雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

近江八幡3

2008年07月07日 | 滋賀散策
防衛と用水を兼ねて掘られた八幡堀
八幡堀を水路として利用し
近江商人は商売をしていました

      

主な商は
畳表
蚊帳



多くの廻船がこの堀に漕ぎ入れたことでしょう

  

今では
4社が水郷巡りとして
周遊させています

   

関白秀次も水郷巡りを楽しんだという記述もあり
戦塵の垢を落とす為
雅な貴族遊びを味わう為
今日まで、水郷巡りは続いています

 

八幡堀の歴史
実は昭和で途絶えるかもしれませんでした
運河としての役目を終え
利用されなくなった事から、堀底に汚泥が溜まり
悪臭を放つようになった
改修計画として、堀を埋め
公園や駐車場にする計画が立案されたのは、昭和45年の事
地元自治体も同計画に賛同
しかし、近江八幡青年会議所がこの計画に猛反発
計画の撤廃を要請するとともに
自主清掃活動を展開
やがて景観保存運動は市民運動へと発展し
現在の景観を留めるに至ります

  

観光活性化が町を救った典型的な例
文化と観光を疎かにした都市は衰退する
というのが、雪だるまの持論
滋賀県は観光に力を入れた町並が多く
琵琶湖岸にはいくつもの観光都市が点在しています

  

八幡堀に沿って
日本情緒溢れる風景が広がり
ここを歩く時
日本人の心を取り戻した気分になれます

        

        

懐かしさとともに
古きよき時代を感じる
時間から人間へと主役が変わる瞬間を
八幡堀で体験

  

心和む風景を堪能しました

       
コメント (12)
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