春の訪れを知らせる花々が咲き始める...。今年は雪解けが早く、気温も例年より高いこともあってどの花も開花が早いようだ。先日、「大沼公園の“ミズバショウ”が咲き始める」との報道があり、遅れちゃいけないと車を走らせる...。
大沼には駒ヶ岳の噴火によってできた湿地であったり、水の溜まる地形が多いこともあって“ミズバショウ”には適しており、群生地が湖畔周遊道路脇に点在し、場所によって開花の時期が違うようだ。取りあえず、東大沼トルナーレ付近の群生地へ...。
大沼の幾つかの群生地の中でも、東大沼トルナーレ周辺では大型のものが多く群れの迫力に圧倒される...。純白と緑が鮮やかな花々が湿地一面に広がる光景は圧巻...。見ごろにはあと一息といった感じだが、今年は湿原の水量も多く、朝日を一杯に浴びる“ミズバショウ”姿は湖畔に春を知らせている...。
“ミズバショウ”は、サトイモ科の多年草で花弁のように見える白く大きな部分は、葉が変形した仏炎苞(ぶつえんほう)で、その中の円柱状のものが花とのこと。風が強いこともあって木々のざわめきが気になったが、そんな中に甲高い小鳥の声を聞きながら、十分に楽しませてもらった...。
(ミズバショウ) (ザゼンソウ)
ところで、“ミズバショウ”(和名:水芭蕉)の名前は、芭蕉布の材料に利用されている「バショウ」の葉に似ていることから付けられ、色は違うが同じような仏炎苞を持つ「ザゼンソウ」と同じ種類だという...。並べてみれば納得...。
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