4月しんどい

2011-04-19 11:32:52 | 塾あれこれ
バイオリズムか何か知らないけど
誕生月というのも体調が良くないものですね。

よく「入試が終わって一息つくでしょう」と言われますが
気が抜けるということもあるかも知れません。

純粋に受験請負と割りきった塾は逆に「さあ次」と
なるようで、何だか元気が・・という空気は
受験請負だけではないぞ、という塾に発生し易いかな?

受験請負ということだけを考えれば
その時点で持っている力と志望校との関係で、可能性が
大きい生徒も小さい生徒もいます。
楽でしょう、と言われそうな場合もあるかもしれません。

でも、その一人の生徒にとってみれば一大事ですから
楽なんて認識は本来おかしいのです。
(たまには気楽なご当人もおられないではない・・)
塾が商売的にみているならば、計算できて「楽」なのは
アリといえそうです。

逆に小さな処では万が一のことがないように
相当に緊張するはずです。
通りそうな生徒の結果が出ないんじゃタイヘンですよね。

大きな塾では生徒の数でカバーができるのです。
ほぼ一定の割合では通りますので。
5割→1割なんてことはありません。

一人、二人しかいない塾なら、ALL OR ・・・

第一、それぞれの生徒はかけがえのない存在です。
塾の側もみんなに向かい同じように力を注いでいる筈。
区別をつけるような余裕がないというのが正しいかな?

パフォーマーが良く知った客の前で演じるのと
なじみがない人たちの前で演じるのと
力の入れ方に違いがないのと似ています。
いつも全力投球。

父母から見てどのお子さんも等しく可愛い。
小さな塾を長く続けてくると一人の重みを若い頃よりも
ずっと強く感じられます。

沢山の生徒を見る気力は持てなくなりますね。
重たい・・

進学塾が一人ひとりを見ていないということではありません。
私も若いころは大勢を見ていたつもりです。

でもいまは少しの受験生で十分です。
そんなに多くの責任を持てるものじゃありません。

先日、教材会社からご案内があり、一人で80人も
という塾があるとお伺いしました。
少なくとも私にはもうそんなのはシンドイ。
(その塾への悪口じゃありません)


4月は、新しい人にお出で頂いて忙しい時でもあります。

また、小さな処は今年は生徒が集まるかという不安も
つのる時期です。

塾が一息つく気分になるのは梅雨どきですかねえ。


『花蘇芳 待ちかねて咲く 村の門』

『ひとひらの花を載せたり爺散歩』