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平安郷2 光琳乾山忌茶会

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写真は、中の茶屋の寄付。

尾形光琳の命日である6/2と翌日の6/3に毎年、平安郷で光琳乾山忌茶会が開催されます。
MOA美術館の主催で副席を毎年担当、本席は毎年いずれかの美術館が担当されます。
このお茶会は各美術館が所有するお道具を出されます。
よってお点前よりも、お道具の観賞会の要素が強いです。
いいお道具なので実際に使えないことも多く、お点前はなく2023年は本席も点出しでした。
各美術館のいいお道具を拝見する感覚で行かれるといいでしょう。

お茶会の詳細が分からなければ、3月ぐらいにMOA美術館に問い合わせれば郵送してくれます。
毎年6/2と6/3で、申し込み時にどちらかのAMかPMかを指定します。
会費は25,000円で、本席、副席と点心席があります。

平安郷の表門の右手に駐車場があるので、同日そちらに駐車可能です。
そして表門には入らず、きぬかけの道を渡って背後の側道を進みます。
約70m先の右手に研修センターがあるので、そちらで受付をします。
着くとまず受付の整理券をくれます。
席は9:30~ですが、受付は8:45頃から整理券順に始まります。
受付をしたらすぐにジャンボタクシーに乗って平安郷内に入り、まずは本席のある中の茶屋(池畔亭)へ1席12名で参ります。
なので1席目は9時過ぎにはスタートになります。
広沢池畔にある中の茶屋に入ると3畳の寄付があり、そちら床の間のお軸の説明があります。
基本お道具がメインなので、お道具があればほぼ説明があります。
そして左手へ進み広い縁の待合へ。
広沢の池を見ながら、こちらで主菓子を頂きます。
そして庭に出て、奥の小間に躙口から入ります。
4畳半の小間で、2023年は先代の直入さんがお道具について説明して下さいました。
そして茶道口から廊下を進み、9畳の広間に入ります。
こちらで当代16代目の樂吉左衛門さんのお話を聞きながら、濃茶を点出しで頂きました。
ちなみに正客はのんかう、次客は直入さん、三客は当代のお茶碗で頂け、頂いた後は手に取って拝見出来ました。
そして隣の6畳間には箱書きがあり、最後は最初の3畳の寄付に戻ります。

ここで本席は終了で、またジャンボタクシーで移動します。
次は広い庭園の奥にある上の茶屋(春遊亭)です。
こちらは最初に軒先からガラス張りの10畳の立礼席でお菓子とお薄を頂きます。
ガラス張りで広い庭が一望出来ます。
こちらの床の間の説明の後、隣の8畳間に入ります。
この広間でMOA美術館が設えたお道具の説明があります。
こちらは観賞と説明だけ。
そしてまたジャンボタクシーに乗り、研修センターに戻ります。
1席目だと10:40頃には戻って来れました。

研修センターに戻ると、奥の食堂に案内され嵐山吉兆の点心を頂きます。
1席目だと各席の待ち時間もなく、11時過ぎには終わりました。

2024年はコロナ前の3席で28,000円。
この回からスタート時間が先方から指定されるようになりました。
3席目は研修センターの奥にある下の茶屋です。
点心席の奥の別棟にある近代建築の数寄屋。
大広間で簡易のお点前がありました。
外の露地庭園が広いです。


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