こ~ん

2008-08-25 14:29:35 | 塾あれこれ
NHK料理番組でトウモロコシがテーマの回
著名な先生が煮物を作られました。

和風出汁に醤油味でジャガイモとコーンをじっくりと
煮るのです。
悪くありませんね。

カミサンと宇野重吉のジャガ煮に似ているね、と
話をしました。
彼のはジャガイモだけひたすら煮るのです。
これが美味いんですよね。

さてクダンの先生「煮えたらここで,,
私も、ここで、ピンと来ました、

だれでも発想するでしょう、そう、バターを投入。
不味くはないでしょう。
いや美味しいでしょう。
しかし安易です。

極端なことを言うと何でもバターを入れれば美味しく
出来上がります。
一時期日本で何でも最後に化学調味料というのと
似ています。

いつでもバターやオリーブ油を入れていると
そちらに頼ってしまいます。
その上肥満を招きやすい。

ぎりぎり安易なことをしないのが先生ではないか?
辻静雄さんは料理は引き算と言われましたよね。


勉学も引き算。

困っている姿を見るとすぐバター!が今の教育。
これでは肥満児ができます。
何でもバターを入れるとお手軽ですし
食べる方も喜びます。

繰り返しますがそれは安易です。

一時的に双方ともが満足するのですが。

ゆとり教育の時代、生徒がいかに興味をもつか
面白がるか、ばかりを追いました。
成果もあります。

中位以下の依存体質を量産してしまった面もあります。
教育問題としてあまり深刻に捉えられていないようです。

肥満のおそれを抱きながらバターを与え続ける先生が
まだまだ多いように思いますが、どうでしょう。