京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
三十三間堂(東山南部散策51)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e4/c0b21e3b4f3fc46690fea29417768cfb.jpg)
-
写真は、三十三間堂の伽藍
アクセスは、バスなら博物館・三十三間堂前で下車ですが、混雑期は京阪電車の七条駅下車で徒歩の方がいいでしょう。
正式名称は、蓮華王院本堂です。
拝観料は600円です。
まずは伽藍内に。
拝観受付を抜けると左手がお堂前の庭園で、右手の廊下からお堂に向かいます。
お堂背後から入り、時計回りに正面に進みます。
お堂に向かって右手から約100mに渡り、ズラーっと1001体の十一面千手千眼観世音こと“千体千手観音”が後列に並びます。
前列には、最初に国宝の雷神が前にあり、中央には湛慶作の中尊が鎮座し、最後に風神があります。
前列のこの間には観音二十八部衆像があります。
只々圧巻です。
この裏側をまわって戻ってきますが、裏側にはいろいろ説明書きがあります。
伽藍を出て、外周の大きな砂利道を一周出来きます。
宮本武蔵は蓮華王院で決闘しましたが、この長い廊下を利用したというのは吉川英治氏の創作だそうです。
道には池が2つあり、周囲は庭園になっています。
手水舎は“夜泣きの泉”といわれ、前掛けを祈願してもらうと子供の夜泣きが治るそうです。
夜間拝観の際はお堂内のライティングが非常にきれいです。
さらに進むと朱塗りの東大門が、また南端の築地塀は“太閤塀”と云われ、南大門と併せて桃山期のものだそうです。
外周を1周して元に戻ります。
3/3は春桃会で、拝観が無料です。
またこの日だけ授与されるピンク色のお守り(500円)の袋の中に仏名帳(1001体の仏様の名簿)が入っています。
さらに本堂の左前の角(最後の角)に秋雲壇が設けられ、高い台から全体を見渡すことが出来ます。
2019年は1001体の千手観音像の国宝指定記念で、東博、奈良博および京博に寄託されている5体も里帰りし、全1001体が揃いました。
なお寄託されているのは、仏名帳の番号で20、30、40(以上は内陣の左最前列)、493(中尊のすぐ左)、504(中尊のすぐ右)の5体です。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
« 2011 11/4の... | 2012 第46回... » |
一ヶ月前の日曜日、三十三間堂を参拝。
当日は本堂内で参拝者の渋滞が発生。
やさぐれ観光団は何があるのかしらと
様子を見守っていたのですが、やがて
高砂が本堂内で流れ出し、厳かな仏前
結婚式の場面を目の当たりに。
この光景、外国からの参拝者もすごく
驚いていたようです。
>仏前結婚式の場面を目の当たりに。
それは予想外ですね。
情緒としていいですが、急いでいる時は・・・ですね(笑)。