個別か集団か

2007-03-01 22:20:39 | 塾あれこれ

気を変えて品のない話はなるべくしないつもりです。

「理想の形式」などはありませんから
個別であろうと集団授業であろうとそれぞれに
長短はあります。

個別対応と個別指導と、など細かい話はいずれすると
しまして
個別でも良い個別悪い個別があり集団でも同様だ
などという話になると思います。


私が個別を選んだのは、子供と向き合うときに最も
細かい対応が可能であると考えたからです。
(他にも理由はありますけれども)

恥ずかしながら失敗もありますが、よりやりやすい
形式であるとは考えております。

もちろん個別でもアヤシイところはありそうです。
教室に細かいパーティションを施し、生徒を並ばせる
光景など鶏舎か牛舎のように見えて仕方ありません。
センセイを当てがうだけで個別といえるかなあ?

集団授業がメインであるが、頼まれるなどして個別も
やっているという塾があります。
担当する先生に任せきりでは?
「分らないところを対応してやってくれ。
 誰か手隙のモノを・・」
塾としてどうする、がないのです。
経営者は責任あるコミットメントが求められるのに。

では小さければよいか?
残念ながら必ずしもそうといえないこともありそうで
立派なところも多いでしょうが、逆に甘やかし放題で
わーわーと「元気の良い」だけの「個別」もある・・

個別は甘やかすのにも都合の良い形態なのです。

生徒にしっかりやらせない個別もありますがこれは論外。
そうではなくて一生懸命でも、結果、甘くなってしま
うのです。

生徒は各自てんでに先生の助けを求めつづけ
教員はオオワラワで対応し分ってもらい
お互いに満足感は充分あります。

現代日本を象徴するような、大人が子供を
甘やかしていることに気付いていないのです。

子供に罪はありません。

マジメしかとりえがない「好い人」
もしくは「自分の為に子供はどうなってもよい」
と思っているのではないかという先生。
塾でも学校でも多いのでは?
誰しも嫌われたくはないですから。


集団の形式でも、もちろん子供を一人一人把握し
授業を進めることもできます。
「商売に走る個別」よりはよほど立派ですよね。

ただし、力量や経験が必要になります。

私はお勤め時代は最後まで満足が行く充分な
対応ができませんでした。

高い給料もらってたクセに。
                3.1