MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

誰に言ってんだぁ~?

2007-11-25 22:28:22 | 健康・病気

再び…『医龍2』のワンシーン…

食道がんの下行大動脈浸潤に対する手術、

分離肺換気が困難と判り(執刀直前に気づくのもどうかと思うが…)

皆が青ざめていたとき、手術室のドアが開く…

甲高い声が響き渡る、

『じか~ん、ないよ~。お立ちだ~いっ!』

…すると、すかさず、外回りのスタッフが

荒瀬門次大先生に『お立ち台』ではなく、『足台』を用意した…

第7話のちょっと『笑えた』シーンである(また思い出して思わず失笑)。

麻酔科医、荒瀬門次、すこぶるカッコいい、のである。

それはともかく、実際に、

麻酔科の先生方って、手術には欠かせない存在なのだ…

手術の成否にも多大な影響を及ぼす。

すなわち縁の下の力持ち、なのである。

もっと賞賛されてしかるべきだ、と思う。

しかし、一方で、悲しい現実もある ↓

http://s02.megalodon.jp/2007-1121-1139-19/www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0000746066.shtml

おそらく、筋弛緩剤『臭化ベクロニウム』を自己注射し

死に至ったのであろう。

…現実、麻酔科の先生方は大変だろう。

外科系各科の都合に翻弄される宿命にある。

たとえば…

ある外科系の科に明日まで待てる急変患者がいたとしても、

その科の都合(気分?)で、

その日のうちにどうしても手術を、

ということもあるだろう。

自科の都合でお休みする、なんてことは

許されない。

もちろん、麻酔科も当番制を敷いてるだろうが、

その日の当番が、時間外にずれこんだ予定手術に

関わっていたとしたら、次の待機の麻酔科医がやむなく

出動しなくてはならなくなる。

外科系各科はわがままだ。

麻酔科医を怒鳴り上げる傲岸不遜な輩もいる。

朝から晩まで、手術室の檻の中で休む間もない。

医療機関の集約化は結構だが、

それに必要な麻酔科医のマンパワーの充実は追いつかず、

麻酔科医一人あたりの負担が甚大となっているという ↓

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20071002

麻酔科医一人あたりの麻酔件数は全国的に危険域を

超えている(年間400件以上)と考えられる。

あちこちで麻酔科医の悲鳴も上がっている。↓

http://s01.megalodon.jp/2007-1124-2353-20/www2.asahi.com/senkyo2007/special/OSK200707120022.html

先の神戸の麻酔科医自殺…

過重労働だけが原因とは言えないのだろうが、

『薬の管理に問題はなかった』で、済まされる問題ではない。

『医師の精神衛生管理に問題があった』のは

間違いないと、言えるだろう。

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ヘタレムシ

2007-11-20 00:32:59 | 国際・政治

朝晩はすっかり冬の寒さとなったこのごろ

(持続力には乏しいが)家の中をブンブン飛び回る虫、

↓ 県北のこの辺りでは『ヘタレムシ』と呼ぶ 。

Photo_6 つまり、『カメムシ』のことなのだが…

つついたりおどしたりすると、

何ともいえない不快な『臭気』を

発散する、あの虫だ。

『ヘタレ』とは『屁を垂れる』から来たのだろう。

関西で言う『ヘコキムシ』とはまた別物のようだ。

夜間、野山の気温が低下すると、

人間さまの明るく暖かい部屋の中が恋しいとみえ、

戸を締め切っているにもかかわらず、

どこからかともなく部屋の中に侵入してくるのだ。

叩いたり、ティッシュなんかで

捕らえようとするのは言語道断、

たちまち部屋中が臭気に包まれる。

撃退に最も良いのは、

ガムテープを背中に貼り付けるや否や

そのままガムテープ内に密封してしまうと

いう方法だ。

「一匹やっつけた」と安堵し、

ふと天井を見上げると

いつのまにかそこに

新手が一匹張り付いているのに気づき

ギョッとする。

サッシの狭い隙間を

うまくすりぬけて入ってくるのであろう。

唐突ながら、『産む機械』オジサン。Photo_7

この方、有名なブログ『きっこの日記』で

『カメムシ大臣』と呼ばれ攻撃の的となっていた。

ふむ…確かに…(苦笑)

どこが似てるというわけでもないのだが、

なんとなく似てる、うまく言い当てている(爆笑)。

思わず納得、である。

この方、一時鳴りを潜めていたように思われたが、

最近、『消費税増税』問題で再び尊顔を拝するようになった。

やはり、東大卒、大蔵省入省のキャリアで

実力がおありなのであろう。

ここらあたりも、捕まえても捕まえても

ひょっこり姿を見せる『カメムシ』に

確かにそっくり、である。

一方、例の山田洋行接待疑惑の、

一見人の良さそうな元防衛庁長官。

1998年に防衛庁の不祥事で一度辞任、

2001年にもKSD事件で経済財政政策大臣を

辞任しておきながら

2005年には再度防衛庁長官に就任するなど、

永田町というところ、

一般常識とは、かけはなれた感覚を持つ人々が

集まる場所のようである。

権力というぬくもりをめざして、なんとしてでも

国会、官邸にすべりこもうとする様は、

サッシの隙間を執念でかいくぐってくる

『ヘタレムシ』にどこか似ているように

思えるのである。

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ねじ切れ国会

2007-11-17 01:55:57 | アート・文化

空間内の二本の直線が、

平行でなく、かつ交わっていない時、

この関係を『ねじれの位置』にあるという。

苦手だった中学校の幾何(←古いよ)で勉強した内容だ。

早い話、『ねじれの位置』にあるとは、

二本の直線がお互いにそっぽを向いていると

いうことを意味するのだろう。

で、誰が名付けたか、『ねじれ国会』、

言いえて妙、である。

ただ、この『ねじれ』が『ねじれの位置』の

『ねじれ』の意味かどうかは不明だが…

なお、『ねじれの位置』にある一方の直線を

中曽根渡邉効果により党首が勝手に平行移動すれば、

もう一方の直線と交わることができる、

これを『大連立の法則』という(な、わけないって)。

…ついでに、その党首が辞意を撤回すると、

この二本の直線間の距離は以前より

さらに増大する(『自民民主背反定理』)。

閑話休題、

今年も新語・流行語大賞に

ノミネートされた60語が発表された。

なぜか、この中に『ねじれ国会』は選ばれなかった。

ノミネートされたのは『KY』『ネットカフェ難民』『闇サイト』

『ワーキングプア』『背水の陣内閣』『(消えた)年金』や

『産む機械』『ナントカ還元水』『しょうがない』といった

閣僚の失言シリーズなど、

今年も全体に暗いものが多い。

ところで、接待疑惑で

前防衛省事務次官に実名を挙げられた政治家、

「会席した形跡もないし、記憶もない」(←すごい言い方)

って反論してるらしいけど、

いっそのこと証人喚問の場では海パン一丁になって

こう言ったらどうだろう。

『でもそんなの関係ねぇ!でもそんなの関係ねぇ!

でもそんなの関係ねぇ!セイッ、オッパッピー!』(笑)

受けると思うよ…(強制退場)

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お風邪などお召しにならないよう…

2007-11-11 23:38:15 | 健康・病気

今冬、インフルエンザ流行の兆しあり ↓

http://s04.megalodon.jp/2007-1111-2233-29/newsflash.nifty.com/news/keyword/influenza/tt__kyodo_2007110901000132.htm

例年の流行は早くても12月中旬以降だが、

今年は早くも10月から首都圏での感染報告が

急増しているらしい。

(医学的根拠に乏しいが)原則的に10歳以上の

未成年者の患者には

タミフルを使えなくなったということもあり、

早めのワクチン接種が望ましいかも。

ところで、日に日に寒さが増してくるこのごろ、

交わされる挨拶でよく耳にする言葉、

「風邪などひかれないようにお気をつけください」。

『風邪をひく』の『ひく』は、

邪気を身体に引き入れる

という意味であることから、

『引く』の漢字を用いる。

丁寧に言う場合、「風邪を召す」というふうに、

『召す』という動詞を用いることもある。

ただ、MrKが以前から引っかかっていたのは

『風邪など』の『など』である。

誰もが特に意識することもなく当たり前のように

「風邪など…」と言っているが、

この『など』って、『等』のこと?

もしそうなら、

風邪以外にも『引くもの』があるわけ?

それとも…

風邪が単一の疾患でなく

『風邪症候群』であるから?

…結局、ホントのところはわからないのだが、

思うに『など』は『等』じゃなく、

『なんぞ』の意なんでしょうね。

つまり、

『風邪なんぞ引くな』

『風邪みたいなしょーもないものにかかるな』

という意味を含んでるのではないでしょうか。

確かに休養をとり、滋養、強壮に心がけるなど、

ちゃんと摂生すれば、『風邪を引く』ことを

回避することが可能だ。

『風邪を引く』のは自業自得なんですよ、って

昔人の戒めの意が含まれてるんでしょう。

しかし…

年々凶暴化してきている感のある、

インフルエンザだけは、あなどれない。

高齢者の皆さんと

タミフルを使いにくい少年少女の皆さん、

には、特に気をつけていただきたいと思うのである。

もちろん、働き盛りのその他の皆さんもねっ。

大事な大事な(アタックチャ~ンス、じゃない)

一週間を棒に振っちゃいますよ~。

それでは、みなさま、

「お大事になさいませーっ!」

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ここが変だよ、『医龍2』

2007-11-10 00:47:14 | テレビ番組

『ショートアクティングのベータブロッカーで

レートを調整して!タキってるよりブラディの方が

リペアしやすいから…』

横文字業界用語の連発、ドラマ『医龍2』。

この指示を耳にした朝田龍太郎は、

このチョコレート依存症の麻酔医、小高七海を

「できる女医」、と見極めた…

しかし、このセリフ、

実際のところ実力を見直させるほどの

『できた』指示内容でもないように思えるのだが…

横文字並べたてれば、できる医者に

見えるだろうって目論見か。

残念ながら、演ずる大塚寧々氏、

これだけの短いセリフだけど

ボキャ覚えるに苦労したのか

そのセリフ回しは大いにたどたどしかった。

『徐脈』は『ブラディ↑』じゃなくて、

『ブラディー↓』でしょっ!

『ブラピ↑』(ブラッド・ピット)じゃないんだからぁ(失笑)。

ドラマはこの上ない困難な状況を

朝田ちゃんのチョー『神技』でもって克服するという

展開を繰り返す。

コンピュータグラフィックスを駆使して

リアルな術野を見せながら、

飛び交う医学用語には

いちいち注釈や説明はなく、

視聴者置き去りのままドラマは進行し、

いかにも緊迫度を増すかに思われるのだが、

あまりになんでもありの状況に、

現実との解離は大きく、逆に興ざめしてしまうことも…

全身の循環を40分間も止める???

すごいのは、手術モニター見ただけで、

全員が、逐次、手術の状況を把握、

ご丁寧にも解説してくださるっ!(拍手)

などなど、色々と不整合な点は多いのだが、

朝田先生、

血管縫合に使ってる針糸、長すぎっ!(笑)

顔のあたりまで持針器持ち上げてる~。(爆笑)

「いちいち突っ込み入れるんなら、見るなよっ!」

って怒られそうだが、

結構楽しませてもらっているし~。

バーディーバー(-D-)っていう珍しい血液型があることも

勉強させていただいた。

(この血液型、『明真』・『北洋』の先生方全員

知っておられた…[驚])

ま…とにかく感謝の気持ちで、見ています(合掌)。

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