JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“白糸の滝”まもなく大氷柱に...

2013-02-13 22:01:51 | 椴法華・南茅部
 所用で下海岸経由で鹿部町へ車を走らせる...。函館は青空から覗く日差しに力強さも感じられ、「ちょっと春めいてきたかな...。」と思わせる天気だったが、戸井の汐首岬を交わすと結構強く雪が降り出し、住民の方々が雪かきに追われている...。同じ函館なのに...、と地域の方に訪ねると「函館が雪の時、こっちは晴れていることが多いし、逆に今日のように函館が晴れている時は、こっちが雪という日が多い。これからの下海岸から南茅部は山背が吹いて湿った雪がどっさり降る時が何度かあるんだわ...。」とのこと。同じ函館なのにこんなにも違うんだ...。

 
 この時期の楽しみは、南茅部地区の南茅部・古部の獅子鼻トンネルを出たところにある「白糸の滝」...。落差20mほどあるが水量が少なく風の強い日は霧状に吹き飛ばされ、下に落ちるのではなく、上に吹き上げられるといった感じの滝...。今日はそれほど風もなく下に落ちている...。

                                
 この「白糸の滝」の楽しみというのは、凍りついて上からのつららのような氷柱と、氷筍のように下から育つ氷がくっつき大きな氷柱にならないかだ。これまでも良いところまでいくのだが、氷柱が大きくなると重さに耐えきれず途中で落下してしまい、なかなかくっつくのが難しい...。

            
 ところが、今年は寒さが厳しいこともあっていい感じで氷柱も大きく伸びているし、下からの氷筍もこれまでにないくらい育ちがいい...。残り60~70cm、いや、50~60cmまでになっている。今週は明日を乗り切るとぐっと冷え込みそうなので、今年は遂に「白糸の滝」が見事な大氷柱を見せてくれるかも...。


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“展望浴場”から日の出を眺め...

2012-04-14 21:48:50 | 椴法華・南茅部
 昨日から恵山岬にあるホテルに1泊で定年退職者を祝う宴を開催した。職場の違う5人が函館と戸井、恵山、椴法華、南茅部の4町村の合併を進める仕事で意気投合...、その後も交流を深めそれぞれが退職の際に集まりお祝いをしてきた。今回は、5人目最後の定年退職を祝う会...。

 
 「最後なんだから派手にやろう...。」と椴法華・恵山岬にあるホテルに集合。温泉に入り、ちょっと贅沢な料理を前に昔話に花を咲かせる...。初めてあった10年前と少しも変わらず、口は達者でホテルの配慮もあって気が付けば11時...、それから部屋に戻ってさらに飲み続ける...。

                            
 「恵山岬に来たんだから日の出を観たい...」と話すと、「展望浴場から、温泉に入りながら観られるんだぞう...。」と期待させる言葉が返っている。それじゃ何としても日の出前に起きないと...、ほどなくして時計を見ると日の出の時間。ホテルは三階建てで一階には大浴場があるが、三階に宿泊者だけが利用出来る展望浴場がある。もちろん100%天然温泉でヒノキの香りがする中で太平洋の海原と雄大な恵山の自然を堪能出来る...。

 ところが、男湯は南西側に位置し日の出は見えない...。やはり露天風呂から日の出を観たいと入ってきた弘前から来られた方も「女湯の方だ...、女湯に行ったら駄目だよなあ...。」と悔しがる...。慌てて部屋に戻り、日の出を...。

 
 ちょっと遅く水平線から昇る朝日は観られなかったが、それでもまずまずの日の出...。この絶景に改めて水平線から昇る朝日にチャレンジだあ...。

 ところで、この会は今回で解散?...。そのつもりでいたようだが、話が盛り上がりこのまま解散はもったいない...。と、言うことになった。次回は、それぞれが節目の年になった時お互いを励ます意味でお祝いをしよう...。結局は、飲んで話が出来ればと言うことなんだけど、何か理屈が必要と言うことのようだ。



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これは楽ちん“尾札部道路”...

2012-04-09 22:52:26 | 椴法華・南茅部
 一気に春めき、道路脇の黒ずんだ雪も何処かに消え去った...。今年は春は来ないのでは...、と心配したが早かれ遅かれどこからともなく春はやってくるんだなあ...。今週は所用で車を走らせる時間が多そうだが、月曜日からというにも少し辛い...。

 しかし、所用とあっては仕方がないが、春を感じながら走るのとなると気持ちも高ぶる...。今日は、いつもの逆で鹿部町から南茅部、恵山と下海岸を南下...、ところが途中から「雨」が降りだし最悪のドライブ...。

 

                             
 南茅部市街地を走る国道278号のバイパスとして整備中の“尾札部道路”のうち、先月末に臼尻-豊崎間3.6kmが開通し、今回初めて通らせてもらう...。鹿部町から入ると「ひろめ荘」に向かう道に入り、ほどなく左折...、直後に538mの「豊崎ひろめトンネル」がある...。ただ、国道からの案内板は見落としそう...。

 

                             
 片側1車線だがゆったりとしてS字カーブは高速道路をも感じさせられる...。現国道より30mほどの高台を走っていることもあって見晴らしは抜群、臼尻漁港や市街地も眼下に捉えることが出来る...。

 
 ほどなく走ると、昨年秋に完成した道の駅「縄文ロマン南かやべ」に到着...。道の駅のオープンにあわせて開通した安浦-臼尻間2.3kmにつながり、あわせて5.9kmのバイパスが完成した。これまでの国道は道幅の狭い市街地を走り、大型車と交差や子供の飛び出しに気遣いながらの運転を強いられてきたが、これからは楽ちんだ...。道の駅に立ち寄る回数も増えそう...。

 ところで、現在「春の全国交通安全運動」実施中とあってパトカーや警察官がやけに目に付く...。春になって道路が乾燥してくるとどうしてもアクセルを踏む足に力が入りがち、交通安全運動期間にかかわらず、スピードは控えめに安全運転を心がけよう...。



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寒風の中で“ノナ採り”...

2012-01-09 23:25:03 | 椴法華・南茅部
 何とか日の出の時間の遅い時に、水平線から昇る太陽を見たい!!...。年明けから穏やかな天気は続いているものの、肝心の明け方は太陽の昇る東の空は厚い雲に覆われる。天気予報では、戸井海岸より南茅部の方が日の出の確率が高い...。日の出は午前7時4分、明日からは2日に1分ほどづつ早くなる...、今日よりない!!と暗闇の中を南茅部に...。

 ところが、残念ながらいつもと同じで東の空は厚い雲が太陽の昇る道を遮っている...。諦めざるをえないと車に戻ると、防災行政無線から「本日午前7時30分よりノナ採りを行います。組合員は準備を...。」と流れ、近所の方にどこで見られるか訪ねると「漁港さ行けばいいべさあ...。」と教えてもらい、早速大船漁港へ...。
                   
 漁港からは朝日が雲間から覗きだし海を照らした上を、船外機を付けた磯舟が勢いよく思い思いの場所に走り出す。午前7時半、再び防災行政無線で「ただいまからノナ採りを始めます。時間は午前11時まで...。」と...。

 

                              
 前浜に目に見えるだけでも40~50隻はいるだろうか...。大きな眼鏡で海中を覗き、長い棹を自由自在に操りながらノナを採る...。1隻に2人乗り込み、一人はノナ採り、一人は梶を操る...。2人の呼吸が大切なこともあり、親子や夫婦が多いようだ。“ノナ採り”...。ノナはトゲの長いムラサキウニのことで、この地域ではノナといっている。

 
 1時間半ほどして漁港に戻る船も...。戻ってきた方に「寒くて大変でしょう...。」と声を掛けると、「寒いなんていってられねえ...。眼鏡を覗き込んでいると息で熱っくなってくるんだあ...。」とカッパを1枚脱いでいる。確かに風はそれほど強くないが、それでも刺すような冷たさを感じ、車の車外温度を見ると-5℃...。“ノナ採り”は1月一杯続けられる...。
                             
 ところで、南茅部といえばコンブ...。海には養殖コンブ施設を吊す色とりどりの浮き球がみえる。“ノナ採り”が終われば養殖コンブの間引き作業が始まる...。浮き球の間を縫うように小船が走りその準備に追われている...。


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大物狙いの“太公望”...

2011-11-03 21:51:59 | 椴法華・南茅部
 この時期故郷の川を目指しサケがやってくる...。函館近郊の河川でも来遊するサケを釣り上げようと海岸には多くの“太公望”が手ぐすねを引いているという。ただ、海水温が高いこともあって、今年は釣果は芳しくないようだ。

  
 天気も良さそう...、サケ釣りを見物に!!と、南茅部大船川河口を目指した。期待は水平線から上がる朝日をバックにサケを釣り上げる瞬間を...、しかし、水平線は薄い雲に覆われ海からの昇る朝日は絶望...。それでも、大物狙いの“太公望”は海岸に30人ほど並びさおを振っている...。

                           
 朝日は、水平線から少し上がったところで顔を出し、“太公望”たちを照らし素晴らしい光景を見せてくれる...。“太公望”たちはお構いなしにさおの先から目を離さない...。

 
 「グッグー...」と手応えを感じさおを曳く...。さおの先には50~60cmのギンピカのサケが...。さらに隣の釣り人もゲットで、なかなかの釣果...。

                            
 「今日は坊主だあ...。」と引き上げていく地元の方から、「河口に近い方が確率はいいんだけど、みんな早くていい場所がとれない...。地元ばかりでなく函館や今日は札幌ナンバーの車もあった。」などの話を聞き、今年は群れが少ないことや土、日曜日だと釣り人がさらに多くなることなどを教えてもらう...。

 
 それにしても狭いところでさおを振っているが、よく糸が絡まないものと感心し、ヒットしてから網で取り込むまでのわずかな時間の高揚感が伝わってきそう...。何となくゲームにも似ている感じ...。そんなことをいったら、“太公望”立ちに失礼かなあ...。


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国宝のある道の駅“縄文ロマン 南かやべ”...

2011-10-03 22:34:16 | 椴法華・南茅部
 昨日、大沼公園からの帰り道「ちょっと時間がありそう...、南茅部回りにしよう...。」と、大沼から鹿部町方向にハンドルを切る...。国宝・中空土偶を常設展示する「函館市縄文文化交流センター」と、これに併設される道の駅“縄文ロマン 南かやべ”が10月1日にオープン...、野次馬としては出来ることなら早いうちに...。

 
 国道278号のバイパスとして建設が進められている尾札部道路の臼尻町に建設された縄文文化交流センター...、着いたのが午後3時過ぎだったが貸し切りバスを含めて駐車場は満杯状態で驚くほどの賑わい...、早速、縄文文化交流センターに入ると入場券発券機の前に行列が出来ている....。

                           
 中はほの暗い照明で縄文文化の雰囲気を盛り上げている...。係の方の説明に耳を傾けながら周辺遺跡から発掘されたという土器や石器などの展示品を眺めていく...。説明では、南茅部の遺跡発掘はおよそ半世紀前の昭和38年に始まり、90カ所以上の遺跡から約600万点以上出土され、そのうちの約1,200点ほどがここに展示されているとのこと...。

 
 いよいよ国宝・中空土偶のある展示室へ...。暗闇の中に月の光をイメージしたという灯りに照らされ国宝・中空土偶が浮かび上がる...。高さ41.5cm、幅2.0cmの中空土偶の顔は笑っているようにも、怒っているようにも、また、泣いているようにも見え照明と相まって神秘的だ...。家内も新聞やパンフレットで何度も見ているからと入るのに躊躇していたが、「観て良かった、やっぱり本物は凄い、感動した...。」と満足したようだ...。

                            
 縄文時代に使用されたという生活道具が目の前に並べられている...、これでどんな暮らしをしていたんだろうと考えながら眺めているとロマンが感じられる。当然写真撮影はオミットと思って入ったが、フラッシュ撮影や他の見学者に迷惑のかけなければOKとのこと...、どってことはないのだが、何故か嬉しい...。
 

                               
 併設されている道の駅“縄文ロマン 南かやべ”...。あまり広くないショップスペースだが、南茅部の特産品が並べられ、立錐の余地がないほど盛況で店員さんは汗を拭きながらの対応...、栗味の「縄文ソフトクリーム」は美味しく馬鹿売れ状態...。我が家でもお祝いというわけではないが、コンブ製品を袋一杯買い込んできた...。

 
 現在は尾札部道路がこの先は工事中で通行止めだが、今年度中には豊崎町まで開通されるとのことだが、そうなるとこれまでの狭い国道を走らずにすむことだけでも助かるが、さらに時折国宝のある道の駅“縄文ロマン 南かやべ”で一息いれることが出来る...。また、楽しみが増えそうだ...。


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道の駅「縄文ロマン 南かやべ」、間もなくオープン...

2011-09-28 21:42:35 | 椴法華・南茅部
 北海道で113番目、函館では「なとわ・えさん」に続く2つ目の道の駅「縄文ロマン 南かやべ」が10月1日にオープン...。今日、所用で鹿部町へ行っての帰途、位置確認を兼ねて立ち寄ってみた。

 
 道の駅は、函館市縄文文化交流センターに併設される...。国宝・中空土偶が常設展示するこの施設は、観光都市函館の新たな「学びと観光の拠点」としての期待を集め、国内唯一“国宝のある道の駅”となる。

                          
                           (写真は南茅部・大船遺跡展示室にある国宝「中空土偶」のレプリカ)
 建物は重厚な2階建てで、一見道の駅というより博物館といった感じ...。常設展示される中空土偶は約3,500年前の縄文時代後期の墓から出土された国内最大の土偶で、平成19年(2007)に北海道初の国宝に指定されている。この他にも、出土された土器や石器など多種多様な道具類が並べられ、さらに土器や縄文ペンダントなど制作体験も出来る...。

 
 アクセスは、現在建設中の尾札部道路の南茅部支所の先にある安浦~豊崎の中間点付近で、この道路は9月30日開通されるが、ただその先は未開通のため交流センターから折り返すことになるようだ。

 10月1日はオープンセレモニーの後、記念のイベントも予定されており賑やかになりそうだ。これからは所用の道すがら立ち寄り、縄文文化に触れることも出来そう...。


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“津波注意!!”...

2011-06-23 22:37:40 | 椴法華・南茅部
 午前6時51分、岩手県沖を震源とする震度5弱の地震がおり、函館でも震度4を観測した。東日本大震災の余震と見られ、東北太平洋沿岸には津波注意報も発令されるなどテレビを見ていても緊張感が伝わってくる。

 
 早朝の地震に驚かされ、津波注意報がだされては海岸近くの住民は心配したと思う。そんな中を所用で国道278号下海岸経由で鹿部町へ車を走らせた...。国道には随所に道路管理者の函館開発建設部が設置した津波への注意換気と海抜を示す標識が設置されている...。

 これまでは余り気にとめなかったが、今朝の地震で「海岸沿いを走っているときに津波に遭ったら...。」との思いからか今日はしっかりと確認しながら走る...。
 

                            
 標識には「津波注意!! この道路は標高○mです」とあり、1~2km程の間隔で設置され、標高は概ね5~6mといったところだが、低いところは南茅部地区で3.0m、高いところは恵山地区のバイパス道路に16.3mを見つけることが出来た。ただ、走りながらなのでさらに低いところ、あるいは高いところがあったかも知れない...。

 今回の大震災のように30mともいわれる大津波に襲われた場合は対処のしようがないが、津波警報などが発令されたときには避難する一定の目安として活用できそうな気がする。ただ、避難する場所はどこが近いのか、どの程度の距離があるのかなどの情報も合わせて標識に書かれていれば...。

 もう一つ、国道を管理する開発建設部が設置したこともあってバイパスには設置されているが、旧国道にはこの標識が見当たらない。旧国道の方が標高は低いと思われるのだが...。いずれにしてもこの標識は活用されない方がいいわけだが、今日もいざの時を想定しながら防災意識の必要性を感じ車を走らせてきた...。


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老舗旅館で“手打ちそば”を満喫...

2011-06-13 23:04:46 | 椴法華・南茅部
 先日の「南茅部・ひろめ舟まつり」の会場で知人のアマチュアカメラマンから「知り合いが南茅部の旅館で手打ちのそば屋を始めたので、時間があったら寄っていって...。」と声を掛けられた。新聞に老舗旅館のそば屋という報道がされたことも承知し、興味もあって立ち寄ってきた。

                 

    
 旅館は南茅部地区豊崎町の国道278号沿いにある「二本柳旅館」...。この旅館は昭和8年(1933)に建てられ、当時は主に行商人が宿泊した老舗の旅館、食堂となっている部屋は豪華な書院造りで、ヒノキがふんだんに使われ、床柱は黒檀(こくたん)...。南茅部地区の建造物の歴史を知るうえで貴重な建物として、今年の春に函館の歴史的風土を守る会(歴風会)から保存建築物としての「歴風文化賞」に選ばれたそうだ...。

 その旅館の中にある「手打ちそば処 久蔵(きゅうぞう)」...。店主は旅館の手のすくお昼時を活用したいと、手打ちそば屋を思いつきそば打ち同好会に入門、元来のそば好きもあって上達も早く全国麺類文化地域間交流推進協議会が認定する素人そば打ち初段を取得し、この春オープンにこぎつけた。

                              
 厚沢部産のそば粉に七飯町の湧き水、つゆは南茅部産の白浜口昆布を使用し、二八そば(そば粉8割、つなぎ2割)...。もり、かけの他にセットメニューとして天丼や寿司も用意されており、地元の新鮮な魚介類がねたとなる寿司セットをお願いした。

 若い店主も出てきてくれて地域への思いなどを話してくれたが、そばの香りがほんのりと鼻を撫で、のどごしの旨さは何ともいえず...、また寄りたくなってしまいそうだ。ところで、そば打ちの段位認定は最高5段まであるそうだが、認定はあくまでも「素人そば打ち」で営業を始めたら認定の対象にならないそうだ。ちなみに店主は「そば打ちは奥深くどこまでやっても極みはないかも知れない...。」という。


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白熱!!舟こぎ競争...ひろめ舟まつり

2011-06-11 22:13:05 | 椴法華・南茅部
 豊かな海の恵みに感謝し、豊漁と海の安全に祈願する“南かやべひろめ舟まつり”...。南茅部・臼尻漁港で行われるこの祭りは、26回をを数えるという地域最大のイベントで、特に今年は「東日本大震災!がんばれ!海の友よ!」と銘打って被災地へ元気と勇気、支援をおくろうと力が入る...。

 
 昨年、一昨年と見物し、「今年はそろそろ...」と思っていたが、天気も良さそうだし、せめて勇壮な舟こぎ競争だけはと南茅部に向けて車を走らせる...。到着は9時半だったが、すでに駐車場はいっぱい...、それにもまして港内には大漁旗や提灯などで飾り付けた漁船が並び、その下では早くもイカやホッケ、エビやツブなどを網の上に乗せ宴会が始まっている...。
                           
 まつり伝統の“舟こぎ競争”...。木製の「ひろめ舟」に6人一組で乗り込み、舵取り、漕ぎ手など役割を分担し船を進め、400m~600mの距離を初心者、女性、職場、漁場対抗などに6部門に42チームが参加...。

 

                          
 勢いよくスタートするものの思ったように前に進まない舟や折り返し付近では追突して横を向いてしまうものなどもあり、会場の笑いを誘う...。また、岸壁には職場の同僚や家族らが陣取り太鼓や大漁旗で応援、特に漁場対抗では悲鳴ともとれるような大きな声援が送られる...。戸井の人気キャラクター、トーパスちゃんも拍子役で参加...。
                           
 さすがに地元の漁師さんが出場したレースは白熱!!...。統制のとれた掛け声とともに力強く進み迫力ある艪さばき見せてくれる...。

 
 午後、岸壁に係留されていた大漁旗や提灯などで豪華に飾られた6隻の漁船が港内を巡行する「漁り火パレード」...。これらの漁船は南茅部地区の六つの漁協が用意するものでいわば地域の代表...。



                                      
 「隣に負けるな!!...」とより豪華に飾り付け、それぞれが誇らしげに走り回り、舟を操る船長さんの舵さばきからも力強さが伝わってくる。各船は17~34トン級でスケソウダラ漁やマス漁などに活躍されているそうだ...。 
                            
 会場には特産品の即売が行われており飛ぶように売れていたが、そんな中で南茅部名物「浜なべ」が100円で振る舞われている。1,000食限定で昨年は食べ損ねたが、今年は間に合った...。2個200円のお握りで昼食...。「浜なべ」...、おまけだろうか、甘エビが沢山入っていて美味しかったなあ...。

 
 ここで退散...。この後、中学生による吹奏楽、郷土芸能、ひろめソーラン踊り、さらに歌謡ショウ、夜間の漁り火パレード、花火大会と続き、まつりムードを盛り上げる...。先日の大船小学校の運動会で地元の方から「運動会、ひろめまつりが終わればコンブ採りで忙しいんだあ...。」といってた言葉が耳に残っていた。「いい骨休みだよね、これから良いコンブを沢山採って...。」との思いを込めて会場をあとにした...。


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