MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

2023年10月新ドラマ

2023-09-06 13:56:50 | テレビ番組

史上最高に暑かった2023年の夏もようやく終わりいよいよ秋到来である。

Cov-19 パンデミックは爆発的ではないものの依然くすぶっている状況だ。

これから気温が下がってくればさらにインフルエンザの流行が心配になる。

 

さて2023年7月クールドラマを振り返る。

世帯視聴率を以下に示すが、前クールに続いて TBS 日9 の一人勝ち状態。

一方、テレ朝は飛び抜けたドラマこそなかったが、安定した数字が獲れている。

しかし、あとのドラマはかなり厳しく、特にフジ系は不評の月9以下、4本とも下位に沈んでしまった。

ただ、個人的一推しドラマとしては『転職の魔王様』を挙げたい。

これまで成田凌はあまり好きな俳優ではなかったのだが、

本ドラマのキャラクターはうまく演じられていたように思う。

2クール連続で小芝風花出演ドラマを推しにしたのは私情を挟みすぎですかね?

 

『あなたの人生、このままでいいんですか?』(カンテレ『転職の魔王様』より)

 

『そのためなら私は何でもします』(日テレ『最高の教師~1年後、私は生徒に■された』より)

 

 

7月クールの各ドラマの視聴率を以下に記載する。

(数字はビデオリサーチ調べ・関東地区の世帯視聴率、〇数字は順位)

月9フジ『真夏のシンデレラ』(全11話、平均 5.60)          

月10フジ『転職の魔王様』(全11話、平均 5.05)          ⑩  

火9テレ朝『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(全9話、平均 8.03)    

火10 TBS『18/40 ふたりなら夢も恋も』(全10話、平均 6.38)           

水9テレ朝『刑事7人season9』(全9話、平均 9.81)                

水10日テレ『こっち向いてよ向井くん』(全10話、平均 4.98)           ⑪

水10フジ『ばらかもん』(全11話、平均 4.95)                        

木9テレ朝『ハヤブサ消防団』(全9話、平均 9.28)                    

木10フジ『この素晴らしき世界』(全9話、平均 3.88)                

金10 TBS『トリリオンゲーム』(全10話、平均 5.52)                   

土10日テレ『最高の教師 1年後、私は教師に■された』全10話、平均 5.86) 

日9 TBS『VIVANT』(全10話、平均 14.26)                            

日10時半 日テレ『CODE―願いの代償―』(全10話、平均 5.14)    

 

 

それでは、今年の秋ドラマを一通りチェック(随時更新します)。

 

 

フジ月9 10/9 ~ 『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』 二宮和也(主演)、中谷美紀(主演)、大沢たかお(主演)、松本若菜、中川大志、中村アン、福本莉子、小手伸也、加藤諒、大水洋介、江口洋介、他

人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。徳永友一によるオリジナル脚本ドラマ。主人公は3人、別々の人生を歩んできた全く関わりのない男女。逃亡犯、報道キャスター、そして孤高のシェフである。ドラマではその1日の中で3人の物語が同時並行で進行していくが次第に運命の交錯へと導かれていく。舞台は 12月24日午前0時の横浜。聖夜の訪れに人々は浮き足立ち、真夜中にもかかわらず、街は喧騒の真っただ中。鳴り響くクリスマスソング、恋人たちが集う巨大なクリスマスツリー、そしてライトアップされた赤レンガ倉庫。そんなきらびやかな光の陰に隠れるように横浜で銃殺事件が発生。容疑をかけられたのは二宮和也演じる記憶喪失の男・勝呂寺誠司(すぐろじせいじ)。目を覚ますと目の前に頭部を撃たれた死体が横たわっていたのだが、彼にはこの男を殺した記憶はない。不安と恐怖に襲われるが、現場に落ちていたスマホから『早く逃げろ!』と男の声が。パトカーのサイレン音が迫る中、逃亡することとなった誠司は、失われた記憶をたどりながら事件の糸口を探っていくが、一方、薄れゆく記憶の中には大切な人との約束があった…。時を同じくしてクリスマスディナーの準備に追われていたのは大沢たかお演じる頑固な孤高のシェフ・立葵時生(たちあおいときお)。彼がシェフを務めるのは横浜・関内界隈で愛される三代続く老舗レストラン、初代の頃から80年受け継がれてきた秘伝のソースを求めて遠方から足を運ぶファンも少なくなかった。妻を亡くして以来、『もう二度と誰も愛することはないだろう』と孤独な人生を歩んできたが、一度だけ、一瞬の恋に落ちたことがあった。それでも脇目を振らず仕事に打ち込んできた時生。この日もクリスマスイブの予約は満席で朝から仕込み作業に追われていたが、突然店に見知らぬ男が侵入してくる…。また同じ時刻、事件現場に直行したのは中谷美紀演じる地方テレビ局『横浜テレビ』の報道キャスター・倉内桔梗(くらうちききょう)。理想の報道を追求し続け、自らの企画で立ち上げた報道番組『日曜NEWS11』を5年間キャスターとして背負ってきた。しかし、突如番組の打ち切りを告げられ、料理番組への異動を言い渡されてしまう。恋を捨て、プライベートを捨て、仕事に生きてきた彼女に突きつけられた残酷な現実。非情な通達に納得できないでいたが、腹をくくり“最後の事件”を追うことに。独身を貫いてきた彼女もまた、心の中に忘れられない人がいた…。これら3人の物語が同時並行で進められるが、無関係に見えるそれぞれの人生が交錯し、聖夜のエンディングへと向かっていく。クリスマスイブ“24”てな感じのドラマ?

 

 

フジ(関西テレビ)月10 10/16 ~ 『トクメイ! 警視庁特別会計係』 橋本環奈(主演)、佐藤二朗、松本まりか、JP、徳重聡、沢村一樹、他

荒木哉仁、皐月彩の脚本によるオリジナルドラマ。警察組織の経費削減のため本庁から派遣された特別会計係の女性警察官が、所轄のクセの強い刑事たちと時にぶつかり合い、時に協力して、次々と起こる事件を解決へと導く警察エンターテインメント。緊縮財政を強いられた警察組織は、かねてより警視庁のお荷物所轄と呼ばれてきた万町署で、捜査費などにメスを入れる“経費削減”テストを行うことを決定。そんな経費削減の“特別命令(トクメイ)”を背負って本庁から派遣されたのが橋本環奈演じる特別会計係の女性警察官・一円(はじめまどか)。そこで待ち受けていたのは無駄な器物破損やいかがわしい情報屋との交流、使途不明な経費などがまかり通ってきた所轄署のひと癖もふた癖もある個性豊かな刑事たちだった。『捜査に金は必要だ!』と話す刑事たち激突することになる。数字にめっぽう強く、1円のズレも見逃さない“几帳面さ”と周囲を巻き込む“凶運”を持ち合わせた円は、刑事の捜査費を監督し経費削減案を提案することで現場の刑事たちを振り回してゆく。刑事ドラマ好きの祖母に育てられた影響で刑事に憧れを抱いており、刑事たちの仕事や考え方に興味を持っているが、口うるさく『経費削減!』を唱えるため現場の刑事たちからは煙たがられてしまう。彼女が警察官になった理由は、もちろん憧れの刑事になりたかったから。しかし、生まれながらに極度に運が悪く、周りをトラブルに巻き込む“凶運”のせいで『疫病神』と呼ばれ、刑事課への配属はかなわず内勤となっていた。そんな彼女だったが、遭遇する事件を『お金』という角度で捉え、現場の刑事たちには気付くことのできない違和感や手がかりを察知することで、独特な方法で事件を解決に導いていく。円とバディを組むことになる万町署刑事課強行犯係係長・湯川哲郎を沢村一樹、同署の金庫番を務める警務課長・須賀安吾を佐藤二朗が演じる。これまでとは異なる視点からの警察ドラマ。

 

 

テレ朝火9 10/10 ~ 『家政夫のミタゾノ』 松岡昌宏(主演)、伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、余貴美子、平田敦子、桜田ひより、しゅはまはるみ、他

女装した大柄な家政夫・三田園薫(松岡昌宏)が派遣先の家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく“覗き見”ヒューマンドラマ。2016年10月から続くシリーズ。今回第6シリーズにしてついにゴールデン帯に登場。主人公は、家事のスキルは完璧、でも無表情で何を考えているのかわからない上、なぜか女装しているという謎多き“最強の家政夫”三田園。『むすび家政婦紹介所』に所属、同所長の結頼子(余貴美子)、所属する家政婦の村田光(伊野尾慧)、阿部真理亜(平田敦子)、式根志摩(しゅはまはるみ)らは前シリーズから引き続き登場するが、今シリーズから新たな家政婦が加わる予定である。

 

 

TBS 火10 10/17 ~ 『マイ・セカンド・アオハル』 広瀬アリス(主演)、道枝駿佑(なにわ男子)、伊原六花、飯沼愛、水沢林太郎、箭内夢菜、濱尾ノリタカ、イモトアヤコ、他

北川亜矢子によるオリジナル脚本ドラマ。“学び直し”を決意したどん底OLが大学生となり、恋に、勉強に、夢に奮闘するセカンド・アオハル・ラブコメディ。広瀬アリス演じる主人公・白玉佐弥子(しらたまさやこ)は、昔から絶妙に『運』と『間』が悪く、学歴もお金もない社会人。建築について学びたいと大学受験に挑むも失敗。以来、抱き続けてきた『こんなはずじゃなかった』という想いを胸にしまい、このまま低空飛行な人生を送っていくのか・・・と覚悟した矢先、想像以上にどん底の30歳を迎えてしまう。そんなとき、佐弥子はひょんなことから大学生の小笠原拓(道枝駿佑)と出会う。佐弥子が『あのとき大学に行けていれば、今とは違った人生があったのに』と胸の内を打ち明けると、拓は『今からでも遅くないんじゃない? なればいいじゃん、大学生』と言い放つ。一度は諦めた“建築デザイナー”の夢。拓のこの一言がきっかけで佐弥子はその夢を掴む第一歩として学び直しを決意、かつて行きたかった大学の入学を目指す。猛勉強の末、晴れて合格した佐弥子が同じ建築学科の“年下の先輩”として出会ったのは、あのとき自分の背中を押してくれた拓だった・・・。運命の再会を果たした二人の関係は年の差の“友情”にとどまるのか、それとも究極の “恋”へと発展していくのか?30歳の大学生が傷も過去も全部ひっくるめて新たな夢を見る姿を通して人生を楽しむことを諦めないというメッセージが描かれる。

 

 

テレ朝水9 8/16 ~ 『科捜研の女 season 23』 沢口靖子(主演)、内藤剛志、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、斉藤暁、山本ひかる、石井一彰、西田健、金田明夫、他

変則的に8月16日からスタート。1999年に初回放映開始、今回でシーズン23となり25年目に突入の超長寿ドラマ(相棒より長い!)。さすがの沢口靖子女史も御年58歳となられ、それなりにお歳を召されたようにはお見受けする。これまでは木曜20 時枠が定位置だったが、前シーズンは火曜 21時、そして今シーズンは水曜 21時で放映中である。本ドラマについては特にコメントすることはない。

 

 

テレ朝水9 10/18 ~ 『相棒 season 22』 水谷豊(主演)、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二、他

水谷豊主演の人気刑事ドラマシリーズの最新シーズン。前作で、初代相棒・亀山薫(寺脇康文)が“五代目”として復帰。約14年ぶりのコンビ復活だが、やはりこの二人が一番しっくりいく感じである。

 

 

日テレ水10 10/18 ~ 『コタツがない家』 小池栄子(主演)、吉岡秀隆、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、小林薫、他

金子茂樹によるオリジナル脚本ドラマ。やり手の女社長が3人のダメ男家族を抱えて奮闘するホーム・コメディ。小池栄子扮する深堀万里江は、上司・部下問わずみんなから頼りにされ『彼女に頼めば離婚しない』という伝説のやり手ウェディングプランナーにして会社社長。若い頃から恋に仕事に全力投球、欲しいものはすべて手に入れたはずだった。しかし気付けば夫・息子・父の 3人のダメ男たちを養う羽目に。廃業寸前の売れない漫画家の夫・深堀悠作(吉岡秀隆)、アイドルを夢見るもオーディションで脱落し人間不信になってしまった息子・深堀順基(作間龍斗)、さらに熟年離婚を言い渡され一人になったため万里江が引き取った父親・山神達男(小林薫)である。『よくもまあ毎日トラブルを起こせるもんだ』と3人のダメ男たちとの日々にてんやわんやな万里江。が、時にはその温もりに涙しそうになりながら新しい家族の形を探していく。どんな苦難も持ち前の前向きさで立ち向かい、たとえ男たちが100の大きな失敗をしても小さじ一杯の成長で感動し、小さじ一杯の優しさで涙が溢れ、そのたびに心の中で高らかに宣言する。『私が食わせる心配するな』と。最近にはめずらしい心温まるホーム・ドラマ?

 

 

フジ水10 9/27 ~ 『パリピ孔明』 向井理(主演)、上白石萌歌、菅原小春、宮世琉弥、八木莉可子、関口メンディー、森山未來、ディーン・フジオカ、他

現代の日本へ若かりし姿で転生した中国三国時代の名軍師・諸葛孔明が、出会った歌姫の歌声に惚れ、彼女の夢をかなえるため、軍司(マネージャー)として成功に向けて全力でサポートしていくSF 青春音楽コメディ。原作は『ヤングマガジン』(講談社)にて現在も連載中のコミック『パリピ孔明』(原作:四葉夕ト・作画:小川亮)。向井理演じる主人公の諸葛孔明は「魏」「呉」「蜀」という三つの国が天下の覇権争いをしていた三国時代に、「蜀」に仕えた“天才軍師”。魔法のような作戦を考えては、次々と敵を倒し、戦で数多くの功績を残してきた。西暦234年、戦いのさなか孔明は病で倒れてしまい息を引き取る。しかし、病死したはずの孔明が、なぜか現代の日本へと転生、ハロウィーンでにぎわう夜の渋谷に降り立つ。そこでゾンビや吸血鬼、オオカミ男など仮装をしている人たちを見た孔明は、見慣れぬ光景に戸惑い、その場所が“死後の世界”だと勘違いする。状況が分からないまま、渋谷の若者たちに絡まれて、ダンスミュージックが鳴り響くクラブにたどり着いた孔明はそこで一人の歌姫と出会い彼女の歌声に心を打たれる。現代のものに触れ、鏡に映る若き日の自分の姿を見て、孔明は自身が未来の日本へと転生したことを理解する。そして、歌手を目指す少女の歌声に惚れた孔明は、彼女の軍師として全力でサポートすることを決意、時を超え現代の日本で一人の少女の夢をかなえるため、音楽によって作られる泰平の世を目指すため、最高の頭脳をもって日本の音楽界に新たな風を吹き込もうとする。果たして日本語はちゃんと理解できるのだろうか?

 

 

テレ朝木9 10/19 ~ 『ゆりあ先生の赤い糸』 菅野美穂(主演)、田中哲司、鈴鹿央士、木戸大聖、他

2023年『手塚治虫文化賞』大賞を受賞した入江喜和の同名コミックが原作。売れない小説家と結婚した主婦の数奇な運命を描く家族の物語。菅野が演じる主人公・伊沢ゆりあは、心優しい売れない小説家・伊沢吾良(田中哲司)と結婚した主婦。年齢を重ね、女として薄らいでいく自分を実感するものの、自宅で刺繍教室を開きながら、穏やかな幸せを味わっているごく平凡な女性だった。ところが、そんな彼女の人生は、夫がホテルで昏倒し、緊急搬送されたことから急展開をみせる。慌てて病院に駆けつけると、意識不明状態となった夫の傍らには、さめざめと泣きながら“恋人”だと名乗る美青年・箭内稟久(やないりく、鈴鹿央士)がいた。さらに、夫を『パパ』と呼ぶ2人の女の子と、その母親である夫の彼女までも現れ、ゆりあは愕然とする。しかし、『カッコよく生きる』が座右の銘で、幼いころ『おっさん』と呼ばれていた愚直で辛抱強いゆりあは、ここで心が折れてしまうこともなく、なんと『みんなでダンナの介護をしよう!』と奇想天外な提案をし、夫の愛人2人と血の繋がらない子ども2人を家に招き入れ、要介護状態となった夫とともに奇妙な共同生活を始める。さらに、そんな数奇な人生の渦中で踏ん張り続けるゆりあに、二度とないと思っていた新たな恋の予感まで到来する。踏ん張る“おっさん”主婦を中心とした珍妙な組み合わせの家族が“ひとつ屋根の下”で繰り広げるヒューマンドラマとのことである。 

 

 

フジ木10 10/12 ~ 『いちばんすきな花』 多部未華子(主演)、松下洸平(主演)、今田美桜(主演)、神尾楓珠(主演)、仲野太賀、他

生方美久の脚本によるオリジナルドラマ。 “男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに年齢も過ごしてきた環境も異なる男女4人の感情を描く、新たな時代の“友情”や“恋愛”に向かっていく物語。4人の俳優が主演を務める。この物語の主人公は、潮ゆくえ(うしおくえ・多部未華子)、春木椿(はるきつばき・松下洸平)、深雪夜々(みゆきよよ・今田美桜)、佐藤紅葉(さとうもみじ・神尾楓珠)という別々の人生を送ってきた4人の男女。そんな4人がある日、『唯一心を許せた異性の友達が、結婚を機に友達では無くなってしまった』『結婚を考えていた彼女を、彼女の男友達に奪われた』『友達になりたいだけなのに、異性というだけで勝手に恋愛と捉えられてしまう』『友達の友達もみんな友達と思っていたが、気付けば本音を話せる相手はいなかった』と、それぞれの日常のなかで“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面する。それまで別々のものだった4人の物語がいつしか重なり合い、1つの物語となっていく。多部未華子演じる潮ゆくえは、新潟から上京し、妹と2人で暮らしながら学習塾の講師として働いている。他人や物事を一辺倒に見ないという意味で、ゆとりのある性格をしており、それによって周りに新鮮な意見を与えることができていた。一方で自身のことに関しては『こうしなきゃ』と思い込みがちな一面も持っていた。子どもの頃から勉強も運動も人間関係も全部がんばってきたが、『がんばると嫌われる』ということもわかっていた。女友達にあまり本音を出すことができず居心地が悪い思いをしてきていた経験から、『子供の頃から二人組をつくるのが苦手だった』という思いを抱えている。しかし、そんなゆくえにも学生時代から1人だけ気さくになんでも話せる男友達がいた。恋愛関係に発展することもなく、唯一がんばらなくていい関係でいられる相手だったが、ある日、その彼から『もう会えない』と言われ、突然、友情関係は終わりを迎えてしまう。その男友達を失って、さすがに全部をがんばれなくなり、いつからか家族や妊婦やカップルを見てもうらやましいと思えなくなっていた。そんなゆくえが、ふとした出来事で椿、夜々、紅葉と出会うことになる。松下洸平が演じる春木椿は、出版社で働く会社員。実家が花屋を営んでいるが、『花は好きだけど花屋は嫌』」と実家と距離を置くなど、花屋を営む家族に対して少し複雑な感情を抱いている。会社ではいい人だと思われているが、実際は『人が良いのも仕事ができるのも、めんどくさいことを避けてきた結果でしかない』という思いを持っている。椿には長年付き合っている彼女がおり、結婚を見据え、新居での新しい生活をスタートしようとしていた。そんなある日、彼女を“彼女の男友達”に奪われてしまう。“男友達”が友達ではなかったことを知った椿は、『男女の間に友情なんて芽生えるはずがない』ということを思い知らされる。傷心の椿だったが、その後ゆくえらと出会うことにより、自分が“友達”という存在に求めていたものに気付きはじめる…。何やら色々とややこしい人間関係に振り回されそうなドラマである。

 

 

フジ金9 10/13 ~ 『うちの弁護士は手がかかる』 ムロツヨシ(主演)、平手友梨奈、吉瀬美智子、他

スター女優を育てた芸能事務所の元敏腕マネージャーが、超エリートなのにどこか不器用でポンコツな新人女性弁護士に振り回されながらパラリーガルとして奮闘する育成型リーガルエンターテインメント。フジテレビでは金曜21時に54年ぶりにドラマ枠が復活する。ムロツヨシ演じる主人公・蔵前勉(くらまえべん)は人気女優・笠原梨乃(かさはらりの)(吉瀬美智子)を30年間サポートしてきた超敏腕マネージャー。スケジュール管理、気の利いた営業、的確な仕事の精査はもちろん、プライベートでのトラブル処理まで完璧なマネジメント力で“笠原梨乃”を日本トップ女優としての確固たる地位を築いてきた。しかし、2人の夢だった海外進出を目前に、突然『あなたの仕事は誰がやっても変わらない』と蔵前は解雇されてしまう。結婚もせず家族や友達とも疎遠になっても、人生の全てを彼女にささげてきた蔵前は絶望し、生きる意味すら見失ってしまう。そんな折、ひょんなことから、パラリーガルとして平手友梨奈演じる新人弁護士・天野杏(あまのあん)のマネジメントを任されることになる。最年少で司法試験に合格した超エリートの杏だが、人とのコミュニケーションが苦手な上にやる気が空回りしてしまい、弁護士として全く成果を出せずにいた。しかし、不器用ながらも依頼人に力を尽くそうとする杏の姿に心を動かされた勉は、杏が一人前の弁護士になるためのサポートをすることを新たな目標に掲げ、芸能界から法曹界へ全く異なる世界へ飛び込むことを決意する。『マネージャーは、担当のアーティストのパフォーマンスを上げるため力を尽くす最高の裏方』をモットーに掲げる勉は、培ってきたマネジメント力を発揮して杏のために奮闘する。

 

 

TBS金10 10/20 ~ 『フェルマーの料理』 高橋文哉(主演)、志尊淳(主演)、小芝風花、仲村トオル、板垣李光人、白石聖、宮澤エマ、細田善彦、高橋光臣、宇梶剛士、他

カリスマシェフに料理の才能を見出された数学少年が数学的思考で料理という難問に立ち向かう。原作は『月刊少年マガジン』(講談社)で連載中の小林有吾による同名漫画。高橋文哉演じる北田岳(きただがく)は幼い頃から数学に魅了され、数学に人生を捧げてきた数学少年。裕福な家庭ではなかったものの、学業、とくに数学では優秀な成績を収め、数学者になることを目指し、特待生として名門校に通っていた。しかし、高校3年生で挑んだ数学オリンピック選考会でライバルの圧倒的な実力を目の当たりにし、数学者の道を挫折。そんなときに志尊淳演じる謎のカリスマシェフ・朝倉海(あさくらかい)と出会う。海は東京にある二つ星レストラン『K』のオーナーシェフ。幼い頃から料理人になるべく育てられ、史上最年少で星を獲得した。海は岳の才能に目をつけ、“お前の数学的才能は料理のためにある”と料理の世界に導き、凄まじいスピードで成長させていく。一方で、謎めいた意味ありげな発言も目立つ。実は岳の才能を利用し、成し遂げたい企みがあるようだった。二人は超一流レストラン『K』で、世界中から集まった実力あるシェフたちと切磋琢磨し、誰も到達していない“料理の真理の扉”を開くべく、【料理×数学】で前人未到の世界に挑む。そしてこの二人と共演するのが小芝風花。レストラン『K』で働く唯一の女性シェフ・赤松蘭菜を演じる。普段は前菜を担当しているが思ったままを口にする素直でクールな性格。突如やってきた岳を当初は料理人として認めていなかったが、少しずつ興味を抱いていく。時折、岳に対して先輩としての優しさを見せる一方、冷たく忠告することも・・。数学と料理がどう融合するのか見てのお楽しみ?

 

 

テレ朝 金23:15 10/27 ~ 『今日からヒットマン』 相葉雅紀(主演)、山本舞香、他

2005年から2015年まで「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)にて連載された、むとうひろしによる同題漫画をドラマ化。平凡なサラリーマンが、ある日突然、伝説の殺し屋の名を継ぐことになる。相葉雅紀が演じるのは主人公・稲葉十吉(いなばとうきち)。妻に頭の上がらない平凡なサラリーマンである十吉はある日、偶然にも《二丁》と呼ばれる凄腕ヒットマンと出会う。《二丁》は突然、自分の標的を殺して自分の女を助けろと命令し、助からなかった時は十吉と家族を皆殺しにすると言い出す。こうしてサラリーマンとヒットマンの《二刀流》の生活が始まった十吉だが、その根底にあるのは妻子を守るという“家族愛”だった。普段は平凡なサラリーマンながら、誰にも知られてはいけないヒットマンとしての顔も持ち合わせる主人公のドタバタの日常に、ハードボイルドな犯罪劇の要素やガンアクションが展開される。相葉君が“殺し屋”とは、ちと無理があるような…。

 

 

日テレ土10 10/14 ~ 『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』 菊池風磨(Sexy Zone)(主演)、他

原作は『BE・LOVE』で連載された慎結による同題の漫画。税金の取り立て屋である徴税吏員が滞納者に寄り添って救う方法を模索していく物語。菊池風磨演じる饗庭蒼一郎(あいばそういちろう)はみゆきの市の市役所納税課に勤務するイケメン徴税吏員。滞納されている税金の取り立てが業務である。饗庭は基本的にいつも笑顔で軽いノリの脱力系。公務員だが堅苦しいところがなく、第一印象で誰にでも好かれる人たらし。税に対する豊富な知識、状況を的確に捉える観察眼、そして持ち前のコミュニケーション能力で相手を油断させて懐に入る能力に長けている。納税を督促する仕事には怖さや高圧的なイメージが伴いがちだが、饗庭は『敵じゃない、味方になりたいんです』と滞納せざるを得なくなった払えないワケを聞き出し、市民が本来受けられるはずの公的支援や税金控除などの知識に基づいて寄り添う方法を模索していく“神対応”な一流職員だ。そんな徴税吏員が様々な事情を抱える税金滞納者に真摯に向き合う姿を描きながら税金を通して見えてくる社会問題に斬り込む。税金の勉強になりそうなドラマ。

 

 

NHK日8(大河ドラマ) 継続中 『どうする家康』 松本潤、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、板垣李光人、広瀬アリス、松本まりか、里見浩太朗、松嶋菜々子、ムロツヨシ、松山ケンイチ、山田孝之、志田未来、角田晃広、溝端淳平、小手伸也、岡部大、寺島進、リリー・フランキー、他

これまでの戦国時代のキャラクターが極端に偏向した人物に描かれているため強い違和感がある。例えば明智光秀や豊臣秀吉は『麒麟がくる』の長谷川博己の明智光秀、佐々木蔵之介が演じた彼らとは全く別人である。他の単発時代劇ならそれも許されるかもしれないが、やはり長く続いている大河ドラマでは一定のイメージを覆すようなキャラ設定は避けていただきたいものである。

 

 

TBS日9 10/15 ~ 『下剋上球児』 鈴木亮平(主演)、黒木華、井川遥、小日向文世、生瀬勝久、松平健、小泉孝太郎、明日海りお、山下美月(乃木坂46)、きょん(コットン)、他

平凡な社会科教師が廃部寸前の弱小野球部の顧問となり日常が一変、高校野球を通して様々な愛が描かれる。原案は菊地高弘著『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』だが登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションとして制作。鈴木亮平演じる主人公は、大学まで野球一筋だがケガを機に引退した“ごく普通”の社会科教師・南雲脩司。32歳で大学へ再入学し、教師となり、三重県立越山高校に赴任して3年目。そんなある日、地元の大地主の孫が入学したことを機に、廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになり、プライベートでは2児の父で、妻と共働き、さらに義父と同居の彼の日常が一変する。姉さん女房として南雲を支える妻の南雲美香(なぐもみか)に井川遥。越山高校の南雲の同僚教師・山住香南子(やまずみかなこ)に黒木華、南雲が顧問を引き受けるきっかけとなった、地元の先祖代々の大地主・犬塚樹生(いぬづかみきお)に小日向文世、越山高校の元教師で南雲が顧問に着任するまで野球部の顧問・監督と務めていたが定年退職後は監督となった横田宗典(よこたむねのり)に生瀬勝久、三重県一の野球強豪校として知られる星葉高校の野球部監督・賀門英助(がもんえいすけ)に松平健、越山高校の校長・丹羽慎吾(にわしんご)に小泉孝太郎、と日9ならではの豪華なキャスティングとなっている。高校野球を通して社会の教育や家族問題など様々な愛が描かれるようである。

 

 

テレ朝日10(朝日放送)日10 10/22 ~ 『たとえあなたを忘れても』 堀田真由(主演)、萩原利久、他

浅野妙子の脚本によるオリジナル作品。何度も記憶を失い続ける青年とその青年を愛する女性のラブストーリー。神戸の町を舞台に、堀田真由演じる、夢を失い生活苦に陥ってしまった音楽教室のピアノ講師・河野美璃(こうのみり)と、萩原利久演じる、記憶を失ってしまう『解離性健忘症』という障害を抱えながらもキッチンカーを運営し懸命に生きる青年・青木空(あおきそら)との恋物語が描かれる。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 10/22 ~  『セクシー田中さん』 木南晴香(主演)、生見愛瑠、他

原作は芦原妃名子のコミック『セクシー田中さん』(小学館)。自分の存在価値に自信を持てない派遣社員が、同じ職場の地味なアラフォー社員の正体を知り、新しい自分を見出していくというコメディ。木南晴香が演じるのは地味で友達も恋人もいないアラフォー会社員の“田中さん”こと田中京子。経理部所属、独身の40歳。TOEIC 900点越え、税理士の資格を持ち経理部のAIと評されるほど優秀な OL。しかし実は、秘密裡に超セクシーなベリーダンサー Sali という裏の顔を持っていた。そんな田中さんの夢は、いついかトルコかエジプトにダンスの勉強に行くこと、そして独り立ちして自分の名前でお客さんを呼べるダンサーになることだった。毎朝5時に起き、テキパキと家事をこなし、毎日のルーチンワークは決して崩さない。主婦力も高く料理も完璧だ。一方、『若くて可愛い』ことにしか自分の市場価値はないと焦り合コンに明け暮れながら虚しさと生きづらさを感じていた同僚の派遣社員・朱里(生見愛瑠)は、田中さんの“正体”を知り、彼女の“我が道”を行く生き様に惹かれ憧れていく。朱里は田中さんのファンとなり、同じベリーダンス教室に通うようになる。正反対な2人の関係性はその後化学反応を起こし、周りからのレッテルを跳ね除け、新しい自分を見出していくことになる。

 

 

 

10月ドラマはかなり異色な作品が目立つ。

変わったところでは主演が3~4人というドラマが2本ある。

そんな中、やはり豪華キャストをそろえたTBS日9が抜け出そうである。

久々にベテラン勢で固めたフジ月9の復活も期待される。

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