ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

トライアスロン珠洲・SWIM編

2014年08月28日 | トライアスロン

【夜明け】

ちょっと寝不足がこたえたか、レポは簡単に400字で済まそうと目論んだ。が、3年前の自分の書いた記事が今回のモチベーションをアップさせるのにすごく役立ったので、やっぱりここは自分のためにも記録を残しておこう、、、と思い直したのだ。

スタート地点まで100m(もないか)。絶好の基地確保でモーニングコーヒーの余裕。
 午前6時。


ウエットの感触を馴染ませるため、前日も泳いだし、普段はノーアップのハリ天がスタート前にもしっかりと泳いでおいた。という事件的スタート前。
300人ずつのウエーブスタート。第1ウェーブのハリ天、一応なんか対決ムードになっている京都のアキオくん(3年前にラスト1kmで刺された赤い弾丸くん。
スイムは・・・だけど、フルマラソン2時間半を切る男なのだ)とエールを交わし(彼は第2ウェーブ)大外の前のポジションを確保。
 
300人だとバトルもたいしたことない。気負いもなく練習通りに泳ぐことだけを考えてスムースなスタートが切れた。

【ちなみにここには写っていません。画面一番遠い方】 
 
しかし!!しばらく進むとなんか首回りが苦しい。一昨年の佐渡のスイムパニック(5分でリタイア)の時とは違う、大丈夫だ(と必死で言い聞かせる)。けど苦しい。
いや~な予感がずわ~んと体を覆い始める。やめてくれ~。立ち泳ぎで、何度も息を整え、平泳ぎで様子を見る。それでもなんかバクバクだ。ウエットのマジックベルトを外し海水を入れ、中に着込んでいるトライスーツの胸のジッパーも少しおろしてみる。深呼吸。ウエットの首回りをよく動かしてもう一度止める。これでダメならアウトだぜ。
 
スタート前はちょっと色気もあったけど捨てた。完璧捨てた。そしてゆっくりゆっくり泳ぐ。500mの第1ブイが遠かった。ここからは岸と平行に泳ぐことになる。ほとんどの選手は右手のロープ際を泳いでいる。その群れから完全に離れほぼ一人旅。左呼吸でボードに乗ったライフセーバーを見ながらのレースになった。はるか前方にBタイプ(1.5km)折り返しの赤いブイ。さらに奥に目指す折り返しブイ。目視ではみんなが泳いでいるラインより、自分のラインの方が最短に見える。すっかり調子は戻った。やれやれ。水は澄んで綺麗だ。佐渡の海とはまた違ったマリンブルー。自分が出している泡が流れ弾けていく。
さて、調子は戻ってやや右寄りに移動。距離表示が見えた。え?まだ800m?そんな馬鹿な。ってそんな感じ。しっかり泳げているのにちっとも進んでいないじゃないか。
折り返しの大きな赤いバルーンがすぐそこに見えてからもなかなか到達しない。最短で来ていたつもりがずいぶん大回りしていたのか。5分遅れスタートの黄色いキャップ、10分遅れスタートの白いキャップの選手に抜かれだしている。あ~あ。
最後はきっちに右によりギリギリを回る。さぁ、ラスト1250m、ってまだ半分だけど。黄色のキャップの選手がグイグイと横をすり抜けていく。ちょっと頑張って泳いでみたら結構付いていけるじゃないか。ドラフティングGo。
序盤に黄色信号点滅喰らってしまいタイムは期待できない。けど、後半少しは頑張ってみようや。自分に言い聞かせて黄色キャップを追う。スタート直後そばにいた青いウエットの選手にも追いついた。自分と同じ紺のキャップの選手を次々追いぬく。いいぞ。で、結局折り返しから最後まで後ろから追い抜いていったあの黄色キャップと一緒に1250m泳げてしまったのだ。これは自分でも大満足!大きな収穫だ。
最後のひとかきをして浜に上がる。初めて時計を見る。1時間!! 改めてがく然。
【SWIM 2.5km 60:08/324位】

※逆潮に皆苦労したらしいことはあとで聞いた。トップ選手もみな一様にタイムを落としていたとか。色々聞いたり他の人のブログを見たりしたら例年比から遅れること10分~20分は当たり前だった様子。ほとんど練習なしだった3年前が57分57秒。少しは手応えあった今年が60分08秒。これだからオープンウォーターはわからないっていうか面白い。

かなり気落ちしていたけど、トライアスロンは種目が変わる時に変身できるのがいいのだ。気を取り直して楽しみなバイクが待つバイクラックへと走る。ハリマネがカメラを構えて応援してくれる。ハリ天、遅かったので心なしかうつむき加減(みんな遅かったって知らないし)。
 

稲毛のひがちんが3分前とか。あわてず追いかけよう。104kmのバイクスタート。ここからは行くぜ!!
 

BIKE編へとつづく。

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

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2 コメント

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今頃スミマセン。 (猛虎2号)
2014-09-18 23:12:26
今頃スミマセン。
Bタイプに参戦してた知人(スイムのエキスパート)もプチパニックになったと申してました。低気圧でも近づいてたのでしょうか?冷静に対処されてなによりです。[E:good]
逆潮は辛いですね。私、一度リップカレントに遭遇したことあります。ほんの少し横にずれただけでスッと前に進みました。自然に力って凄いですよね。[E:sign03]
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★猛虎2号さん (ハリ天狗)
2014-09-20 07:42:36
★猛虎2号さん
ホッとする情報です。ありがとうございます。しかし、練習した時の方が遅いなんて、、、と本気で肩が落ちてました(^^ゞ
海のタイムはわからないですね。しっかりそれなりに余裕でバイクに移れるように精進しなくちゃ。
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