濁音化

2013-12-13 17:42:24 | 塾あれこれ
カミサンが「三階、は何と読む」と聞いてきます。
もちろん、あんたならどちら、という意味で
ボケ具合のテストではありません。。。多分

「さんかい、さんがい、どちらもありだな。
 強いて言えば濁って(さんがい)かな」

「やはりね、年配者はそうみたい」

「なんじゃ」


階を「がい」と読むことはありますかね?他にないですね。

建物の四階はどうでしょう。
三階ほどは濁らないようです。
よんかい、よんがい、どちらもありますね。

そのうち建物の三階だけ濁音になるかもしれません。

(かい)を(がい)と濁るのは直前が「ん」だから、
発音の関係で言いやすくしたのでしょう。
(↑国語の先生はこうおっしゃる)

三本、四本(よんぼん)、も濁ります。

一辺(ぺん)、二辺(へん)、三辺(べん)、四辺(へん)
おや、この時は「ん」がついても濁音化しません。
よんべん、はないよね。

三足(ぞく)四足、ここも濁りませんか。
三杯、四杯
三敗、これはパイか

んがついても濁らないことがあるようです。

(よん)と(さん)で違うようですから
直前の「ん」だけの関係ではないかもしれません。


さん、でも濁らないこともあります。

三冊・・さんざつはないよね。
三個・・さんご??

なお数学の図形証明では、さきの三辺を「さんぺん」と
言います、いろいろありますね。

結局、ある一定程度の傾向はあるとしても
一つ一つ、この場合はこう、と覚えるのが
早そうです。

みんな母国語を覚えるのはそうするのですから。

あとは「ヒマな学者」が理屈をこねれば。
それがショーバイですから。


国語の先生が授業で文法的な説明をされます。

あれ、もっと簡単にならないですかねえ。

それよりも、論理、描写、修辞、語彙、言語史など
大切なことは沢山あります。

私の日本語もダメですが、今の若い人のはもっと深刻で
新しいクレオールが出来つつあり(おおげさかな)
出来の良い日本語はもう望めないかもしれません。

TPPだの英語授業強化だの、アメリカの子分化が
進む中、国の力ともなる言語がおろそかでは
将来が暗くなります。

・・・三階から話が跳びましたね。