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2014(平成26年) 京都春季非公開文化財特別公開の速報


写真は、千本釈迦堂の本堂(国宝)と満開の阿亀桜(2013/3/29撮影)

さてGWの春の非公開文化財特別公開のラインナップです。
ほとんどは4/26~5/6です。

いつものように公開頻度分類をします。
頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

上記2つを組み合わせて分類します。
よって
A-1は寺宝公開のみで、E-3は普段は非公開で定期的な拝観もないところです。

A-1 妙蓮寺
E-2 本隆寺
A-1 千本釈迦堂
B-2 上賀茂神社 
C-3 大徳寺 本坊
A-2 大徳寺 瑞峯院
D-2 浄福寺
B-2 下鴨神社
D-2 寂光院
B-2 知恩院 三門
E-3 知恩院 大方丈・方丈庭園 4/27~5/6
A-2 尊勝院
B-2 東寺 五重塔
D-2 仁和寺 金堂・経蔵
A-1 直指庵
E-2 伏見稲荷大社 荷田春満旧宅御茶屋
E-2 宝塔寺
D-2 石清水八幡宮
A-1 浦嶋神社

浦嶋神社・・・この中で唯一未訪問です。
ですから拝観分類は推定です。

知恩院の大方丈は通常は見られないですし、方丈庭園は御影堂の工事の余波で非公開が長らく続いていました。

さらに珍しいのは、本隆寺や宝塔寺などの日蓮宗寺院ですね。
しかしこのブログのコアな読者なら、アレって思われたでしょうか。
本隆寺は2013/10/13の御会式法要で、宝塔寺は2013/11/13の寺宝虫干しで、我らが開拓済みのところです。
もしかして主催者側は、このブログでマニアのトレンドを調べているのか(笑)!
なんてね(笑)。

万一そうなら、次は光清寺をお願いします!
それに次回予告をよく読むと、秋は「平成26年度 第50回記念京都非公開文化財特別公開」とありますね。
さらに調子に乗ってリクエストするなら、
・大徳寺 龍光院(公開するなら、この秋がラストチャンスでしょう)
・大徳寺 三門(もうそろそろ知恩院から替えようか)
・西本願寺 黒書院(2012秋の奇跡をもう1度)
・仁和寺 薬師如来坐像(公開期間が1日でも可)
・東寺 大師堂 不動明王像(公開期間が1時間でも可)
これぐらい”記念”して欲しいものです(笑 というかこの5つだけでも可)。

話しを春に戻すと、この春もなかなか忙しくなりそうですね(笑)。

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法界寺


写真は、阿弥陀堂(左)と薬師堂(右)

藤原氏の末裔にあたる日野氏の菩提寺です。
日野氏と言えば、銀閣寺で有名な8代将軍足利義政の妻、日野富子がいます。
しかし日野氏には、もう1人有名な人がいます。
親鸞聖人です。
この地で親鸞聖人は生まれたそうです。

アクセス
地下鉄東西線の石田駅で下車し、2番出口から出ます。
地上に出た正面の道が外環状線です。出口を左折してすぐに、日野通との交差点があるので、ここを日野通へ左折します。
駅から約1.5kmあるので、京阪バスの8を利用してもいいですが、1時間に2本程度です。
歩けば15~20分ですので、待つか歩くかは状況次第です。
日野通をひたすら直進します。
右手に“なごみの里病院”を過ぎると、本道が道なりに右折します。
法界寺の案内もあるので、道なりに右折します。
しばらく歩いた左手に法界寺があります。

表門を入って左手の事務所で拝観料500円を納めます。
境内はそれほど大きくはないです。

正面左手に国宝の阿弥陀堂、正面右手に本堂の薬師堂があります。
阿弥陀堂内は拝観可能です。
中には国宝の阿弥陀如来像があります。

本堂の薬師堂も一応中には入れますが、外陣と内陣の間に格子があります。
格子から中を覗けますが、お厨子は閉まっています。
本尊の薬師如来は秘仏で、御開帳の予定はないそうです。
この薬師如来の内部に最澄作の胎内仏があったことから、安産の御利益があると云われています。

特別公開
2016年4/29~5/8の春の非公開文化財特別公開で、薬師如来像が御開帳されました。
1965年以来だそうです。
本堂(薬師堂)の正面から下足して上がります。
内陣中央に薬師如来像のお厨子がありますが、正面の扉は閉まっていました。
左右の脇壇には十二神将像(重文)がありますが、頭の上にそれぞれ十二支の獣の像が付いていました。
内陣の右手を回り込み、お厨子の右側から本尊の薬師如来像(重文)と日光、月光菩薩像にお参り出来ました。
本堂の裏から出て、縁側を反時計回りに外周を回り、正面から帰りました。

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