MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

2024年1月新ドラマ

2023-12-12 16:25:31 | テレビ番組

Cov-19 の感染は鎮静化しているものの下げ止まっているようであり

今冬の動向が気になるところである。

また気温の低下とともにインフルエンザの急増がみられている。

一方、市中では多くの人たちが感染を気にすることなく

パンデミック以前の生活を取り戻しているようである。

年末年始、そういった人たちの反動のから騒ぎが心配なところだ。

 

さて2023年10月クールドラマを振り返ってみる。

このところ好調だったTBS 日9 が今回は低迷。

安定した高視聴率をキープしているテレ朝『相棒』の一人勝ち状態となった。

そんな中、フジは5本のドラマのうち、

上位に入ったのは金9の1本のみと惨敗。

このところのフジの凋落ぶりは悲惨な状況にある。

しかし他局も似たようなもので、4位以下は6%台以下と、

どんぐりの背比べ状態となっている。

個人的には正直、次週が楽しみと思う作品は皆無だった。

 

ワタクシ的には特に推しのドラマはなかったが、

他愛のないセリフを複数の登場人物が異なる場面で使い回すわざとらしい脚本に

一票(なんか気持ち悪い…)

 

『なんか、耳貸してほしくて…』(フジ『いちばんすきな花』より)

 

 

 

10月クールの各ドラマの視聴率(確定)を以下に記載する。

(数字はビデオリサーチ調べ・関東地区の世帯視聴率、〇数字は順位)

月9フジ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(全11話、平均5.33)

月10フジ『トクメイ! 警視庁特別会計係』(全11話、平均5.09)

火9テレ朝『家政夫のミタゾノ』(全9話、平均7.30)      

火10 TBS『マイ・セカンド・アオハル』(全10話、平均5.14)  

水9テレ朝『相棒 season 22』(8話まで、平均11.31)       

水10日テレ『コタツがない家』(全10話、平均6.11)      

水10フジ『パリピ孔明』(全10話、平均4.47)         

木9テレ朝『ゆりあ先生の赤い糸』(全9話、平均6.23)    

木10フジ『いちばんすきな花』(全11話、平均5.12)      

金9フジ『うちの弁護士は手がかかる』(全11話、平均6.56)   

金10 TBS『フェルマーの料理』(全10話、平均5.05)      

土10日テレ『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(全10話、平均5.49)

日9 TBS『下剋上球児』(全10話、平均9.63)         

日10テレ朝『たとえあなたを忘れても』(全9話、平均3.19)  

日10時半 日テレ『セクシー田中さん』(全10話、平均6.07)  

 

 

それでは、次クール・2024年1月ドラマを一通りチェック(随時更新します)。

 

 

フジ月9 1/8 ~ 『君が心をくれたから』 永野芽郁(主演)、山田裕貴、白洲迅、出口夏希、螢雪次朗、佐藤貴史、谷恭輔、萩原護、斎藤工、松本若菜、真飛聖、遠藤憲一、余貴美子、他

ノスタルジックで幻想的な雰囲気に満ちた長崎を舞台に、雨と太陽という真逆の名前を持つ2人が“過酷な奇跡”に立ち向かうファンタジー恋愛ドラマ。宇山佳佑によるオリジナル脚本。永野芽郁が演じる主人公・逢原雨(あいはらあめ)は、悲しい過去から自分に自信を持てず、人に心を開くことができないため他人と関わらないようにしてきた。そんな彼女にただ一人、明るく声をかけてくれた男性が山田裕貴演じる朝野太陽(あさのたいよう)だった。太陽と過ごすうちに初めて人生に前向きになれた雨だったが、高校を卒業するとパティシエの夢を叶えるために太陽に自分の思いを伝えないまま上京する。一方、長崎で代々続く老舗煙火店の跡取り息子である太陽は、亡き母との約束を果たすべく父の跡を継ぐために一人前の花火師をめざし長崎で修行に励んでいた。二人が離れて8年が過ぎ、ある理由で故郷・長崎に帰ることになった雨は、太陽との再会を果たす。しかし、再会を喜ぶも束の間、彼は事故に遭ってしまう。悲しみに暮れる雨の前に、あの世からの“案内人”と名乗る男・日下(斎藤工)が現れてこう告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」と。しかし、案内人が提示した“心を差し出す”という条件は、雨にとって、あまりにも過酷なものだった。果たして、“奇跡”と引き替えに雨が奪われる“心”とは、何を意味するのか?そして、案内人が起こす“奇跡”によって、2人に何が起こるのか?異国情緒あふれる長崎を舞台に、“心を奪われる”という過酷な奇跡に立ち向かいながらも、一途に互いを想い合う男女の運命が描かれるSF?ファンタジードラマのようである。

 

 

フジ(関西テレビ)月10 1/15 ~ 『春になったら』 奈緒(主演)、木梨憲武(主演)、濱田岳、小林聡美、光石研、筒井真理子、他

福田靖によるオリジナル脚本ドラマ。“3ヶ月後に結婚する娘”と“3ヶ月後にこの世を去る父”が、『結婚までにやりたいことリスト』と『死ぬまでにやりたいことリスト』を実現していく3ヶ月間を描いた、ハートフル・ホームドラマ。早くに母を亡くし、反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って生きてきた椎名瞳(奈緒)と椎名雅彦(木梨憲武)の父娘。瞳は幼くして母を亡くすが父親と2人で支え合いながら暮らしてきたしっかり者。助産師として働いている。一方の雅彦は、敏腕実演販売士として働く頑固で破天荒な自由人だが瞳を男手一つで育ててきた。いつも通りに迎えた元旦、2人は互いにとって衝撃的な報告をする。「せーの」で同時に発表したその事実は、“瞳が3ヶ月後に結婚すること”、そして“雅彦が病によって余命3ヶ月と宣告されたこと”。お互いあぜんとしつつ、雅彦は、瞳の相手が10歳年上の売れないお笑い芸人であることを知って結婚に猛反対。一方の瞳も、かたくなに延命治療を受けようとしない雅彦をなんとか説得しようと試みる。互いの幸せを願うからこそ衝突や諦めを繰り返す親子は、それぞれ『結婚までにやりたいことリスト』と『死ぬまでにやりたいことリスト』を作り、3ヶ月という残された時間を悔いなく過ごそうとする。瞳も知らなかった雅彦の過去や思い、そして雅彦も知らない瞳の結婚相手の秘密が次第に明らかになる。そして、瞳の結婚相手(濱田岳)、親族、友人、職場の人々、雅彦の主治医(光石研)など、個性豊かな周囲の人たちを慌ただしく巻き込みながら、3ヶ月後の“その時”を迎えるまでにお互いの理解を深めていく2人の姿が描かれる。明るいドラマではなさそうなので、心して視聴する必要がありそうだ。

 

 

テレ朝火9 1/23 ~ 『マルス―ゼロの革命―』 道枝駿佑(なにわ男子)(主演)、板垣李光人、泉澤祐希、山時聡真、横田真悠、井上祐貴、他

謎多きカリスマ転校生と落ちこぼれ高校生たちが令和の日本をぶっ壊す、青春“クーデター”サスペンス。『何かを変えたい』と願う高校生たちがカリスマ的なリーダーに導かれ、大人社会に反旗を翻していく。武藤将吾によるオリジナル脚本。主演の道枝駿佑が演じるのは19歳の謎の転校生・『ゼロ』こと三島零(みしまぜろ)。学校でいじめに遭い、唯一の心の拠り所だった SNS でも居場所を失ってしまった板垣李光人演じる逢沢渾一(あいざわこんいち)が、人生に絶望し、命を絶とうとしていたその時、目の前に『ゼロ』が現れる。彼は渾一にこう告げる。『オレがお前をこの腐った世界から救ってやる』。その日を境に渾一の世界は一変。人心掌握に長け、いつの間にか人の心の隙間に入り込む『ゼロ』の過激な言動と不思議なカリスマ性の下に集まった渾一をはじめとする落ちこぼれ高校生たち7人は団結し『マルス』と名乗る動画集団を結成、大人社会に反旗を翻していく。『マルス』とは、ローマ神話やギリシャ神話に登場する軍神のこと。革命=クーデターが進む中で、零が『マルス』の聖獣であるオオカミを背負っているワケや零の抱える秘密が明らかにされていく。“旧”ジャニーズにとって生き残りを懸けた重要なドラマ。

 

 

TBS 火10 1/23 ~ 『Eye Love You』 二階堂ふみ(主演)、チェ・ジョンヒョプ(主演)、中川大志、山下美月、他

目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ主人公が、超ストレートな年下の韓国人留学生と出会い、新たな恋に踏み出していくファンタジック・ラブストーリー。三浦希紗、山下すばるによるオリジナル脚本。二階堂ふみ演じる主人公は、ある事故をきっかけに、目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス“能力を持つことになった本宮侑里、30歳。知りたくもない相手の『本音』が聞こえてしまうため傷つくことも多く、他人と距離を置くようになったため恋をすることも長い間諦めていた。そんなとき、4歳年下の韓国人留学生・ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)と出会う。明るく人懐っこい性格のテオは、その無邪気さで周りの人からかわいがられていた。恋愛に対しても真っすぐで超ピュア。そんなテオと偶然目が合ってしまったときに侑里に聞こえてきたのは韓国語だった。心の声が分からないテオとなら、諦めていた恋愛ももしかしたら…と考える侑里。太陽のように明るくストレートなテオの存在が、自分の本音をさらけ出せない侑里の閉ざされた心を溶かしていく。これまた SF ファンタジー?なドラマ?

 

 

テレ朝水9 継続 ~ 『相棒 season 22』 水谷豊(主演)、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二、他

水谷豊主演の人気刑事ドラマシリーズの最新シーズン。亀山薫(寺脇康文)とのコンビでやはり安定感がある。今シーズンも2クール分で3月までの放送とみられる。

 

 

日テレ水10 1/10 ~ 『となりのナースエイド』 川栄李奈(主演)、髙杉真宙、水野美紀、矢本悠馬、古田新太、小手伸也、織田梨沙、吉住、他

ナースエイド(看護助手)の主人公が、謎に包まれたイケメン天才外科医との出会いによって、自分の生きる道を見いだしていく。原作は内科医でもある知念実希人の小説『となりのナースエイド』(角川文庫)。ナースエイドとは医療行為は行えないが、患者の食事や排泄の世話、入浴や着替えの補助などに携わる、患者に寄り添い、患者の心を救う医療現場の縁の下の力持ち。川栄李奈演じる主人公は星嶺医科大学附属病院・統合外科に配属された新米ナースエイドの桜庭澪(さくらばみお)、29歳。患者の気持ちを第一に考え、とにかくなんでも全力投球の頑張り屋。医療オタクでやけに医療用語に詳しい。人のことに首を突っ込みすぎて、相手との距離感を測り間違えることもしばしば。そんな澪だが、病院で患者たちが抱える仕事、恋愛、家族などの様々な問題を解決する。一方、髙杉真宙演じる竜崎大河(りゅうざきたいが)は星嶺医科大学付属病院・統合外科の29歳の天才医師。技術至上主義で、口癖は『技術がない医者は医者とはいえない』。プライベートは病院でのクールな顔とギャップがあり謎に包まれている。患者の気持ちを第一に考える澪とは考え方が真逆なためこの二人はいつも揉めてばかりだ。そんな二人が医療現場でぶつかり合いながらも徐々に信頼関係を築いていく。そして、実は澪がナースエイドを志した理由に想定外の衝撃的な秘密が隠されているという(実は澪は優秀な医師だったとか?)。本ドラマ医療コメディ風な印象だが、原作は医療サスペンスのようである。

 

 

フジ水10 1/17 ~ 『婚活1000本ノック』 福田麻貴(3時のヒロイン)(主演)、八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、他

南綾子の同名小説が原作の婚活ラブコメエンターテインメントドラマ。最近の婚活事情を通して結婚をめざす登場人物たちがコミカルに描かれる。福田麻貴演じる主人公は著者自身である売れない小説家・南綾子、33歳。生涯のパートナーを求めて奮闘中。ある日、そんな綾子の前に以前彼女が『クソ男・オブ・ザ・イヤー』の栄冠を与えたクズ男・山田が幽霊となって出現する。かつて綾子は彼と関係を持ったものの、彼から一方的に単なる遊びの関係で終わらせられていたのだった。彼は自らが成仏するため、綾子のバディとなり婚活をサポートすることに。しかし、本気が空回りして遊び目的の男性に引っかかってしまったり、相手を生理的にどうしても受け付けなかったり、いざトントン拍子で結婚が進みそうになるとおじけづいてしまったりと、婚活で出会う男性たちと展開する“恋愛あるある”が、1000本ノックのごとく綾子に浴びせられる。愉快でおかしくもダメダメな主人公が一生懸命婚活に取り組みながら、ああだこうだと揺れ動く心とあっちへこっちへ行ったり来たりしながら悶絶する姿から、人生における大切な要素が語りかけられる。内容はともかくキャスト的にかなり弱そうな点が心配だ。

 

 

テレ朝木9 1/18 ~ 『グレイギフト』 反町隆史(主演)、波瑠、佐々木蔵之介、坂東彌十郎、筒井道隆、津田賢次郎、小野花梨、森山晋太郎、明日海りお、倉科カナ、尾上松也、片山萌美、市川知宏、藤野涼子、濱正悟、中島瑠菜、他

大学病院が舞台の医療ミステリー。黒岩勉によるオリジナル脚本。明鏡医科大学付属病院のうだつの上がらない病理医・藤巻達臣(反町隆史)はある患者の不審死をきっかけに未知の殺人球菌『ギフト』を発見する。この球菌が体内に侵入するとほどなく患者は死亡。患者の死後球菌は完全消滅するため死因は急性心不全とされてしまう。つまり“完全犯罪の殺人”を可能にする恐ろしい球菌だった。この発見によって、藤巻は瞬く間に殺人球菌をめぐる陰謀の渦に飲み込まれていく。“院内の熾烈な権力争い”に『ギフト』を利用する強欲な医師たち、『ギフト』を金に換えようとする権力者たち、“『ギフト』による謎の連続殺人”を追う警察組織。そして重い病に倒れた最愛の妻。図らずも権力の階段を駆け上がることになった藤巻は、殺人球菌をめぐる壮絶なサバイバルで生き残ることができるのか?巨大権力と対峙し、生と死、正義と悪――葛藤の末にたどり着いた先で、彼が見る光景は?そして、院内に球菌を持ち込み、連続殺人事件を招いた真犯人は、はたして誰なのか?嫉妬、裏切り、復讐、殺意…黒い思惑が複雑に絡み合う人間ドラマ。藤巻と手を組む検査技師・久留米穂希(くるめほまれ)に波瑠、藤巻と強力関係を結ぶ心臓外科医・白鳥稔(しらとりみのる)に佐々木蔵之介、明鏡医科大学付属病院の理事長で院内の不審死について高圧的に隠蔽を図ろうとする奥野信二に坂東彌十郎など、かなり豪華なキャスティングとなっている。

 

 

フジ木10 1/18 ~ 『大奥』 小芝風花(主演)、亀梨和也、西野七瀬、森川葵、宮舘涼太、栗山千明、安田顕、他

さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図=大奥”で、たった1つの愛を得ようともがく女たちの闘いを描くラブストーリー。小芝風花が演じるのは、東山天皇の皇子・閑院宮直仁親王の娘で皇室の血を引く公家の娘・五十宮倫子(いそのみやともこ)。人を疑うことのない、純真で優しい性格の持ち主だが、その一方で芯は強く、利発な娘だった。時は江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびていた。そんな中、倫子は第10代将軍・徳川家治との政略結婚を強いられ、逃れられない運命に翻弄されることになる。将軍正室として京から江戸城本丸の裏にある男子禁制の大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがおり、たった一人の天下人の寵愛を受けるべく、今、女たちの熾烈な戦いが待ち受けていた。一方その頃、大奥を、江戸幕府を、混乱の渦に陥れようと、ある人物が陰謀を企てていていた…。このところ各局で“大奥”ドラマが制作され、またか、と思ってしまうのだが、フジテレビでは 2005年の『大奥~華の乱~』以来とのことである。

 

 

フジ金9 1/12 ~ 『院内警察』 桐谷健太(主演)、瀬戸康史、長濱ねる、市村正親、さとうほなみ、馬場ふみか、玄理、工藤美桜、西村元貴、神尾佑、でんでん、他

2021年より『ヤングチャンピオン』(秋田書店)で連載中の原作・酒井義、漫画・林いちの人気漫画『院内警察・アスクレピオスの蛇』をドラマ化。日本ではまだなじみの薄い“院内交番”を舞台に、元警視庁捜査一課刑事の主人公と天才外科医の“正義”がぶつかり合う、“刑事モノ×医療モノ”のハイブリッド作品。桐谷健太演じる主人公は病院内の不正監視や秩序を守る院内刑事・武良井治(むらいおさむ)。他人のちょっとした身なりや言動の違和感を見抜く抜群の洞察能力を基にしたプロファイリングスキルと、医師や看護師をはじめ、患者の病状など情報を全て把握するほどの記憶能力も持ち併せている。人たらしな一面もあり、院内医師や患者から院内の情報を収集する。しかしその反面、歯に衣着せぬ無頓着な物言いで院内ではさまざまなトラブルを起こす。警視庁捜査一課のエリートだったが警察を辞し、警察OBが多い院内交番勤務に自ら志願。捜査一課刑事という肩書すら捨てるという何やら訳アリなキャラ。そんな武良井が敵対心にも似た感情を向けるのが、瀬戸康史演じる孤高の若き天才外科医・榊原俊介(さかきばらしゅんすけ)。武良井と同じ病院で働いており、執刀する手術は素早く正確で高い成功率を誇り、テレビ番組に密着もされるほど業界内で名をはせている超エリート。外科部長からの信頼も厚く、次期外科部長の座も期待されている榊原だが、常に無表情で感情が読めず、なぜか難易度の高い手術ばかり便宜されることが多いことから、同僚からはあまり良く思われていない。長濱ねるが演じるのは、武良井に振り回される新人事務員・川本響子(かわもときょうこ)。有名な大病院の医療事務になれると張り切ってやってきたが、実際の配属は“3K”とやゆされる院内交番でがっかり。しかし武良井の仕事ぶりを見て、院内交番の必要性を感じるようになる。性格は真面目で、破天荒気味の武良井の行動や言動にツッコミを入れることが多い。また、中年男性にほれ込む“枯れ専”のため、上司である院内交番室長の横堀仁一(よこぼりじんいち)が推し。その横堀を演じるのが市村正親。彼は院内刑事の第一人者的存在で、警察OBながら茶柱を見つけただけで幸せそうにほほ笑むほど心優しい人物。物語の舞台は、日本有数の大病院・阿栖暮総合病院(あすくれそうごうびょういん)。院内に設置された院内交番に所属する元警視庁捜査一課・武良井治は、日々患者同士のトラブル解決や遺失物捜索に従事していた。武良井と室長の横堀仁一の2人きりで交番を運営していた中、交番事務員として川本響子が配属されてくる。そんな中、阿栖暮総合病院が誇る若き天才外科医・榊原俊介がドイツから帰国する。帰国直後にも関わらず難易度の高いオペに執刀し、素早く正確な手術で周りの医師をうならせる榊原。しかし、武良井はそんな榊原を鋭い視線で見つめ、事あるごとに絡み、業務範囲を超えて執拗に粘着する。ドラマが始まる前から、主役の桐谷のあの怒鳴り声が聞こえてくるようだ。

 

 

TBS金10 1/26 ~ 『不適切にもほどがある!』 阿部サダヲ(主演)、仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、吉田羊、山本耕史、三宅弘城、袴田吉彦、中島歩、古田新太、他

宮藤官九郎脚本によるオリジナル・ヒューマンコメディ・ドラマ。昭和のダメおやじの『不適切』発言が令和の停滞した空気をかき回す、意識低い系タイムスリップコメディ。阿部サダヲ演じる主人公・小川市郎は中学の体育教師、昭和のおじさんで、野球部の顧問をしており『地獄のオガワ』と恐れられていた。言葉遣いが荒く令和ではとんでもない“不適切”な言動を繰り返す市郎だが、妻を病気で亡くしており、家では一人娘・純子(河合優実)の非行に手を焼く普通の父親でもある。そんな市郎がひょんなことから1986年から2024年へタイムスリップしてしまう。コンプライアンス意識の低い“昭和のおじさん”の市郎からは、令和では次々に“不適切”発言が飛び出すことに。タイムスリップした令和で出会うのが仲里依紗演じるシングルマザーの犬島渚。一方、市郎と同じ1986年に生き、あるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動すべてを完コピする男“ムッチ先輩”こと秋津睦実を磯村勇斗が演じる。昭和に残された市郎の娘がひそかに思いを寄せる相手である。そして、市郎とは逆に、2024年から1986年に息子のキヨシ(坂元愛登)と共にタイムスリップする向坂サカエに吉田羊。社会学者のサカエは、性差別やジェンダー問題の論者としてメディア露出もしているフェミニズムの旗手。令和時代の代弁者として、市郎たち昭和の人間の破天荒さに鋭く突っ込んでいく。昭和と令和の間で、コンプライアンス意識の違いを描きながら、一方で、親が子を想う気持ち、子が親を疎ましく想う気持ち、誰かを愛する気持ちという変わらないものもある。タイムスリップによって市郎の極論は令和の時代に叩かれることになるが、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えることになり、出会う人々との絆が築かれていく。

 

 

テレ朝 金23:15 1/5 ~ 『おっさんずラブ~リターンズ~』 田中圭(主演)、吉田鋼太郎、林遣都、内田理央、眞島秀和、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉、井浦新、三浦翔平、他

ピュアすぎる男たちの純愛ラブストーリーを描いたドラマ『おっさんずラブ』シリーズの第3弾。第1第2シリーズは『土曜ナイトドラマ』枠で放映された。今シリーズは出世して?『金曜ドラマ』枠で放送。結婚したいのに全然モテない、33歳のポンコツ独身サラリーマン・春田創一(田中圭)が、ある日突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、同居しているイケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)から告白される。初めて人を愛する気持ちを知ったはるたんこと春田の背中を押す道を選んだ黒澤、春田と結ばれた牧。あれから5年後の“彼らの今”を描く。ポンコツでダメダメだけれど、誰より優しく困っている人を放っておけない“みんなのはるたん”もアラフォーに。今シリーズでは、春田と牧の“夢の新婚生活”に、早期退職し再就職した家政夫の黒澤が乱入し“嫁姑バトル”が勃発する。今回、井浦新、三浦翔平らの新たなおっさんらも参戦する。

 

 

日テレ土10 1/13 ~ 『新空港占拠』 櫻井翔(主演)、比嘉愛未、ソニン、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、白石聖、ジェシー(SixTONES)、瀧内公美、片桐仁、手塚とおる、奥貫薫、他

2023年1月期に放送された『大病院占拠』の続編。今回は神奈川県内の『某所』で、再び大規模な占拠事件が発生。犯人はまたしても顔を面で隠した武装集団。巻き込まれたのは複数の人質と、1年ぶりに帰ってきた刑事・武蔵三郎(櫻井翔)。与えられた期限は、わずか1日。あの『最悪な1日』ドタバタ・アクションが再び始まる…。うーん、もういいかも。

 

 

NHK日8 1/7 ~ 『光る君へ』 吉高由里子(主演)、柄本佑、岸谷五朗、国仲涼子、髙杉真宙、段田安則、三石琴乃、井浦新、玉置玲央、吉田羊、見上愛、木村達成、宮川一朗太、渡邊圭祐、浩歌、松下洸平、毎熊勝哉、本郷奏多、佐々木蔵之介、野村麻純、井上咲楽、高橋光臣、三遊亭小遊三、秋山竜次(ロバート)、板谷由夏、ユースケ・サンタマリア、益岡徹、橋爪淳、町田啓太、他

平安中期に『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く第63作大河ドラマ。脚本は大石静。『世界最古の女性文学』と呼ばれる世紀を超えるベストセラー『源氏物語』。その恋愛ストーリーの原動力は、秘めた情熱と想像力、そして一人の男性への思いだった。吉高由里子演じる主人公は10世紀後半、京で生まれた一人の女の子・まひろ(後の紫式部)。父・藤原為時(岸谷五朗)は和歌に秀で、名を知られた文人だった。貴族の中ではけっして上位ではないが、名家だった。まひろは幼くして母を失ったものの、弟・惟規とともに父の慈愛を受けて育つ。まひろの文学の素質は際立ったものがあり、弟への講義を横で聞くだけで、漢学も和歌も覚えてしまうほどだった。学問はまひろにとって、心の中の豊かな世界観の礎となっていた。母の死から数年後、少女のまひろが出会った運命の人が、後の最高権力者となる藤原道長(柄本佑)。そのころの道長は、まだ兄たちの陰に隠れて、おっとりとしたかわいらしい少年にすぎなかった。しかし、成長するにつれ二人はお互いに惹かれ合う関係となっていく。しかし両家の家格の違いと、まひろの母の死にまつわる秘密が、二人の関係に影を落とす。その後、まひろは父の受領としての赴任先・越前に同行、一方の道長はライバルを蹴落とし、権力の階段を急速に上り始めていた。まひろは思いを断ち切って、京に戻り藤原宣孝(佐々木蔵之介)との結婚を決める。宣孝とは父ほども年が離れており、娘を授かったものの、わずか一年で夫が急逝。まひろはシングルマザーとなる。道長は、天皇に娘を入内させ、いずれは天皇の祖父=外戚となることをもくろんでいた。天皇、道長たち貴族、そして后や姫たちの複雑な人間関係を聞き知ったまひろは生来の文学好きと結びついて想像を広げ、子育てのかたわら、一編の物語を書きはじめる。主人公は皇子でありながら、臣下となった光る君。その呼び名のとおり光り輝くように美しい男性である。やがて『源氏物語』の評判は道長の耳に入り、娘・彰子(見上愛)に后としての教養を授ける女房として宮中に上がるよう、まひろは強く誘われる。道長には、ライバルを抑え、我が娘に文学好きな天皇を惹きつけたい思いがあった。まひろは一人娘の養育のために、宮中に上がることを決意、宮仕えのかたわらで、道長のバックアップを得て、乞われるままに源氏物語を書き進める。書き上げる端から周囲が奪い合うほどの人気ぶりで、女性たちはもちろん、天皇までもが源氏物語に魅せられる。ヒロインの紫の上にちなんで、まひろに『紫』の呼び名が冠されるほどだった…。本ドラマには無数の藤原〇〇が登場するため人間関係の把握には相関図をしっかり頭に叩き込んでおく必要がありそうだ。

 

 

TBS日9 1/14 ~ 『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』 西島秀俊(主演)、芦田愛菜、新木優子、宮沢氷魚、石田ゆり子、津田寛治、玉山鉄二、他

天才指揮者だったが“ある事件”で家族も音楽も失った父親とそんな父を拒絶し音楽を嫌う娘が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていくアパッシオナート(情熱的)なヒューマンドラマ。大島里美によるオリジナル脚本作品。西島秀俊演じる主人公は、20代の頃から海外で活躍し数々の有名オーケストラと共演してきた世界的天才指揮者。大好きな音楽に対して常にアパッシオナートに向き合い、その情熱は演奏家たちの眠っていた情熱を呼び覚まし、火を灯していた。しかし音楽以外の能力はゼロで、家事は何一つできない超マイペースで天然な男。5年前に起きた“ある事件”をきっかけに家族は夏目のもとを去り、夏目自身は音楽界から離れていたが、日本の地方の楽団『晴見フィルハーモニー』を指揮するために数十年ぶりに帰国する。そんな夏目の娘・響(ひびき)を演じるのが芦田愛菜。響は晴見市役所に勤務する20歳。俊平とは真逆で音楽を嫌い音楽のない人生を送っていた。ところが父が突然帰国することになり5年前に決別していた父との気まずい同居生活が始まる。そして、天才ゆえに娘の気持ちがわからないでいた俊平が、父としてもう一度娘と向き合う中で、5年前から時間が止まっていた“娘の人生”を少しずつ動かしていく。5年前の“ある事件”とは?そして、世界的天才指揮者だった俊平がなぜ愛する音楽の世界から退くことになったのか?不器用な父と素直になれない娘の親子の愛の物語が描かれる。響きの母親・志帆に石田ゆり子、晴見市役所感光か職員で晴見フィル団長の古谷悟史に玉山鉄二、晴見フィルのコンサートマスターであるバイオリン奏者の近藤益夫に津田寛治がキャスティングされている。なんとなく一年前に放映された『リバーサルオーケストラ』(日テレ)にかぶってる?

 

 

テレ朝日10(朝日放送)日10 1/21 ~ 『アイのない恋人たち』 福士蒼汰(主演)、岡﨑紗絵、他

遊川和彦の脚本によるオリジナル作品。2024年の東京に生きる恋愛偏差値の低いワケアリアラサー男女7人が様々な恋愛観や家族の問題を抱えながら出会い、触れ合い、愛し合おうとする物語。主人公は福士蒼汰演じる33歳の売れない脚本家・久米真和(くめまさかず)。バイトをしながらもテレビの世界で成功することを信じている。独身で彼女もいないが、それは彼が基本的に『3回会った女性とは連絡を絶つ』と決めているため。後腐れない関係でいられる相手をアプリで見つけては、出会いと別れを繰り返す日々。心から人を愛することかも、愛されることからも逃げているため、友人からは『愛のない男』と呼ばれている。一方、岡﨑紗絵演じる今村絵里加(いまむらえりか)は会社を辞めブックカフェを経営する31歳。結婚への焦りも憧れも抱くことなく男性経験のないまま30歳を過ぎ『今更、大恋愛って感じでもない』と、一生独身でもいいと思い始めている。この2人に加え、恋愛にまるでいい思い出がなかったり、過去に大きな失恋を経験したりと、それぞれの理由により恋愛と距離を置き恋人もいない5人が出会い、『人とのつながり』『愛』を求めていく。SNSやアプリでつながりやすくなったこの時代にことさら、孤独を感じ、不安や苦悩と向き合う彼らが人を愛することで生まれ変わり、新しいステージへ進んでいく『ラブストーリー』。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 1/21 ~  『厨房のありす』 門脇麦(主演)、永瀬廉、大森南朋、前田敦子、木村多江、他

生きづらさを抱える人々が織りなす少し切なくて温かい“新時代の物語。玉田真也のオリジナル脚本作品。『自閉スペクトラム症』とは、主に社会的なコミュニケーションの困難さや空間・人・特定の行動に対する強いこだわりがあるなど、多種多様な特性の見られる発達障害のひとつ。門脇麦演じる主人公のありすは自閉スペクトラム症の特性から頑固でこだわりが強く、人とのコミュニケーションは苦手。しかし、驚異的な記憶力の持ち主で、特に有機化学者である父親の影響で化学から化学において膨大な知識を持ち併せている。食材の栄養素や調理工程の化学変化の知識を駆使し、それぞれの客の健康状態や精神状態に応じて個々に合ったおいしくて癒やされる“やさしいごはん”を作り出す天才料理人。『料理は化学です』が口癖。そんなありすの料理店『ありすのお勝手』に永瀬廉演じる謎の青年・酒江倖生がバイトとして転がり込んでくる。不器用で一見無愛想な倖生だが根は心優しく、ありすの行動や言動に戸惑いながらも徐々に寄り添い、支えるようになっていく。そして、ありすの父親で有機化学を教えるゲイの大学教授・八重森心護を大森南朋が演じる。3歳でありすを引き取り、大きく深い愛情でありすを見守り育ててきた。本ドラマでは、ハンディを抱えていたりマイノリティに属していることで、それぞれに生きづらさを抱えた登場人物たちが描かれる一方、25年前、心護がなぜありすを1人で育てることになったのか、ありすの家族、出生をめぐる事件が明らかにされていく。また突然店に現れた倖生にも“ある目的”があるなど、人間関係が複雑に絡み合う。

 

 

シリアスで現実的なドラマがある一方、

非現実的な SF ファンタジードラマも少なくない。

そして時代劇から恋愛ドラマまで多種多様。

さて、あなたはどのドラマにご注目?

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