3/14は全国的にダイヤ改正が行われ新しくできた駅・列車、消えた列車など話題がありましたが、その中でも私が最大のことと思っていたのは常磐線の運転再開でした。
会社から震災ボランティアという形で被災地を見る機会を与えていただき、それが想像以上だったことは今でも衝撃的な出来事です。それから時々東北に足を運び、いろいろな被災地・路線を見てきた中でずっと残っていた常磐線には思うところがありました。
そして震災の後9年間走りたくても走ることのなかった区間にとうとう列車が走る日がやってきました。一番列車という意味では普通列車がすでに走っているのですが、やはり常磐線の花形列車は特急ひたちだと思います。乗りたいなと前々から思っていたものの1か月前にはすっかり忘れていたのですが、前日に券売機を見てみると仙台からの一番列車に空席が出ていたので迷わず購入。週末パスと併せて一番列車に乗ることとにしてきました。
仙台駅に戻ってきた「ひたち」
多くの方が写真を撮っていました。
また、仙台駅ではこのように運転再開を祝うメッセージが迎えてくれました。
ホームには乗車する人だけでなく、多くの方が駆けつけていました。
ちなみにホームでは運転再開を記念したボールペン・缶バッジ・マスキングテープが配られていました。おひとり様各1つまででしたが、これらをいただくことができました。
駅員さんも盛り上がっていました。
そして列車は定刻に出発。仙台駅はffが発車メロディーなのですが、このメロディーが再開の雰囲気とマッチしていました。
ホームだけでなく、社屋からも多くの人が手を振り車内からも振り返す中で列車はゆっくりと走り出しました。
沿線は雨の中多くの方が見送りに来てくれていました。
様々な方がいらっしゃりささやかながらもお祭りモードというところもありましたが、その中で特に印象的だったのは父親と思しき方の遺影を持ってひたちを見送っていた方がいたこと。おそらく想像以上のことがあったのだと思います。本当に鉄道っていうのは地元の人の思いを乗せて走っているものだと強く思うことができました。走っているのは当たり前のようで当たり前じゃないということ、気付いている人はどれくらいいるでしょうか。
こちらは山元駅あたりの様子。
震災後は駅舎もろとも流された被害の大きかったところですが、今は高架になった新しいところを走ります。
さて、列車は浪江駅までやってきました。
この先がこの日再開したところです。
次いで双葉駅
この2駅ではひたち14号は地元の大歓迎を受けていたのですが、私が乗っていた車両が最後尾、しかもこの日が雨ということもあって屋根のあるところで行われていたためか、停車中に見ることはできませんでしたが出発時はそれはそれはすごい盛り上がりでした。これこそ初日、という雰囲気は十分感じることができました。
一方で大野駅は特に盛り上がっていませんでした。
そして今回の再開区間のもう片端である富岡駅
は、震災後の厳しさが伝わってくる様子でした。
いずれの駅もまだ復興途中。これからどこまで戻っていくのかが今後の課題でしょう。
さて、富岡駅を過ぎたころからいつもの雰囲気に戻っていき、いわき駅を出たら日常の常磐線に戻っていました。
あとは淡々と品川を目指すところ…と思っていたら最後に我孫子の車両センター、金町、北千住と職員さんが手を振ってくれていました。実はこの日の関東は雪になって、しかもひたち14号は10分以上の遅れを持って運転されていたので様子が見えるのは一瞬だったのですが、雰囲気は味わうことができました。
品川駅でも歓迎がありました。
こうして仙台から約5時間。再開初日のひたち号の旅が終わりました。
ひたち14号はすぐに折り返していきました。
ちなみにこの編成は新製された編成だったようです。
最後に、今回の常磐線は本当に行ってよかったです。人の思いを改めて感じることができました。復興に携わる方は大変だと思いますが、これからの安全と無事を祈願して今回の締めとしたく思います。
会社から震災ボランティアという形で被災地を見る機会を与えていただき、それが想像以上だったことは今でも衝撃的な出来事です。それから時々東北に足を運び、いろいろな被災地・路線を見てきた中でずっと残っていた常磐線には思うところがありました。
そして震災の後9年間走りたくても走ることのなかった区間にとうとう列車が走る日がやってきました。一番列車という意味では普通列車がすでに走っているのですが、やはり常磐線の花形列車は特急ひたちだと思います。乗りたいなと前々から思っていたものの1か月前にはすっかり忘れていたのですが、前日に券売機を見てみると仙台からの一番列車に空席が出ていたので迷わず購入。週末パスと併せて一番列車に乗ることとにしてきました。
仙台駅に戻ってきた「ひたち」
多くの方が写真を撮っていました。
また、仙台駅ではこのように運転再開を祝うメッセージが迎えてくれました。
ホームには乗車する人だけでなく、多くの方が駆けつけていました。
ちなみにホームでは運転再開を記念したボールペン・缶バッジ・マスキングテープが配られていました。おひとり様各1つまででしたが、これらをいただくことができました。
駅員さんも盛り上がっていました。
そして列車は定刻に出発。仙台駅はffが発車メロディーなのですが、このメロディーが再開の雰囲気とマッチしていました。
ホームだけでなく、社屋からも多くの人が手を振り車内からも振り返す中で列車はゆっくりと走り出しました。
沿線は雨の中多くの方が見送りに来てくれていました。
様々な方がいらっしゃりささやかながらもお祭りモードというところもありましたが、その中で特に印象的だったのは父親と思しき方の遺影を持ってひたちを見送っていた方がいたこと。おそらく想像以上のことがあったのだと思います。本当に鉄道っていうのは地元の人の思いを乗せて走っているものだと強く思うことができました。走っているのは当たり前のようで当たり前じゃないということ、気付いている人はどれくらいいるでしょうか。
こちらは山元駅あたりの様子。
震災後は駅舎もろとも流された被害の大きかったところですが、今は高架になった新しいところを走ります。
さて、列車は浪江駅までやってきました。
この先がこの日再開したところです。
次いで双葉駅
この2駅ではひたち14号は地元の大歓迎を受けていたのですが、私が乗っていた車両が最後尾、しかもこの日が雨ということもあって屋根のあるところで行われていたためか、停車中に見ることはできませんでしたが出発時はそれはそれはすごい盛り上がりでした。これこそ初日、という雰囲気は十分感じることができました。
一方で大野駅は特に盛り上がっていませんでした。
そして今回の再開区間のもう片端である富岡駅
は、震災後の厳しさが伝わってくる様子でした。
いずれの駅もまだ復興途中。これからどこまで戻っていくのかが今後の課題でしょう。
さて、富岡駅を過ぎたころからいつもの雰囲気に戻っていき、いわき駅を出たら日常の常磐線に戻っていました。
あとは淡々と品川を目指すところ…と思っていたら最後に我孫子の車両センター、金町、北千住と職員さんが手を振ってくれていました。実はこの日の関東は雪になって、しかもひたち14号は10分以上の遅れを持って運転されていたので様子が見えるのは一瞬だったのですが、雰囲気は味わうことができました。
品川駅でも歓迎がありました。
こうして仙台から約5時間。再開初日のひたち号の旅が終わりました。
ひたち14号はすぐに折り返していきました。
ちなみにこの編成は新製された編成だったようです。
最後に、今回の常磐線は本当に行ってよかったです。人の思いを改めて感じることができました。復興に携わる方は大変だと思いますが、これからの安全と無事を祈願して今回の締めとしたく思います。