2007年も残すところ、あと3日…
ふーん、2007年を象徴する漢字は『偽』かぁ~。
『偽』って、『にせ』かな、それとも『いつわり』かな。
『食品偽装問題』のインパクトが大きかった?
それとも『事務所費(架空計上)問題』かな。
『偽・美しい国へ』(笑)。
『消えた年金問題』も重大だし、
『3月までに年金問題解決します』って偽りの公約も
あったなぁ…(そんなつもりで言ったんじゃなかったそうだが)
ま、とりあえず、今年って、あやしいこと満載の一年だったから
今年の漢字は『偽』で良しとすっかぁ(納得)。
…と、これ、日本人の感覚。
そもそも、一年を一字で表すのって無理なことだと思うので、
どうしてもファジーな(死語?)ところで妥協するしかない。
てか、あやふやなところがいいのだよ、との
コンセンサスが日本人の中にあるようにも思われる。
『今年の漢字』って、1995年くらいから決めてるらしいけど、
中には、こじつけ、はなはだしいって年もある。↓
http://s04.megalodon.jp/2007-1228-2246-13/www.kanken.or.jp/kanji/kanji2007/kanji.html
一方、それを自国に伝える海外メディアには、
そんなあいまいニュアンスへの理解や配慮は
一切感じられない(すなわち一刀両断!)。
ていうか、伝えるすべがないのかも。
12月27日付英国紙 Financial Times は
次のように伝えている。
見出しのみ ↓
概要を訳してみると…
2007年を象徴する Chinese character(漢字)を
"deception"(偽装、詐欺)に選んだ日本。
サブプライムローン問題の影響が比較的小さかった日本だが、
株価を10%下げて今年を終えた。
政府は経済成長率の下方修正を余儀なくされている。
それというのも賃金、国内消費は依然停滞、
景気動向は住宅投資の低落により打撃を受けた。
さらに消費意欲は、『5000万件の消えた年金』、
『Shinzo Abeの突然の退陣』、および『食品偽装問題』により
大きくそがれた状態にある。
そもそも人口減、高齢化の進む日本では住宅建築増は期待できない。
…国民が様々な『偽』に幻滅させられた日本という国は
斜陽の一途にある、の論調である。
過去2年、たとえ暗い年でも『愛』とか『命』とか希望の見える
文字を選んできたのだが、さすがに今年はどうにもならなかったか…
よその国から見たら、
いかにも希望のなさそな国になっちゃうよ(もうなってるか)。
いっそのこと来年からは、明るいできごと、暗いできごとから
それぞれ一字ずつ、としたらどうだろうか?
ま、前から思っていることだが、
一年の象徴を漢字一字に限定しようとすることに
無理があり、それに全く意義を見出し得ないのは
ワタクシMrKだけだろうか…(そうだよ)
どうか、来年こそは明るい一年でありますように。
ただただ、祈るのみだ…(アーメン…じゃねぇよっ!)