改正政治資金規正法は結局骨抜きのまま成立したが、
衆議院解散も見通せず、政治に対してしらけたムードが蔓延中だ。
ドラマについていえば、4月クールはいずれの作品も低レベルで
視聴率は全般に低調な状態が続いている。
今クールでは世帯視聴率10%越えはTBS 日9 とテレ朝木9 のみ。
特に個人的推しドラマもなく残念なクールだった。
左側の肋骨骨折(?)でもチョーカッコいいフェンス越えを披露
(テレビ朝日『believe~君にかける橋~』より)
4月クールの各ドラマの視聴率(6月27 日発表分まで)を以下に記載する。
(数字はビデオリサーチ調べ・関東地区の世帯視聴率および個人視聴率、
〇数字は世帯視聴率順位【暫定順位】)
① 日9 TBS『アンチヒーロー』(全10話、世帯 10.81、個人・6.67)
② 木9 テレ朝『Believe―君にかける橋―』(全9話、世帯 10.29、個人 5.99)
③ 水9 テレ朝『特捜9 season7』(全10話、世帯 8.67、個人 4.87)
④ 火9 テレ朝『Destiny』(全9話、世帯7.48、個人 4.19)
⑤ 土9 日テレ『花咲舞が黙ってない』(全10話、世帯 7.27、個人 4.30)
⑥ 水10 フジ『ブルーモーメント』(全10話、世帯 6.72、個人 3.83)
⑦ 月9 フジ『366日』(全11話、世帯 6.11、個人 3.54)
⑧ 月10 フジ『アンメット~ある脳外科医の日記~』(全11話、世帯 5.99、個人 3.27)
⑨ 金10 TBS『9(ナイン)ボーダー』(全10話 [7・8話欠]、世帯5.57、6話までの個人 3.03)
⑩ 火10 TBS『くるり~誰が私と恋をした?~』(全11話 [6話欠]、世帯 5.42、個人 3.05)
⑪ 金9 フジ『イップス』(全11話、世帯 4.65、個人 2.59)
⑫ 木10 フジ『Re:リベンジ―欲望の果てに』(全11話、世帯 4.58、個人 2.55)
⑬ 日10 テレ朝『ミス・ターゲット』(全9話、世帯 3.78、個人 1.74 [1話欠])
⑭ 日10時半 日テレ『ACMA:GAME アクマゲーム』(全10話、世帯 3.55、個人 2.05)
⑮ 土10 日テレ『街並み照らすヤツら』(全10話、世帯 3.36、個人 1.94)
それでは、次クール・2024年7月ドラマを一通りチェック(随時更新します)。
全体に7月クールはスタートが早い傾向がみられる。
フジ月9 7/1 ~ 『海のはじまり』 目黒漣(Snow Man)(主演)、泉谷星奈、有村架純、古川琴音、池松壮亮、大竹しのぶ、他
人と人との間に生まれる愛と、そして家族の物語を描く完全オリジナル作品。脚本は『silent』を手がけた生方美久。目黒蓮演じる主人公・月岡夏(つきおかなつ)は大学時代にふとしたきっかけで付き合うようになった同級生・南雲水季(なぐもみずき/古川琴音)と幸せな日々を過ごしていたが、就職活動を迎えようとしていたある日、突然、彼女から別れを切り出され、そのまま2人は別れることに。それから7年がたち、都内の印刷会社で働きながら新しい人生を歩んでいた夏は、大学時代の友人からの連絡で、水季が亡くなったことを知る。別れを告げられて以来一度も会うことがなかったこともあり、その事実に実感が湧かないまま葬式へと向かった夏は、そこで海(うみ/泉谷星奈)という名の幼い6歳の女の子と出会う。その女の子が、水季の子どもだということを知った夏は驚きを隠せなかった。そして、水季の母親から、自分が海の父親だと聞かされる。水季が、自分の知らないところで、自分との間にできた子どもを生み、何も言わずにその子どもを育てていたことを知った夏は、水季と海が過ごした7年という月日に思いをはせる。自分の子どもが7年間生きていることも、これまでをどう生きてきたかも知らなかった夏と、突然自分の人生に現れた海との2人の関係や、亡くなった彼女と娘との間の母と子の関係など、登場する人物たちの中にある“親と子”の間に生まれる感情が描かれていく。有村架純演じる百瀬弥生(ももせやよい)は仕事の関係で夏と出会い、すでに3年にわたって交際している人物。そろそろ結婚も考えようとしていた矢先、夏に子供がいたことを知る。愛する人にかつての恋人との子供がいることを知った弥生の心も揺れ動く。目黒漣の演技力が問われそうなドラマになりそうだ。
フジ(関西テレビ)月10 7/8 ~ 『マウンテンドクター』 杉野遥亮(主演)、大森南朋、岡崎紗絵、宮澤エマ、向井康二(Snow Man)、檀れい、八島智人、近藤公園、トラウデン直美、他
長野県松本市を舞台に、山岳医療の現場に放り込まれた青年医師がさまざまな思いを抱えた山岳医や患者と触れ合い現実と向き合いながら成長していく姿が描かれる。山岳医療ドラマといえば TBS系 2012年7月クールの向井理主演の『サマーレスキュー~天空の診療所~』が思い出される。山岳医療とは、山で起こりうる病気とケガを治療する医療。そして、“山の知識”と“医療知識”の双方に長けた医師を“山岳医”と呼ぶ。昨今の登山ブームによって、日本でも急速に注目を集めている医療分野であるが、欧州などに比べると遅れており、日本における山岳医の数はまだまだ少ないのが現状だ。杉野遥亮演じる主人公は信濃総合病院に赴任してきた青年医師・宮本歩(みやもとあゆむ/杉野遥亮)。整形外科医と並行して、病院が近年力を入れ始めた“山岳診療科”の兼務を命じられる。高校卒業以来、故郷である長野県に戻ってきた歩は、小さいころから身近にあり大好きだったはずの山に対してある想いを抱え続けながら山岳医療チームの一員として少しずつ成長していく。一方、山岳医として歩の先輩となる江森岳人を大森南朋が演じる。江森は国際山岳医の資格を取得し、海外での活動経験もあるベテラン山岳医。山岳医療に詳しいからこそ、医師が安易に山に入ることに慎重で、山での負傷者・疾病者は迅速な救助ののち設備の整った病院で治療すべきだという信念を持っている。そんな経緯から江森は山での医療に当たって歩とぶつかり合うことになるが、一方でそこから、自身が抱える過去のトラウマを乗り越えようとする。他の出演者には、山岳医療に注力する信濃総合病院院長・松澤周子(まつざわしゅうこ)に檀れい、歩の幼なじみである同院麻酔科医・村松典子(むらまつのりこ)に岡崎紗絵、同院看護師・鮎川玲(あゆかわれい)、歩と典子の幼なじみで地元で焼き鳥屋を営んでいる小松真吾(こまつしんご)に向井康二らがキャスティングされている。
テレ朝火9 7/16 ~ 『南くんが恋人!?』 飯沼愛(主演)、八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、武田真治、木村佳乃、沢村一樹、加賀まりこ、室井滋、光石研、他
1987年に刊行された内田春菊の人気漫画『南くんの恋人』が原案。本作品は 1994 年に高橋由美子、武田真治、2004年には深田恭子、二宮和也でドラマ化されているが、今回は男女逆転バージョンで描かれる。脚本は、1994年放送版を担当した岡田惠和。前2作と異なり、本作では男性が、突然15cmの手のひらサイズになって、女性の前に現れる。湘南の昭和レトロなとある商店街で生まれ育った女子高生・ちよみ(飯沼愛)は、バスケ部に所属し、ちょっぴり複雑な家族構成の中でも明るく過ごす心優しい女の子。小さい頃から兄妹のように過ごしていたちょっと年上のカッコいいお兄ちゃん・南くんこと南浩之(八木勇征)とは、このたび晴れて恋人同士になることができた。南くんは地元・湘南が生んだバスケットボール界のスター。順風満帆だったが、ある日突然15cmの手のひらサイズになって、ちよみの前に現れる。小さい体でちよみとともに暮らし始めることになるが、思いもよらぬ事態に多難続きの展開となる。『人が人を愛することの尊さと美しさ』がコミカルに、そして時に切なく、どこか懐かしくもある世界観で描かれる。
TBS 火10 7/9 ~ 『西園寺さんは家事をしない』 松本若菜(主演)、松村北斗(SixTONES)、倉田瑛茉、藤井隆、濱田マリ、横田真悠、水澤紳吾、うらじぬの、大朏岳優、塚本高史、野呂佳代、村川絵梨、津田健次郎、浅野和之、他
ひうらさとるの同名漫画(講談社『BE・LOVE』連載)が原作。徹底して家事をしない主人公・西園寺さんと年下の訳ありシングルファーザー&その娘の風変わりな同居生活を通して『幸せとは? 家族とは?』を考えるハートフルラブコメ。松本若菜演じる主人公・西園寺一妃(さいおんじいつき)は、アプリ制作会社でバリバリ働く38歳の独身女性。大ヒットアプリを数々生み出すなど仕事ができる上に明るくポジティブでコミュ力高め。面倒見も良く上司や先輩・後輩、取引先からの信頼も厚い。そんな誰もが憧れる西園寺さんが絶対にやりたくないこととは…家事だった。『掃除なんてしなくても死なない』『料理できなくてもご飯は買えるから問題なし』『服やパンツは全自動洗濯乾燥機から取り出してそのまま着れば効率的』と、あの手この手で家事をしない生活をしてきた西園寺さんは、マイホームを買い、創意工夫を凝らした“家事ゼロの暮らし”を実現させる。そんな自分史上最高の生活を満喫していたある日、年下のイケメンエンジニア・楠見俊直(くすみとしなお/松村北斗)が西園寺さんの勤める会社に転職してくる。アメリカ帰りの天才肌だが、無愛想で変わり者の楠見に手を焼く西園寺さん。そんな楠見が実は4歳の娘・ルカ(倉田瑛茉)を育てる訳ありシングルファーザーであることが判明する。そしてトラブルで家を失った楠見親子と『偽家族』として一緒に暮らすことになる。
テレ朝水9 7/3 ~ 『科捜研の女 season24』 沢口靖子(主演)、内藤剛史、小池徹平、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、山本ひかる、石井一彰、他
沢口靖子主演、最多シリーズ記録を更新中の科学捜査ミステリー。今回のテーマは、さらなる進化に向けた“原点回帰”。年々高度化してきた科学捜査の手法を今シーズンでは初心にかえって、おなじみの捜査方法についても技術や仕組みをわかりやすく伝え、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を駆使する科学捜査の面白さを視聴者に体感できるドラマにするという。主演の沢口靖子も59歳、そろそろ“定年”が近づいてきている?
フジ水10 7/3 ~ 『新宿野戦病院』 小池栄子(主演)、仲野太賀、橋本愛、濱田岳、他
脚本・宮藤官九郎によるオリジナルドラマ。“命”をテーマにした救急医療エンターテインメント。新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を中心に、ユーモアを織り交ぜながら、人生を強く生きる人たち・仲間・家族を通して、命の尊さを投げかける。舞台となるのは新宿区歌舞伎町の路地にひっそりと建つ『聖まごころ病院』。土地柄、救急外来を訪れる患者の多くは、貧しい路上生活者や在留外国人、ホストや風俗嬢など、特殊な“ワケあり”背景を持つ。そこに、突如としてアメリカ国籍の元軍医である謎の女性が降臨する。小池栄子演じる彼女はヨウコ・ニシ・フリーマン。アメリカで13年間軍の病院で働いていた経歴を持つ。その間いきなり戦地に配属され銃弾が飛び交う“野戦病院”で兵士や住民の対応に当たったことも。そしてある戦地において瓦礫の街で瀕死状態の兵士と遭遇。その兵士が死に際、大切な物と、あるメッセージを最後の力を振り絞りヨウコに託す。ヨウコはその兵士との約束を果たすため日本に向かったのだった。そして歌舞伎町で繰り広げられるさまざまな闇を明るく照らし出す存在となっていく。一方、年老いた叔父の病院に勤務する美容皮膚科医の高峰享(たかみねとおる)を仲野太賀が演じる。彼はチャラくいけすかない典型的な気取り屋タイプで金儲け主義者。叔父の古びた病院で麻酔医の勉強で勤めているが美容整形クリニックとしてリニューアルオープンするという夢を抱いている。趣味は港区女子とのギャラ飲みで、金を使って派手な生活を送っている。しかしヨウコとのひょんな出会いから亨の生き方に変化がもたらされていく。そんな凸凹な2人が、どこか引き寄せ合い、互いに一つの目標に向かっていくことになる。この2人の他に、NPO法人『Not Alone』の新宿エリア代表・南舞(みなみまい)に橋本愛、歌舞伎町にある交番の地域課に勤務する巡査・岡本勇太(おかもとゆうた)に濱田岳がキャスティングされている。クドカンらしいユーモアに満ちたドラマとなりそうだが果たして小池栄子の英語力は大丈夫だろうか?
テレ朝木9 7/25 ~ 『スカイキャッスル』 松下奈緒(主演)、木村文乃、比嘉愛未、高橋メアリージュン、小雪、他
秘密を抱えた華麗なるセレブ妻たちの壮絶マウントバトル・サスペンス。富、名声、権力。華麗なる勝ち組妻たちが暮らす《高級住宅街「スカイキャッスル」》は、猛烈な見栄とプライド、そして愛憎が渦巻く《嵐の戦場》だった。原作は、韓国ケーブルテレビ局『JTBC』で2018~2019年に放送され記録的視聴率を獲得した『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』。誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレブの主人公・浅見紗英(あさみさえ/松下奈緒)。そして、才色兼備かつ慎ましい性格の二階堂杏子(にかいどうきょうこ/比嘉愛未)、情熱的でチャーミングな夏目美咲(なつめみさき/高橋メアリージュン)――セレブが集まる高級住宅街『スカイキャッスル』で暮らす彼女たちは、いずれも名門「帝都病院」の医師を夫にもつ、この上なく裕福で幸せそうなセレブ妻。ところが、勝ち組の中には、《さらなる幸せを勝ち取るため、絶対に負けられない戦い》があった。彼女たちは《夫の出世バトル》に加え、同学年の子を持つ母親として《受験バトル》でも頂点を極めようと対抗心を燃やし、しのぎを削る日々を送っている。そこへ、セレブらしからぬ素朴さと純粋な正義感、優秀な夫&息子をもつ新たな住民・南沢泉(みなみさわいずみ/木村文乃)、さらに担当した生徒を100%志望校に合格させるミステリアスな受験コーディネーター・九条彩香(くじょうあやか/小雪)が出現し、女たちの戦いは新たな局面へと突入していく。しかも、この壮絶な戦いの行方を大きく左右する、《セレブ人生において致命傷になりかねない過去》をひた隠す紗英をはじめ、5人の女たちはそれぞれ《まさかの秘密、闇、苦悩》を抱えていた。物語はスカイキャッスルに暮らす冴島香織の息子・遥人が、超難関の帝都医大付属高校に合格したことこら始まる。受験を翌年に控えた我が子を同校に入れようと躍起になるスカイキャッスルのセレブ妻、浅見紗英(松下奈緒)、二階堂杏子(比嘉愛未)、夏目美咲(高橋メアリージュン)は、お世辞にも成績優秀とは言えなかった遥人の逆転合格に騒然となる。何が何でも合格の秘訣を聞きだそうと食い下がる紗英、杏子、美咲に根負けし、香織は“受験コーディネーター”の存在を明かす。受験コーディネーターとは、あらゆる手を尽くして生徒を合格へ導いてくれる特別な存在。しかし彼らとは、ごく限られたVIPのみが参加できる“秘密の教育セミナー”でしか接点をもてないという。それ以上のことは言えないと、もったいぶる香織。それでも諦められない紗英は、抜け駆けして香織に媚を売り、ついに1枚しかないセミナーの招待チケットを譲ってもらう。ところが、会場へ行くと、そこにはなぜか杏子と美咲の姿が!紗英は警戒心を募らせながら、合格率100%を誇るコーディネーター・九条彩香との契約をもぎ取ろうとするのだが…。そんな中、誰も予期せぬ運命の歯車が回りだす。あろうことか、スカイキャッスルの住民たちが凍りつく“前代未聞の事故”が発生!さらに、成績優秀な息子をもつ新たな住民・南沢泉が引っ越してくる。いかにも韓国ドラマという内容だが、韓国版の制作陣も本ドラマの制作に協力とか。果たして日本人のセンスにマッチするドラマとなるだろうか?
フジ木10 7/4 ~ 『ギークス~警察署の変人たち~』 松岡茉優(主演)、田中みな実、滝沢カレン、中村蒼、白洲迅、泉澤祐希、あの、マギー、徳井優、若林時英、阿部亮平、他
大林利江子・原野吉弘脚本によるオリジナルドラマ。頭は切れるのに人間関係に難アリな警察署勤務の女ギーク(geek:賢いオタク)たちが、週末の井戸端会議で事件解決をスーパーアシストしてしまうという一風変わった謎解きストーリー。3人の女ギークは、優れた記憶力と物事の細部を即座に把握できる高い証拠分析能力を持つ鑑識官・西条唯(さいじょうゆい/松岡茉優)、プロファイリングが得意な心理分析のプロである産業医・吉良ます美(きらますみ/田中みな実)、地域の情報すべてが頭に入っているほど地理に精通している交通課員・基山伊織(もとやまいおり/滝沢カレン)。そんな彼女たちは毎週金曜日にお決まりの居酒屋に集まっては、職場や人間関係の愚痴に花を咲かせるのが日課だった。するとそこに、刑事たちが頭を悩ませているある事件が持ち込まれる。3人のギークたちがちょっとした謎解きのつもりで、それぞれの知識をもとに捜査の違和感や矛盾点を指摘すると意外な事実が発覚する。彼女たちの井戸端会議が事件解決をスーパーアシストする。しかし、そんな能力を持つギークたちもプライベートでは悩める普通の女性だった。事件解決の手柄には興味がない彼女たちにとっては、不器用すぎる恋愛や、コミュニケーション下手ゆえの人間関係のトラブルの方が難解すぎる大事件だった。何かとこじらせる3人のギークたちの一筋縄ではいかない厄介な生き方と事件解決の痛快な活躍ぶりがコミカルに描かれる。
フジ金9 7/5 ~ 『ビリオン×スクール』 山田涼介(主演)、木南晴夏、水野美紀、水沢林太郎、松田元太(Travis Japan)、大原梓、山下幸輝、奥野壮、柏木悠(超特急)、上坂樹里、倉沢杏菜、他
我人祥太他の脚本によるオリジナルドラマ。日本一の財閥系企業のトップであり、資産も行動力も“ケタ外れ”な主人公が、身分を隠して学校の教師となり様々な問題に直面しながらも生徒と成長していく姿を描く学園コメディ。私立絵都学園(えとがくえん)で『やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ』の生徒が集められた3年0組に新しい担任がやってくる。通称“ゼロ組”と呼ばれ、バカにされてきた底辺クラスに赴任してきたのは、山田涼介演じる容姿端麗だがどこかクセのある教師・加賀美零(かがみれい)。学校の常識が全く通用しない、資産も行動力も“ケタ外れ”なこの教師。その正体は日本を代表する財閥系グループを継いだCEOで、まさかの“億万長者=ビリオネア”だった。彼は、その天才的な頭脳で革命的な開発をしてきた発明家でもあり、現在は高精度なAI開発の研究をしている。幼い頃は好奇心旺盛で人にも優しい子どもだったが、成長するにつれて好奇心はそのままに自己中心的な性格が目立つようになっていった。彼は“ある目的”のため、正体を隠して絵都学園に赴任してくる。感覚も庶民とは大きくズレていて、秘書から『加賀美零であることはバレないように』ときつく言われているにも関わらず、度々“CEO感”や“富豪感”が出てしまい秘書に突っ込まれることもしばしば。経営者としては優秀でも庶民にとっての普通が理解できない加賀美は、教師としては全然ダメで、生徒や同僚の教師たちとは軋轢を生む始末。果たして“ゼロ組”の高校生たちが抱える悩みに、異次元の存在である加賀美はどう挑むのか?生徒たちは、彼から何を学ぶのか?そして、加賀美の赴任してきた理由とは一体何なのか。加賀美と負け組底辺クラスの未知の交流が展開される。
TBS金10 6/28 ~ 『笑うマトリョーシカ』 水川あさみ(主演)、玉山鉄二、櫻井翔、高岡早紀、丸山智己、曽田陵介、筒井真理子、和田正人、渡辺大、加藤雅也、渡辺いっけい、他
早見和真による同名のヒューマン政治サスペンス小説が原作。6月下旬からスタート。抜群の人気を誇る若き政治家と有能な秘書の“得体の知れない不気味さ”に気付いた女性新聞記者が、彼らを取り巻く黒い闇に迫る。印象的な笑顔とリベラルな言動で人気を集め、未来の総理候補との呼び声も高い若き政治家・清家一郎(せいけいちろう/櫻井翔)。そして彼を支える有能な秘書・鈴木俊哉(すずきとしや/玉山鉄二)。いずれも非の打ち所がなく完璧な存在にみえた。「でも、この2人…何かがおかしい。もしもこの若き総理候補が誰かの操り人形だったら?」インタビューでそう感じた新聞記者の道上香苗(みちうえかなえ/水川あさみ)は、そんな2人の奇妙な関係を暴こうと、彼らの隠された過去を探っていく。そして、清家が政治家へと昇っていく過程で不審な死亡事故が幾つも起きていたことを知る。それらの事故は、清家に関係している何者かの仕業と思えたが、新たな事実や人物が次々と浮上。そしてそれは、道上の父親の突然の事故死にもつながっていく…。翔くんがまさかの悪役か??それは見てのお楽しみ…
テレ朝 金23:15 7/19 ~ 『伝説の頭(ヘッド)翔』 高橋文哉(主演)、関水渚、他
漫画『クロサギ』、『正直不動産』などの原作者・夏原武の原作デビュー作『伝説の頭 翔』(「週刊少年マガジン」で2003年~2005年に連載)をドラマ化。不良チームの頭と万年パシリの2人が、容姿がソックリだったためにある日、人生を交換することになる。1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム『グランドクロス』を束ねる伝説の頭・伊集院翔(いじゅういんしょう)、かたやクラスでもまったく存在感がなく、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人(やまだたつひと)、この2人を高橋文哉が演じる。入れ替わった達人は、これまでのいじめられるだけの人生から不良たちがこぞって頭を下げるリーダー・翔としての人生を歩むことになる。周囲にバレたら一巻の終わりの状況にあって、果たして達人はニセモノだとバレずに喧嘩三昧のヤンキーとしてのタフな毎日を過ごすことができるのか。究極のミッション・インポッシブルが始まる。達人が恋するご当地アイドルのエース・藤谷彩(ふじたにあや)役として関水渚が出演する。
日テレ土9 7/13 ~ 『GO HOME~警視庁身元不明人相談室』 小芝風花(主演)、大島優子、吉田鋼太郎、阿部亮平、戸次重幸、半海一晃、栁美稀、高島礼子、他
警視庁に実在する部署『身元不明相談室』をモデルにした八津弘幸の脚本によるオリジナルの警察エンターテインメントドラマ。事件発生から犯人逮捕までといった展開とは異なり身元不明の遺体から始まる物語。舞台は『警視庁身元不明人相談室』。全国に2万体も存在し年々その数が増しているどこの誰かも分からない“名もなき遺体”の身元を特定し家族の元に帰すことが同部署の役目となっている。地味で誰も行きたがらないが、自ら志願して配属された変わり者・三田桜(小芝風花)と、10歳上の同期・月本真(大島優子)は、性格も趣味もまるで正反対。明るく天真爛漫な桜は、亡くなった身元不明者を家族や恋人の元に帰すため上司が止めるのも聞かず突っ走るが実は以外な過去を持っていた。一方の真はクールで冷静沈着、週刊誌の記者だったが、この部署を志願した背景にはある哀しい過去があった。顔を合わせればいがみ合ってばかりの2人だが、1人でも多くの身元不明者を家族の元に帰したい思いは一緒。遺体に残されたわずかな手掛かりを頼りにバディを組んで謎を解いていく。この2人の他に、警視庁捜査一課の刑事・手嶋淳之介に阿部亮平、身元不明人相談室・室長の利根川譲治に吉田鋼太郎がキャスティングされている。
日テレ土10 7/13~ 『マル秘の密子さん』 福原遥(主演)、松雪泰子、上杉柊平、清水尋也、志田彩良、吉栁咲良、他
魅惑のサクセスストーリーか、怒濤のサスペンスドラマか、そのすべてがベールに包まれた“マル秘”ドラマ。福原遥演じる主人公は“トータルコーディネーター”の本宮密子。コーディネートでビジュアルを変える、コーチングでメンタルを変える、裏工作でスキャンダルをもみ消す…など、どんな手を使っても依頼者を必ず成功させる謎多き女。そんな彼女の今度の依頼者は松雪泰子演じる不運続きのシングルマザー・今井夏、タッグを組むことになった密子と夏が目指すのは、なんと、華麗なる一族が率いる大企業の社長の座だった。しかし、密子の来訪には大きな“秘密”があった。
NHK日8 継続中 『光る君へ』 吉高由里子(主演)、柄本佑、岸谷五朗、国仲涼子、髙杉真宙、段田安則、三石琴乃、井浦新、玉置玲央、吉田羊、見上愛、木村達成、宮川一朗太、渡邊圭祐、浩歌、松下洸平、毎熊勝哉、本郷奏多、佐々木蔵之介、野村麻純、井上咲楽、高橋光臣、三遊亭小遊三、秋山竜次(ロバート)、板谷由夏、ユースケ・サンタマリア、益岡徹、橋爪淳、町田啓太、他
世帯視聴率は依然として11%前後をうろうろ。一応手堅い視聴者層はつないでいるようである。合戦は皆無でほぼ宮廷内や屋敷内でのシーンばかりなのでお金は衣裳代につぎこんでいるのか?ストーリーは朝廷での権力争いが主体で、主人公・紫式部不在の場所で物語が展開されるため彼女を何とか絡ませようとする脚本に無理矢理感がある。むしろ主人公を道長にした方が良かったのではないだろうか?
TBS日9 7/7 ~ 『ブラックペアン シーズン2』 二宮和也(主演)、竹内涼真、葵わかな、小泉孝太郎、内野聖陽、橋本さとし、神野三鈴、内村遥、今野浩喜、森田甘路、ヤマダユウスケ、松川尚瑠輝、水谷果穂、田中みな実、他
海堂尊の小説『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』(講談社文庫)が原作。2018年4月クールで放映された『ブラックペアン』の続編。今作はシーズン1から6年後の物語となり、今回二宮和也が演じるのは、シーズン1の主人公・渡海征司郎とうり二つの世界的天才外科医・天城雪彦(あまぎゆきひこ)。天城は人も金をもてあそぶ悪魔な世界的天才外科医。オーストラリア・ゴールドコーストのハートセンターに長年勤めており、手術の技術は天才的で、心臓冠動脈バイパス術の世界的大家。ダイレクト・アナストモーシスという手技ができる唯一の医師であり、敵対する医師をも魅了していく人物。一方で、天城の手術を受けるにはシャンス・サンプル(二者択一)の運試しに勝つしかなく、掛け金としてその人の財産の半分までも要求するため、医師の間では“ディアブル(悪魔)”と呼ばれている。そんな天城が東城大学医学部付属病院に現れるが6年前に同院にいた渡海とうり二つのいでたちだった。シーズン1では研修医であり、渡海の助手として奔走した世良雅志(せらまさし/竹内涼真)はその後様々な場所で経験を積み、東城大へ心臓血管外科医として戻っている。新人看護師だった花房美和(はなぶさみわ/葵わかな)も、手術室看護師として成長を遂げている。その他、シーズン1で渡海と対立関係にあった高階権太(たかしなごんた)に小泉孝太郎、世界的に有名な佐伯式手術の生みの親である佐伯清剛(さえきせいごう)に内野聖陽がキャスティング。佐伯は東城大学医学部付属病院の病院長に就任、日本医学会の会長の座を狙っていて、心臓外科に特化した専門病院の開設を計画。そのために天城を呼び寄せた。それぞれが持つ医療という名の欲望がうごめいていく。
テレ朝日10(ABCテレビ)日10 8/18 ~ 『素晴らしき哉(かな)、先生!』 生田絵梨花(主演)、茅島みずき、鈴木仁、橘優輝、永瀬莉子、矢吹奈子、小宮璃央、小栗有以、他
脚本・宅間孝行によるオリジナルドラマ。過酷な教師の実情を題材にしつつ、新米教師と生徒との心温まるエピソードを積み重ね、先生たちへ応援歌を贈る作品。人間関係の板挟みになる中、退職を考えるも生徒のために奮闘する2年目の高校教師が主人公。生田画絵梨花演じる笹岡りおは、夢と希望を胸に教育現場に飛び込んだZ世代の高校教師。しかし、その過酷さは想像を絶し、2年目にして退職を考えるほどストレスフルな毎日を送っていた。『自由』を拡大解釈し奔放に振る舞う生徒たち、学校に過度な期待を寄せる保護者や近隣住民、トラブル処理を若手に押し付けてくる年配教師…。りおはそんな毎日の愚痴をSNSの裏アカウントに吐き出したり、優しい彼氏に聞いてもらったり、『先生だって人間だ!』と適度に発散したりしながら、持ち前の元気と明るさでどうにかバランスを保っていた。しかし、その我慢もとうとう限界に到達。人間関係の板挟みになり辞職を決意するが、同じタイミングでクラス担任に急きょ欠員が発生、穴埋めのお鉢が、なぜか彼女に回ってきてしまう。初めての担任で3年生を任された教師生活は、さらなる茨の道に突入、生徒たちのために奮闘することになる。果たしてりおの運命は…。
日テレ(読売テレビ)日22:30 7/7 ~ 『降り積もれ孤独な死よ』 成田凌(主演)、吉川愛、小日向文世、他
降り積もる謎が予測不能な結末へ誘うヒューマンサスペンス。講談社『マガジンポケット』で連載中の同名漫画(原作/井龍一・漫画/伊藤翔太)が原作。ひと気のない屋敷で13人の子供の白骨死体が見つかった通称“灰川邸事件”。現場に残されていた謎のマークが7年の時を経て再び姿を現す。不可解な共同生活、父と呼ばれる容疑者、事件の6人の生存者…幾重にも真実が隠されていた。2024年、若者たちが社会や家族からの逃げ場所として、たむろしている都内某所。そこで、突如1人の少女が失踪する事件が…。そして、遡ること7年。2017年、とある屋敷で少年少女監禁死体遺棄事件が起きていた。成田凌演じる山梨県警富士山北警察署刑事・冴木仁(さえきじん)が通報を受けて駆けつけた屋敷で13体の白骨化した子供たちの遺体を発見する。被疑者は、屋敷の主・灰川十三(はいかわじゅうぞう/小日向文世)。消息不明となっている謎の男だ。そんな中、冴木の前に謎の女性・蓮水花音(はすみかのん/吉川愛)が現れる。彼女は6年前まで灰川邸で暮らしており灰川を父と慕っていた。灰川の無罪を主張する花音は冴木とともに事件を追う。そして、次第に明らかになっていく真犯人の存在……。過去と現在をつなぐ事件の真相とは。原作が未完結であり、どういう展開になるのかは不明。
警察関連ドラマが4本、医療系ドラマが3本、学園ドラマが2本。
特に変わり映えのしないラインナップである。
もはや世帯視聴率をあきらめて、コア視聴率をターゲットにしている?
高齢者ウォッチャーとしては視聴継続が辛いドラマが増えている印象で、
非常に残念な傾向だ。