MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

誰が悪いのか?

2007-08-31 23:04:28 | 健康・病気

http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/national/update/0829/TKY200708290320.html&date=20070831212344

↑ またもや、周産期医療で

不幸なできごとが…

容態の急変した奈良県の38歳の妊婦が

診療要請した9病院で断られ

ようやく受け入れ可能となった病院に向かう途中、

救急車が事故を起こし、

最終的に流産した。

奈良県では昨年8月にも

脳出血を起こした妊婦の

受け入れ病院がなかなか見つからず

死亡に至るという悲劇があった。

奈良県では、奈良県立医大病院、

奈良県立病院ほか計5病院で

県周産期医療ネットワークを

立ち上げているそうだが、

実際はこのうち3病院に集中しているという。

件の8月28日から8月29日にかけての

奈良県立医大産婦人科の当直状況 ↓

http://www.naramed-u.ac.jp/~gyne/2007.08.28.html

を見ても、その繁忙ぶりがうかがえる。

一部に医師の義務感欠如を指摘する報道もあるが

対応が困難な状況で切迫する急患を受け入れるのは

無謀というものだ。

また、受け入れ先をどこが探すべきかについては、

救急指令が1時間30分以上もかかって

ようやく搬送先を探しあてたような難作業を

診療業務に追われる医療機関に課す

べきではない。

医師不足や訴訟のリスクから

分娩を取りやめる病院が続出し、

周産期医療の集約化が進む昨今、

何が問題かと言えば、

核となって引き続き診療を続けてゆく

医療機関の人員、設備が

旧態依然たることであろう。

本邦において、とりわけ奈良県で、周産期医療の整備が

目だって立ち遅れているというわけではないだろう。

今後お産の安心を確保するためには、

受け入れを絶対に断ることのない、

設備、人員に十分余裕を持った施設を整えることが

最優先されるべきと思う。

お産の安全を他府県に頼るなんて

もってのほかと思うのだが…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死んでなんかいません

2007-08-30 00:18:51 | 音楽

秋川雅史氏の「千の風になって」が

8月20日付けオリコンチャートで

累積売り上げ100万枚を突破した。

最近、シングルのミリオン自体、そう多くなく、

昨年のKAT-TUNの「Real Face」以来

1年3ヶ月ぶり、クラシック系歌手としては

初の快挙だそうだ。

なぜ、そんなに「千の風…」は

ヒットしたのだろうか?

確かにサビの「千の風に~」のところは

流れるようなメロディに歌詞がぴったりで

思わず口ずさんでしまう。

しかし、テノールであまりにきれいに

歌われると、感情が伝わりにくいようにも

思えたのだが…

詩は作者不詳の英語詩を新井満氏が

訳したものである。

大切な人に先立たれた人たちにとっては

癒され、救われる気持ちになる詩だ。

ただ、「朝」と「夜」、「秋」と「冬」に「私」は

現れるが、「昼」や「春」や「夏」にはどうなる?(細かすぎっ)

それはさておき、

江原啓之ではないが、死んだ後もその人は

残された家族のすぐそばにいるの?

どこに居ようと、その人は「あの大きな空を吹きわたって」

自分たちを見守ってくれている?

果たして肉親を失った人々が、それほど共感を

覚える歌なのだろうか。

そんな思いの先週、自分の父親が死去した。

前から覚悟をしていたせいか、

いざその日を迎えても悲しみは

思ったほど強くはなかった。

予想どおり?葬儀場で、

「千の風に…」の曲が流れ、

それからというもの、そのメロディーが

頭にこびりついてしまった。

歌詞を覚えていなかったので、

ネットで歌詞を再確認してみたが、

その内容とは異なり

自分には父がずっと遠くに行ってしまったとしか

思えなかった。

「いつも傍で私たちを見守っていてほしい」という

気持ちは、もうしばらく経ってから

感じるものなのだろうか?

そんな願いは、死者とのつながりや、

死者への思いの強さで違うものなのかも知れない。

というわけで、結局、

この歌がミリオンヒットした理由を、

肉親を失うという経験をしたMrKにも

理解することはできなかったが、

すさんだ日本社会において

このような重厚な歌がヒットしたのは

よいことと言えるだろう。

あの「たらこ・たらこ・たらこ」のヒットより

数段意味のあることだと思う。(キューピーさん、すみません)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「あさしょうりゅう」って誰?

2007-08-21 23:08:37 | スポーツ

もうここまできたら

どうでもいいっていうか、

ほっとけっていうか

ファンを馬鹿にするなっていうか、

好きにしてって感じの

モンゴル人横綱の

「あさせいりゅう」のことだ。

えっ?「あさせいりゅう」じゃないよ、

「あさしょうりゅう」だよ、だって?

もう名前も忘れそうだわ。

なにやら4人目の医師の診察を受けて

「解離性障害」と診断されたとのこと。

…しかし、医師が診察に当たった際、

「あさしょうりゅう」は

まともに医師に向き合おうともせず

テレビを見つめたまま、

ほとんど返答しなかったとか。

事実とすれば、なんと失礼な受診態度ではないか?

ただの「ふてくされ」ともとれそうだが…

ま、精神医学の専門家がかの診断を下したのだから

やはり病気は病気なのか?

病気だとして、果たして本人に病識があるのだろうか?

謝罪会見もなく、このままの状況を続けるとすれば、

これ以上相撲ファンをばかにした話はない。

個人的には、

とっととモンゴルに帰国させ、

既に自国で展開しているとやらの「事業」に

専念するもよし、

まあ、帰国してしまえばまず無理だろうけど、

万一猛省して相撲にカムバックする気になれば、

きちんと謝罪して謙虚な姿勢で必死にけいこを再開すれば

いいだろう。(その時点でファンが許すかどうか知らないが…)

これまでの代々の横綱に真の「横綱の品格」が

備わっていたとは思わないし、

「あさしょうりゅう」にそれを求めても、

どだい無理な話だろうけど、

ファンを大切にする姿勢は必須だと思う。

もはや、「あさしょうりゅう」のカムバックを心から

期待するファンはほとんどいなくなってしまった

ことだろう。

相撲協会が中途半端な対応を繰り返し、

事態を長引かせることは、

世間の相撲離れに拍車をかける結果となろう。

横綱にまつわる汚点を残したくないばっかりに

横綱復帰への道を無理にでも残そうとし

国内で野放しにしておくより、

早急に故国へ帰国させ、

そこから本人の決断に任せた方が

結果的にいいのではないかと

相撲ファンではないMrKは

無責任にも思ってしまうのだ。

数年もの間、一人横綱で

角界を支えた功績を認めるなら、

一刻も早い、本人の希望に沿った

対応を期待する。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

む・む・む…

2007-08-17 22:45:31 | テレビ番組

無謀だ…

何がって?

今年の「24時間テレビ『愛は地球を救う』」の

欽ちゃんの「70kmマラソン」ですよ。

日本禁煙学会は萩本氏の

70kmマラソンを

「医学的に見て極めて非常識」との見解を

報道各社に送ったという。

http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/culture/update/0817/TKY200708170305.html&date=20070817223428

その見解に全く同感である。

66歳という年齢、70kmの距離、

今年の記録的猛暑、

さらに問題なのが、

氏が一日3~4箱を吸う

ヘビースモーカーであるということ。

これらを考慮すると、

案じられるのは、氏が、

果たして時間内に

武道館にたどりつけるかどうかという

レベルの問題ではない。

今回相談した医師から

「死ぬようなことはないでしょ。」

といわれ、

「死ぬようなことはないのね。じゃ、ボクやります。」と

応じたという。

せめて冠動脈CTA検査とか

やってないと許可は出せないと思うんだけど…

(それともやってるのかな?)

でもって、欽ちゃんは欽ちゃんで、

しっかり禁煙して

本番に臨むのかと思いきや、

「1日2箱に減らして頑張ります」

だそうだ。

http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200708140239.html&date=20070817223759

「国民に感動と生きる勇気を与えたい」

という意気込みだそうだが、

世の中のメタボな愛煙家のおっさんたちが

これにミョーに刺激を受けて、

勘違いなジョギングに挑んでしまうことで、

不幸な犠牲者が出なければいいのだがと

心配は尽きないのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱卒中

2007-08-16 23:12:37 | 健康・病気

記録的猛暑は続き、

本日ついに、熊谷市と多治見市で

40.9度の史上最高気温を記録した。

子供のころから聞かされてきていた

これまでの最高気温、

1933年7月山形市での40.8度の記録を

実に74年ぶりに更新した。

この40.8度って気温は、

(ありえない数字~ってなもんで)

これまで金字塔のように

思ってきていたMrKには、

今回、全国2ヶ所でこれを上回ったという事実に、

あらためて温暖化の忍び寄りの実感と

それに対する危惧を

植えつけられることとなった。

このような酷暑の連続により、

全国で熱中症患者が続出している。

今日だけで10人の方が亡くなったそうだ。

ところで、この『熱中症』という言葉、

誰が決めたか知らないが、

個人的に異論反論オブジェクション!(←古いよ)

この言葉、

『熱に中る(あたる)』からきたわけで、

本来、

『毒に中る』が『中毒』なら

『熱に中る』は『中熱』のはず。

従って、『中熱症』が正しい表記と思われるのだ。

それに、『熱中症』だと、なんだか、

なにかに『熱中』していて?

だんだん悪くなるみたいな印象がある(←ないない)。

実際のところ、『熱中症』は、

高温環境の曝露時間が短くても起こり得るし、

一旦、体温調節が破綻すると急速に発症し、

一気に中枢神経の障害や多臓器不全に陥る恐れもある。

しかも対症療法で応ずるしかなく、根本的治療はない。

本疾患の重症度と予防の重要性を考える時、

英語で "heat stroke" の名がついているくらいだから、

日本語では、『熱卒中』と呼ぶべきではないか。

今年の夏が、尋常ならざる酷暑状態であることを

もっと深刻に受け止め、

熱中症の恐さを、もっと強力に国民にアピール

すべきであると思うのだが、

いかがだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする