学生時代の仲間との秋の登山...、当初11日の予定であったが天候不順を想定し今日に変更した。変更が幸い、絶好の登山日和。今回は函館から松前町へ走る国道228号の何処からでも良く目立つ、北斗市渡島当別にありトラピスト修道院の裏に聳える「丸山」。標高は482mだが大きなお椀型の山で独立峰のためか実際より高く見えるこの山への挑戦....。
午前9時半、修道院の裏手にある駐車場に仲間5人が集合。真っ青な空を眺めながら「日程の変更は大成功、のんびり登ろう。」とのかけ声で出発。祝日とあって登山道の途中にある「ルルドの洞窟」を見学する観光客も多い。
「ルルドの洞窟」ではアメリカの方3人とお会いした。聞くとトラピストに1週間ほど滞在しているとのことで、宣教師なのかもしれない。「ガンバッテ、ノボッテクダサイ。」と激励され、いよいよ登山道にはいる。杉木立から明かりが漏れ、とても綺麗で見とれてしまいそう.....。
丸山登山を決めたとき、「高くない山だけど、結構きついぞ。」といわれていたが、そのとおり。最初の頃は石がゴロゴロとして歩きにくく、それを過ぎると木の根が飛び出てこれがまた滑る。それにもまして急勾配の登りが続くのには閉口する。救いは、登山道がブナ林に覆われ紅葉にはまだ早いが、緑の葉が青空に映え非常に美しいことだ。何度かの小休止を重ねながら、頂上を目指した。
登山口から約1時間半ほどで頂上に到着。少し木立が邪魔をしているが、海の上に島のように浮かんでいるような函館山、その後ろに汐首岬から恵山が、また、北東方向には少し霞んでいたが駒ヶ岳と横津連峰も見渡せる。ただ、見晴らしはイマイチかな....。
少し早い昼食を済ませ記念写真を撮って下山を....、と、その時若いご夫婦が山頂に到着。「折角だから、一緒に撮りませんか?」と声を掛けると、「これも何かの縁、一緒に入らせてください。」とこのときだけ仲間になってくれた。記念になりました.....。
ところで、山頂に高さ1mほどのコンクリート製の四角柱がある。地理調査所(国土地理院?)が設置した「天測点」で調べてみると、天文測量を実施するために設けられた基準点で、三角測量で求められた位置座標を規正するためのものとのこと。全国に48ヶ所、北海道に8ヶ所あるが、最近は観測技術が向上し天測点は必要ないそうだ....。
さて、下山....。登山道を上から見下ろすと恐ろしい。「えっ!、こんなところを登ってきたの。」と声を出したくなるような急勾配。下山もまた足元を滑らせないよう緊張する。それでも、登りよりは楽だよなあ.....。
途中、展望台のある道へはいるが、ここは登山道と違って笹が覆って歩きにくい。展望台はベンチが置かれ見晴らしが良く、函館湾から津軽海峡が一望でき、そしてトラピストを眼下に見渡せる。先客の女性二人が景色に見とれベンチを立とうとしない....。以前は樹木に覆われよく見えなかったようだが、手入れがされたそうだ。そういえばルルドの洞窟で掃除をしていたおじさんが「展望台に行ってみてくださいよ。」と言ってたっけ....。
学生仲間との秋の登山、午後1時過ぎに無事登山口に到着。当初言われたとおり少しきつかったが、何故か「出来たら年内もう一度登りたいね。」と口走っている。みんなの話をまとめると「山登りは、山頂に着いたときの達成感と、下山したときの充実感。」、これが山男の心意気のようだ。来春は「大千軒岳」、その前に.....、登れるかな....。
ちなみに、今回の登山は標高差約400m、歩数は9,660歩で約6.2km.....だった。
丸山登山は、好天に恵まれ本当にイイ汗かきましたよね。我々が山頂に着いたときは息も絶え絶えの状態でしたが、お二人は「まだまだ行けるぞう!」という感じでその若さを羨ましく見てたんで~す。
また、どこかの山でお会いできればと願ってます。
そうそう、ブログも時間を見つけて覗いてみてください。
写真ありがとうございます。
天気もよく 気持ちのイイ汗をかきました。
これからも時々お邪魔します。