第3145号 29.08.10(木)
以て君臣を正し、以て父子を篤くし、以て兄弟を睦まじくし、以て上下を齊へ、夫婦所有り。是を天の祜(さいはひ)を承くと謂ふ。『礼記』(礼運第九)333
礼というものは、君臣の別を明らかにし、父子の情を厚くし、兄弟の仲を睦まじくさせ、上下の差を示し、夫婦の間にもけじめを付ける。このようにして平和な社会の実現することを、天の福が授けられたというのである。
【コメント】礼の役割が行き届いた時、「天の福が授けられたという」とありますが、お互い天の福を頂けるよう真摯なる日々を営みたいものです。
今先、大阪維新の会を除名処分された衆議院の上西譲がテレビ出演し、いいたい放題、傍若無人ぶりを露呈してくれました。サッカー競技に一言申したら、ネットが炎上しているとのこと、聞いていて図太い神経に吃驚した次第でした。
同時に上村太蔵氏も出ておられましたが、上西女史の弁舌対応にあきれていました。上村氏は武部氏に相当厳しい指導をされたとのことで、大変物わかりのよい、真面にして素的な紳士に変貌していました。
少なくとも国会議員として、国から給与を貰っている人間は、それに相応する人格を構築しなければならないでしょう。上西女史の人間像に対して殺すというネットへの書き込みがあったらしいですが、身辺の覚悟はしなければならないと思います。
国会議員はそれなりの品位・品格がなければならないのです。新宿界隈で遊びまくっている不良女子中学生を連想したことでした。
先程、豊田衆議院の秘書をしている青森町議の松森俊逸氏が東京と青森では500キロの距離があるが、自分的には何も問題はないと発言しました。
松森氏は町議の選挙の際、ご自分に投票してくれた人々にどう釈明をするでしょうか、応援した人々は豊田議員秘書については首を傾げるでしょう。
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『不動心』(第13回)
家族への愛、真理への愛、正義への愛
一〇 兄弟セウェルスからは、家族への愛、真理への愛、そして正義への愛を学んだ。トラセアス、カトー、ヘルウィディウス、ディオーン、ブルートスという哲学者を知るようになったのも、あるいはまた平等と言論の自由に基礎を置く共同体や、臣民の自由を第一に尊重する君主制の概念を得たのも彼を通じてである。
彼はまた、哲学を公平かつ正当に評価しなくてはいけないこと、善行に励み、もの惜しみせず、常に楽天性を失わず、友人から愛されているという自信を持たなくてはいけないことを教えてくれた。彼について今でも思い出すのは、譴責を受けるべき人間に対しては情け容赦もなく、また友人には好き嫌いをはっきりいい、あれこれの詮議だてをさせなかったことである。
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「死に代えた『南洲翁遺訓』」(第90回)
「県庁からの別途借入金はでないことになった。そうはいうものの気の毒だから金は貸すが、公債を抵当に差し出せという県庁の話だったと、代表の林源太兵衛が報告する。これを一同に相談すると、みな異口同音に、開墾事業は私(生計)のためではない。何で他人の金を借りてまでこれを維持する必要があろうか、という。そこで松ヶ岡開墾地をそっくりお上(山形県)に返そうということになる」
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以て君臣を正し、以て父子を篤くし、以て兄弟を睦まじくし、以て上下を齊へ、夫婦所有り。是を天の祜(さいはひ)を承くと謂ふ。『礼記』(礼運第九)333
礼というものは、君臣の別を明らかにし、父子の情を厚くし、兄弟の仲を睦まじくさせ、上下の差を示し、夫婦の間にもけじめを付ける。このようにして平和な社会の実現することを、天の福が授けられたというのである。
【コメント】礼の役割が行き届いた時、「天の福が授けられたという」とありますが、お互い天の福を頂けるよう真摯なる日々を営みたいものです。
今先、大阪維新の会を除名処分された衆議院の上西譲がテレビ出演し、いいたい放題、傍若無人ぶりを露呈してくれました。サッカー競技に一言申したら、ネットが炎上しているとのこと、聞いていて図太い神経に吃驚した次第でした。
同時に上村太蔵氏も出ておられましたが、上西女史の弁舌対応にあきれていました。上村氏は武部氏に相当厳しい指導をされたとのことで、大変物わかりのよい、真面にして素的な紳士に変貌していました。
少なくとも国会議員として、国から給与を貰っている人間は、それに相応する人格を構築しなければならないでしょう。上西女史の人間像に対して殺すというネットへの書き込みがあったらしいですが、身辺の覚悟はしなければならないと思います。
国会議員はそれなりの品位・品格がなければならないのです。新宿界隈で遊びまくっている不良女子中学生を連想したことでした。
先程、豊田衆議院の秘書をしている青森町議の松森俊逸氏が東京と青森では500キロの距離があるが、自分的には何も問題はないと発言しました。
松森氏は町議の選挙の際、ご自分に投票してくれた人々にどう釈明をするでしょうか、応援した人々は豊田議員秘書については首を傾げるでしょう。
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『不動心』(第13回)
家族への愛、真理への愛、正義への愛
一〇 兄弟セウェルスからは、家族への愛、真理への愛、そして正義への愛を学んだ。トラセアス、カトー、ヘルウィディウス、ディオーン、ブルートスという哲学者を知るようになったのも、あるいはまた平等と言論の自由に基礎を置く共同体や、臣民の自由を第一に尊重する君主制の概念を得たのも彼を通じてである。
彼はまた、哲学を公平かつ正当に評価しなくてはいけないこと、善行に励み、もの惜しみせず、常に楽天性を失わず、友人から愛されているという自信を持たなくてはいけないことを教えてくれた。彼について今でも思い出すのは、譴責を受けるべき人間に対しては情け容赦もなく、また友人には好き嫌いをはっきりいい、あれこれの詮議だてをさせなかったことである。
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「死に代えた『南洲翁遺訓』」(第90回)
「県庁からの別途借入金はでないことになった。そうはいうものの気の毒だから金は貸すが、公債を抵当に差し出せという県庁の話だったと、代表の林源太兵衛が報告する。これを一同に相談すると、みな異口同音に、開墾事業は私(生計)のためではない。何で他人の金を借りてまでこれを維持する必要があろうか、という。そこで松ヶ岡開墾地をそっくりお上(山形県)に返そうということになる」
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