難しい

2015-11-15 18:03:02 | 塾あれこれ
パリでの大きなテロ。
強い反応が出るのも当然です。

移民・難民を制限したら、という声が上がるのも
人情でしょう。

それらにまぎれてテロリストが入国するかも
しれませんから。

現在は、ただでさえ難民が大問題です。
文化的にも財政的にもどう受け入れるか悩みがある。

そこへ更に多くのイスラム教徒が来るとしたら。
もう強く制限してもよい、となる。

実は、ISが狙いとする一つではないでしょうか。
「ほらキリスト教徒ってやつらはね、結局ああなんだ」と。

テロが更に深刻になるかもしれません。


日本も他所事ではありません。

地球が抱える大問題です、
いまはただ欧州で火がついただけ。

日本は、ほとんど何も経験していないだけに
脆弱な反応しかできそうもないでしょ。

何か起きるまで、何もできない政・官・財界です。
あたふたと対応し本当に日本のためになるか?

イスラムとの対話が必要です。

焼けた壁画

2015-11-15 10:23:26 | 塾あれこれ
法隆寺壁画。
私が出会った絵画の中で一番でした。

焼けたままを特別に一般人に見せてくれる機会が
ありました。
いつだったですかね。
結婚して間もないころだった?

現在、寺で複製のものを見られ、それもまた結構な
出来なのですが、本物は桁が違いました。

圧倒的な迫力、手を伸ばせば触れられるほど近くから
じっくりと眺められました。

無残に焼けたことを気にする方もおられますが
それでもなお、あの迫力です。

極楽浄土は存在する、と思えました。

昔は、今より信仰心がずっとあったのでしょう。
それだからきっと美しく描けるのです。

現に見えているもの、を描くのです。
画家は、絵師は自らの存在を消し、対象に埋没します。


確実に言えることは、現在より、遥かに美しい世界が
この日本にも存在したであろうということ。

人間は長い時間を掛けて、その美しい物、事を食べ尽くし
現在の世界は奇妙なものがゴテゴテと転がるのみです。