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2024 6/2の拝観報告2(光琳乾山忌茶会 後編 点心席、下ノ茶屋)

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写真は、下ノ茶屋の露地庭園。

研修センターに戻ると、朝よりも遥かにたくさん方がロビーで待っておられました。
アマ会の方も3名ほど違うグループでしたが、お会いしました。

個々にお手洗いなど行き、11:20から点心席です。

     
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写真は、吉兆の点心。

席は1テーブル6名でした。
同じグループで1人で参加されていた男性と女性の方々が、流れで午前中いつもお隣でした。
説明で聞きそびれたことやお互い知っていることをなど会話をするようになっていました。
ここでさらに色々お話が出来て、さらに親睦が深まり楽しかったです。

そして12:00過ぎから点心席の奥にある下ノ茶屋で金沢美術青年会の薄茶席でした。
こちらは去年なかったので初めてでしたが、1人参加の女性が以前から度々来ておられ「これが元来の形だった」と教えて下さいました。

寄付には狩野永納の源氏貝の香合。
非常に細工が細かかったです。
面白かったのが宗和好みの茶弁当。
ほとんどのお道具がオールインワンのセットになって持ち運べるんです。
ただ道具としては残っていますが、正しい使い方は分からないというw

本席に移動すると、この茶弁当のお釜や水指でお点前をして下さいました。
そして床の間には俵屋宗達の扇。
花入れの宗和作の竹二重切も一見竹を切っただけに見えますが、竹の内側や裏のよく見ないと見えない部分に波の文様が入っているんですね。

終わり掛けに同席だったお2人に一期一会を楽しく過ごさせて頂いたお礼を言って、13:00頃にこちらを出ました。

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2024 6/2の拝観報告1(光琳乾山忌茶会 前編 上ノ茶屋、中ノ茶屋)

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写真は、上ノ茶屋の立礼席。

 6/2の日曜日です。
6/2といえば信長忌と言いたいところですが、尾形光琳と乾山も6/2が命日なんですよね。
毎年6/2と6/3に平安郷にてMOA美術館主催で光琳乾山忌茶会が開催されるので、昨年に続き今年も参加しました。
日付開催なので、来年以降は当面平日開催になります。
そういう意味でも今年は是非行っておきたかったです。

案内をみると昨年は2席(25,000円)でしたが、今年は3席(28,000円)に。
しかし以前から来ておられる方に聞いたら元々3席だたので、今回がやっと元の方に戻ったということです。

そして今回初だったのが、事前の時間指定です。
以前は到着順に何席目かが振られましたが、今年は事前に各自の日程が決まっていました。

駐車場が使えるので、車で8:40頃に到着。
受付をして、9:10頃にジャンタクシー2台で出発。
我々はMOA美術館の上ノ茶屋での薄茶席から。
1席12人で、男性が1人おられました。
最初は立礼席で点出しの呈茶。
こちらの床の間には乾山の白蓮図と藤村庸軒の茶杓 寒山拾得。
呈茶後は奥の本席へ。
こちらではお道具の拝見。
こちらの床の間には光琳の寿老人図。
花入れは渋い丹波。
琵琶棚には住吉具慶の源氏物語絵巻。
茶碗はのんこうで五湖。
替えが乾山の芦に鶴文。
この辺りはお道具の様子を覚えていますね。
よ~~~く観察しますw

そして再びジャンボタクシーで移動。
今度は和泉市久保惣記念美術館の中ノ茶屋での濃茶席。
まずは縁の寄付で聚光の半夏生のお菓子を戴きます。
床には呉昌碩の胡廬図。
今年は廊下を奥に進み小間へ。
こちらの床は竺田悟心の墨蹟 偈頌、花入れはきれいな古瀬戸でした。
茶碗は楕円形が面白い織部沓の残月。

そして広間に移動して、点出しで各服点。
広間の床の間は富岡鉄斎の松鶴群聚図でした。

10:45頃にこちらを出て、ジャンボタクシーで最初の研修センターに戻りました。

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