今年の客船の寄港は11日の「フォーレンダム」(61,214㌧)で終わったはずだが、昨日の朝、台風一過の青空の函館港に豪華客船“飛鳥Ⅱ”(50,142㌧)が突然の入港した...。
“飛鳥Ⅱ”は、博多港発着のチャータークルーズで、21日に博多港出港して新宮、東京、常陸那珂、石巻など太平洋岸を巡る9日間の旅の予定だったが、超大型の台風21号が東海地方に上陸の可能性もあるとのことから、急遽、日本海を北上する航路に変更し、函館を目指した...
函館港には、昨日の朝午前8時港町ふ頭に入港...。真っ白な船体は、2隻のタグボートに曳かれて着岸したが、何処か疲れた様子にも見える...
“飛鳥Ⅱ”は、函館港に1泊...。客船は夜間航海を続け、早朝に目的地に寄港し観光を楽しみ、夜出港すると行ったケースが多いが、今回は函館に28時間の停泊。乗客の皆さんは、紅葉真っ盛りの函館で、紅葉見物や夜景見物などノンビリと楽しみ、今日の正午に出港...
出港は、函館名物「イカ踊り」で見送りをするとの話を聞き港町ふ頭へ...。30人ほどの市民や関係者の皆さんが、「イカ踊り」でお見送り。数こそ少ないが、今年はもう踊れないと思っていただけに、元気な活きの良い踊りを披露...
“飛鳥Ⅱ”のデッキには大勢の乗客の皆さんが手拍子で盛り上げ、一緒に「イカ踊り」を楽しむ姿も...。定刻正午、大きな汽笛の音とともに岸壁を離れていく。と、デッキから、乗客の皆さんは充分函館を楽しまれたのか、デッキから声を揃えての「ありがとう!!」の大合唱...。この後、“飛鳥Ⅱ”は石巻港から高知港を経由して博多港に戻るというが、心配なのが台風22号、週末日本に接近との予報もある...。ともかく「御安航」を祈るのみ...
函館市の担当者から「memさん、これで今年は本当に終わりですから...。」と声を掛けられた。確かに今年も入港、見送りに顔を出させてもらったが、来年も通わせてもらおう...