相変わらず関東は週末になると天気が崩れる日が続いています。岡山にいたころも周期的に週末の天気が悪くなる日がありましたが、こちらはそうなるのが多いですね。瀬戸内が天気に恵まれていたことがわかってきます。
さて、そんな中で先日なんとか天気がもちそうだった日に後輩I君から誘われて東武沿線に撮影に行ってきました。意外にもI君が行ったことがないとのことで、大樹を撮りたいとのリクエストから、2020年11月に更新した時をベースに案内しつつ新規開拓もかねて出かけたのでした。
トップはもちろんSL大樹
撮影したのは大樹6号。この日が祝日だったこともあり、日章旗を掲げてのSLを撮影できて大満足の結果となりました。この日はこれに行きつくのにいろいろあったので、よりいっそうの満足感を得られたのでした。
元々この日は天気予報で午前が曇り、午後から晴れという予報から午前中は大樹に乗って午後から撮ろうと今回の企画が始まっており、列車に乗ろうとした大樹1号に間に合わすべくかなり早い列車で下今市を目指しました。元々大樹の切符を下今市駅で買おうとしていたのですが、移動していると日光界隈は晴れ。また、大樹1号が意外と混んでることが判明。ならばと急きょ日光線での撮影にシフトチェンジ。とはいえ午後予定していた箇所と同じところに行くのはということで手軽に撮れそうな上今市駅に向かいました。
日光→きぬがわの回送列車
上今市駅は複線で手軽な駅撮りができました。ただ、ホーム近くには木の影がかかりこれを抜くのにそこそこの望遠が必要でしたが、急きょ決めたわりにこれだけ撮れれば十分でしょう。
この区間は先行きが不透明な6050形も多くやってきます。こちらは野岩鉄道所属の編成を先頭にした列車でした。
また、復刻塗装もちょうどいい運用に入っており、思いつきで来たわりに十分な成果を得ることができました。
しばらく上今市で撮影した後、東武日光駅へ移動します。ここではI君のリクエストできりふりを撮影。
ちょうど撮りやすいホームに入る設定になっていました。カーブを走るシーンを撮れてこれも満足の結果になりました。
ここまでは晴天に恵まれ順調に進んでいたのですが、午後になるとどんどん雲が広がり始めてきました。本当に天気予報と結果が午前と午後が真逆になってしまいそうです。とはいえSLまでは時間があるので、ちょうどスペーシアの復刻塗装が撮れそうなことからこれも以前訪ねた板荷駅近くのポイントに向かいました。
が、やっぱり曇空に…。あと1分遅ければ晴れ間になったのですがこればっかりは仕方なし。ここではこれ1枚だけ撮影してこの日の本命だった大樹を撮影するため鬼怒川線随一の有名ポイントである倉ケ崎SL花畑に向かいました。ちなみにここは前回訪ねた時に大樹2号を撮影したポイントとちょうど線路を挟んで反対側になります。ということはあの時と同じ距離を歩かなければいけないのですが、今回は反対側ということで新たな発見でもあればと前向きに最寄りの大桑駅から歩くこととしました。するとそちら側には路線バスが走っていることが判明。しかも結構な数で次回以降かなり有効活用できそうな有意義な情報を得ることができました。
しかしながら天気はさらに悪くなり雨もぽつぽつする有様にまぁとりあえずSLを撮って帰ろうとスタンバイすることとしました。こちらはSLの前に走るAIZUマウントエクスプレス。意外にも初撮影だったので、これも晴れで撮りたいところでした。
周りの皆様を含めてこれはだめかなとあきらめだした頃、思いが通じたのか空に晴れ間が見え、日没前の光が線路を照らしはじめました。しかし、晴れ間が出るのはほんの限られた時間だけになりそうです。なんとか今と思っていたところにやってきたのがトップの大樹6号です。本当にほっとした1枚となりました。このSLの後続は曇がかかりだしたので、本当にこのタイミングだけ晴れてくれました。あぁよかったと、いろいろあったこの日の遠征はこれで終了です。
近くて遠いので何度も通うことはできませんが、やっぱりSLはいいなと思わせてくれた遠征となったのでした。