随分と大きなタイトルで恐縮です。
EU発の世界恐慌は、より現実的になってきています。
地球の気候変動も、気象学者には大勢の方が今までのワクから
外れるほどの異常にはなっていないと言われますが、どうかな。
年々、気候の極端さが目立つように思います。
○
今はトウモロコシと大豆がニュースになっていますね。
世界のトウモロコシ生産量の4割(輸出の5割)を占めるアメリカが
異常気象で干ばつ。
最近のニュースでしばしば報じられています。
世界の食糧事情に大きな影響が出そうですね。
日本では大豆ほど心配していない人も多いのでしょうか、
まださほど深刻に言われていないようです。
投機マネーがどれほどの影響を与え、世界の採れ高がどうか
まだ分からない面も残っているのでしょうが、
大幅な値上がりは避けられないところでしょう。
中国、インド、ブラジル、インドネシアなど人口が多い国が
経済力をつけていますので、値上がりが大きくなる筈です。
それにEU発の経済不安が拍車をかけます。
お金持ちはまだよいのです。
貧しい国の国民や、経済先進国でも貧困層が深刻な
影響を受けます。
もしかすると2008年の小麦高騰のとき以上の問題に
なるような気がします。
○
ドイツSCHNITTSTELLE FILM制作(2010年)のドキュメンタリ
『食品廃棄物は減らせるか』は啓蒙的な作品でした。
コンパクトにまとめてありますが指摘は鋭いものです。
国連の機関の「世界の食料の半分以上が廃棄されている」
という推計の、実際を掘り下げているのです。
欧米の取材で日本とは事情が違う処もあるかもしれませんが
おおむねはわが国も同じ傾向にあると思います。
そんなにバカな現実があるのか、と改めて驚きます。
食糧安保にも関係するのに。
○
番組では、なぜ一軒のスーパーに100種以上のヨーグルトが
並ぶのか、という切り口から始まります。
しかも多くのヨーグルトが賞味期限以前に廃棄されているのです。
売り上げの見込みが少ない物は商品棚から外され→廃棄。
中には賞味期限より2週間も早いものまで含まれます。
売れ残りになる恐れがあれば、それらは売れそうなものと交換
されるので、まだまだ食べられるものが、ゴミになるのです。
スーパーとしては「品ぞろえの向上」「他店との競争」などで
生き残りをかけているのでしょう。
また食品会社では「品質向上のため賞味期限の短期化」という
ことも始めているようです。
ゴミが増える方向ですね。
ウィーンのスーパーでは1店舗で1日45kgものまだ食べられる
ゴミが出ているそうです。(学者の調査)
最終的には廃棄の行きすぎを良しとしている一般人にも
大きな責任がありますが、報道などがないと気付きにくいですよね。
消費期限と賞味期限を混同している人も多く
賞味期限が過ぎればすぐ捨てる、というご家庭も多いとか。
ヨーロッパですらそうなんですねえ。
賞味期限はゴミを捨てる言い訳になっている、と番組で
言っていました。
○
畑で収穫するジャガイモの5割はその場で廃棄されている
これも驚く話です。
ビジネスが優先し、見た目、商品にならないもの
消費者が買いそうもない物、これらは市場へ運ばないのです。
○
消費国の市場に届いたのちもヒドイのですが
すみません時間切れ。
明日続けます。
EU発の世界恐慌は、より現実的になってきています。
地球の気候変動も、気象学者には大勢の方が今までのワクから
外れるほどの異常にはなっていないと言われますが、どうかな。
年々、気候の極端さが目立つように思います。
○
今はトウモロコシと大豆がニュースになっていますね。
世界のトウモロコシ生産量の4割(輸出の5割)を占めるアメリカが
異常気象で干ばつ。
最近のニュースでしばしば報じられています。
世界の食糧事情に大きな影響が出そうですね。
日本では大豆ほど心配していない人も多いのでしょうか、
まださほど深刻に言われていないようです。
投機マネーがどれほどの影響を与え、世界の採れ高がどうか
まだ分からない面も残っているのでしょうが、
大幅な値上がりは避けられないところでしょう。
中国、インド、ブラジル、インドネシアなど人口が多い国が
経済力をつけていますので、値上がりが大きくなる筈です。
それにEU発の経済不安が拍車をかけます。
お金持ちはまだよいのです。
貧しい国の国民や、経済先進国でも貧困層が深刻な
影響を受けます。
もしかすると2008年の小麦高騰のとき以上の問題に
なるような気がします。
○
ドイツSCHNITTSTELLE FILM制作(2010年)のドキュメンタリ
『食品廃棄物は減らせるか』は啓蒙的な作品でした。
コンパクトにまとめてありますが指摘は鋭いものです。
国連の機関の「世界の食料の半分以上が廃棄されている」
という推計の、実際を掘り下げているのです。
欧米の取材で日本とは事情が違う処もあるかもしれませんが
おおむねはわが国も同じ傾向にあると思います。
そんなにバカな現実があるのか、と改めて驚きます。
食糧安保にも関係するのに。
○
番組では、なぜ一軒のスーパーに100種以上のヨーグルトが
並ぶのか、という切り口から始まります。
しかも多くのヨーグルトが賞味期限以前に廃棄されているのです。
売り上げの見込みが少ない物は商品棚から外され→廃棄。
中には賞味期限より2週間も早いものまで含まれます。
売れ残りになる恐れがあれば、それらは売れそうなものと交換
されるので、まだまだ食べられるものが、ゴミになるのです。
スーパーとしては「品ぞろえの向上」「他店との競争」などで
生き残りをかけているのでしょう。
また食品会社では「品質向上のため賞味期限の短期化」という
ことも始めているようです。
ゴミが増える方向ですね。
ウィーンのスーパーでは1店舗で1日45kgものまだ食べられる
ゴミが出ているそうです。(学者の調査)
最終的には廃棄の行きすぎを良しとしている一般人にも
大きな責任がありますが、報道などがないと気付きにくいですよね。
消費期限と賞味期限を混同している人も多く
賞味期限が過ぎればすぐ捨てる、というご家庭も多いとか。
ヨーロッパですらそうなんですねえ。
賞味期限はゴミを捨てる言い訳になっている、と番組で
言っていました。
○
畑で収穫するジャガイモの5割はその場で廃棄されている
これも驚く話です。
ビジネスが優先し、見た目、商品にならないもの
消費者が買いそうもない物、これらは市場へ運ばないのです。
○
消費国の市場に届いたのちもヒドイのですが
すみません時間切れ。
明日続けます。