『酒飯増亭』再訪

2013-09-23 10:24:26 | 食べる
8月終りに初めて訪れ、ブログに書きました。

今回は2回目です。
「鱧と栗」のコース。

期待にたがわぬ出来でしたね。

口取は鱧寿司と秋刀魚寿司
「秋じゃ~」

吸い物、鱧栗たっぷりで吸い物なんて。
昆布を良く利かせた汁にはうすいトロ味

特に感心したのが栗の白和え
どの料理も大変に美味しく頂きましたが
これが最高でした。
酒に合います。

渋皮を付けたまま塩味で煮てあります。
和え衣も基本は塩味ですがクリーミー
白みそだけではない工夫がありそうです。

私なら裏ごし栗も加え、チーズを少々

他の具材も、当然ですが丁寧な下処理
蒟蒻はそれだけで酒が飲めるし・・
柿の甘味もこれがまた日本酒に合うのだ。

焼きもの、揚げもの、煮もの、栗ご飯、漬物・・

出てくる全ての料理が一からすべて
ご夫婦の下処理から始まっているようです。
ある程度出来たものを仕入れることはナシ!
栗も自分たちで採って。

いわゆる和食のコースとは違う世界ですが
完全に酒飯増亭ワールドに浸れました。

ヘンな譬えでお叱りを受けそうですが
全てを一人でやってる個人塾の仕事に似ています。

いくらでも手抜きできるだろうに
それが出来ないんですよね。

その代わりに隅から隅まで一つの世界観に貫かれます。


ボリュームも満点です。

阿波の発酵茶「神田茶」も初めて頂きました。

酒は竹鶴、燗で。


何よりも笑顔のホスピタリティが最高です。