4月に始まったTV新番組です。
第一回は台湾の先住民族の歌声
第二回がフィリピンの歌手、グレース・ノノ
第二回の方はビデオの途中まで見ています。
ノノさんの声は、の太く、高音も伸び、素晴らしい。
この方も民族音楽をもとにして活動されています。
個人的な音楽、歌声も素晴らしいのですが
長い歴史を持つであろう民族音楽の力も感じられます。
沖縄、フィリピン、インドネシアなど多彩な民族音楽が
溢れていたのですね。
深いところで共通するものも感じられます。
○
今は差別の語感があるとして使えない高砂族という
名称を、少し前まではNHKでも使っていました。
台湾、先住民の総称としてね。
大陸から漢族などが押し寄せてきて、高い山の上に
押し込められてしまったのです。
その経緯を逆手にとろうとしたのが旧日本軍だったわけ。
摩擦も多かったようです。
ま、それは話がズレますので音楽に戻しましょう。
著名な音楽学者、小泉文夫さんがNHKのラジオで
レギュラーを持っておられました。
学生のころよく聴いたものです。
民族音楽の深い造詣とフィールドワークの多彩さが
柔らかい語り口に滲む名番組で、私の民族音楽好きを
決定づけました。
そこで初めて「高砂族」の歌声を聞いた時の感動は
今でも忘れられません。
↑こんな平凡な表現しかできないほど強いインパクトが
ありました。
確か山ごとに様々な部族が住み分け、音楽も随分と
趣が違うものをそれぞれ育んでいるのです。
地声でハモる部族が多いようです。
あえて言えばブルガリアンボイス、こちらも地声で
ハモりますが、高砂族の声は空に吸い込まれるようで
神々との交流を強く感じさせます。
○
小泉先生監修の『世界の民族音楽』。
LPで50枚組でしたか、無理して買ったけど
亡母の家に置いたままになってしまいました。
現在、学校の音楽教育が昔の西洋音楽一辺倒から
邦楽などへの目配りも増えてきていますが
小泉先生の力も大きかったようですね。
残念ながら若くして亡くなられました。
急なニュースに驚いたのを覚えています。
○
古くはシャンソンの葦原英了さんとか、
日本民謡の竹内勉、その師匠=町田佳声などなど
NHKラジオで楽しみながら知識も増やせました。
あのころはラジオ番組のレベルが今より高かったかな。
今は研究家も多いと思うのですが番組にならないようで・・
何故なのか?
○
申し訳ないながら、AMAZINGの番組進行トークは
早送りします。
初めて聞く若い人向けの説明のようですから。
それにしても久しぶりに台湾先住民の歌声をたっぷりと
聴くことができました。
こんな番組が増えるとよいですね。
フランスなどに比べ日本は民族音楽に冷たかったような
気がします。
奄美の唄に脚光が当たってきたように、沢山ある宝物に
目が向くような番組が一つでも多く欲しいものです。
NHKは民放では出来ないディープなところまでヨロシク。
第一回は台湾の先住民族の歌声
第二回がフィリピンの歌手、グレース・ノノ
第二回の方はビデオの途中まで見ています。
ノノさんの声は、の太く、高音も伸び、素晴らしい。
この方も民族音楽をもとにして活動されています。
個人的な音楽、歌声も素晴らしいのですが
長い歴史を持つであろう民族音楽の力も感じられます。
沖縄、フィリピン、インドネシアなど多彩な民族音楽が
溢れていたのですね。
深いところで共通するものも感じられます。
○
今は差別の語感があるとして使えない高砂族という
名称を、少し前まではNHKでも使っていました。
台湾、先住民の総称としてね。
大陸から漢族などが押し寄せてきて、高い山の上に
押し込められてしまったのです。
その経緯を逆手にとろうとしたのが旧日本軍だったわけ。
摩擦も多かったようです。
ま、それは話がズレますので音楽に戻しましょう。
著名な音楽学者、小泉文夫さんがNHKのラジオで
レギュラーを持っておられました。
学生のころよく聴いたものです。
民族音楽の深い造詣とフィールドワークの多彩さが
柔らかい語り口に滲む名番組で、私の民族音楽好きを
決定づけました。
そこで初めて「高砂族」の歌声を聞いた時の感動は
今でも忘れられません。
↑こんな平凡な表現しかできないほど強いインパクトが
ありました。
確か山ごとに様々な部族が住み分け、音楽も随分と
趣が違うものをそれぞれ育んでいるのです。
地声でハモる部族が多いようです。
あえて言えばブルガリアンボイス、こちらも地声で
ハモりますが、高砂族の声は空に吸い込まれるようで
神々との交流を強く感じさせます。
○
小泉先生監修の『世界の民族音楽』。
LPで50枚組でしたか、無理して買ったけど
亡母の家に置いたままになってしまいました。
現在、学校の音楽教育が昔の西洋音楽一辺倒から
邦楽などへの目配りも増えてきていますが
小泉先生の力も大きかったようですね。
残念ながら若くして亡くなられました。
急なニュースに驚いたのを覚えています。
○
古くはシャンソンの葦原英了さんとか、
日本民謡の竹内勉、その師匠=町田佳声などなど
NHKラジオで楽しみながら知識も増やせました。
あのころはラジオ番組のレベルが今より高かったかな。
今は研究家も多いと思うのですが番組にならないようで・・
何故なのか?
○
申し訳ないながら、AMAZINGの番組進行トークは
早送りします。
初めて聞く若い人向けの説明のようですから。
それにしても久しぶりに台湾先住民の歌声をたっぷりと
聴くことができました。
こんな番組が増えるとよいですね。
フランスなどに比べ日本は民族音楽に冷たかったような
気がします。
奄美の唄に脚光が当たってきたように、沢山ある宝物に
目が向くような番組が一つでも多く欲しいものです。
NHKは民放では出来ないディープなところまでヨロシク。