風土が映る

2014-12-06 15:05:09 | 塾あれこれ
じっくり猫を見ていると土地の空気が見えてきます。

家猫は世界中どこへ行っても同一
彼らは自分の文化を変えようとしません。

それでもなお、風土が匂ってきますね。

岩合さんの猫番組、いや写真でも構いません。
見ていると「ああこの土地はこうなんだ、
人々はきっとこんな感じで」と思います。

暫く前のNHK、岩合さんの猫撮りは
スコットランドでした。

猫がのびのびしているんです。

もちろんどこの猫もそうなんですが
この土地ではくっきりと目立ちました。

他の地域でも、例えば台湾の人懐こさ
トルコの猫の自由さ・・

その土地の人情ならぬ「猫情」

スコットランンドは「凛」
いかにも猫には似つかわしく思われます。

人が「かくあるべし」と生きているのが
猫たちにも映るのでしょうか。

林望先生が英国の田舎道を奔る一連のエッセー、
そんな爽快さがありましたね。


「経済ってのか、大事だけどヨ
 それだけで良いのか、
 んなこたねーよな」

確かに猫にとってエサは大切
けれどそれは生きるための手段
目的になっちゃ、おしまい


翻って、この辺りの猫の存在感の薄さ
近年、希薄さがどんどん増しています。