運んでいたが、改めて上から見ると「こんなところを登ってきたの...。」と思うほどの急勾配に驚く...。足指が靴の先に食い込み、使うことのない太ももに力が入り、大変だ...。それでもストックの力を借りながら何とか下山...。振り返って“元山”を眺めながら「何時かは隣の笹山の頂上にも立ちたいね...。」と言ってしまっている...。

 ちなみに、今回の“元山”登山は、登山口から標高差約280m、持参の万歩計で6,500歩、約4kmの歩行で、山頂でノンビリ休憩を取ったこともあって往復2時間30分...。


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2 コメント

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Unknown (函館)
2013-11-03 05:47:16
ご苦労様でした。
山頂に上がられ天下取りの気分を感じられ大満足ですね。

私は山登りは車で上がれる場所以外駄目です(苦笑)
ですからご自身の足で登られる方は英雄にさえ見えます。
山は見上げるものだと決めてます(爆笑)
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実は大変なんです... (mem)
2013-11-03 22:07:50
私も登山といったら車かロープウェーが主なのですが、ちょっとした事から「山歩き」が始まりました。
山歩きといっても、坂道を登るのは大変なんですが、山頂に立った時の感動は、登る時の苦しさ忘れさせるんですよ。
そんなことから、もう今回限りと思っているんですが、あの感動をもう一度だけ...、と歩き続けています。
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