ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

ひょうたんから駒

2020年02月18日 | 日々奮戦
【一番痛かったのは手を当てているあたりだったはずが】

しっかり走れてしまうとうっかり忘れてしまいそうなので、今回の腰痛騒動の最後の顛末についてまとめておきます。
2月14日バレンタインデーの日のブログにギックリ腰の顛末は記しました。
とりあえずは大丈夫でやれやれという状況で前日を迎えます。

午前中の仕事を無事に終え、午後早めに受付へ。ナンバーカードをもらい車で待ってくれている妻と連絡をとり、待ち合わせ場所を確認し、待たせちゃ悪いと小走りしたその時、、、。
えっ?痛い。しかも散々痛くて治療していた所(妻に鍼を打ってもらっていた部位)ではなく(少しは痛いのだけど)、背中全体に足の振動がビンビン響いて痛い。ガーン。これじゃ走れない?
とりあえず歩きは痛みはなく、上手く表現するのが難しいのだけど、明らかに「ここ」と印をつけることが出来ない広い範囲の痛み。つまりこれはインナーマッスル系の不機嫌だ。
そのことを確認するためにはもう少ししっかり走ってみないとわからない。
帰宅すると完全休養の予定をひっくり返して調整ランに出かけた。

普通にジョグをすると振動が響いて痛い。消える方法はないかとちょこちょこ走りながら探ること2km。ハッと我に返るかの如く姿勢に気づいた。
少し大げさなくらいに肘を引き胸をしっかり張り、グッと骨盤を立てる。その姿勢から前傾させて走ると痛みはぐんと軽くなる。というか走れる。これだ!!
最近、妻に盛んに動画を撮ってもらいフォーム研究に時間を割いていたが、姿勢問題はいつも指摘されていた。自分では気をつけているつもりが背中が丸くなっていることが度々。
今回も腰が痛いからと何となく丸めてしまうと余計に痛む。ギックリ腰はほとんどがそもそも痛む部位の筋肉や筋膜、皮膚が切れたりしている訳ではなく、もちろん骨がどうにかなっている訳でもない。
単に引っ張りっこして骨を支えている筋・筋膜のテンション異常だと考えられるので、このテンションさえ上手くコントロール出来れば絶対大丈夫。

と、そんな具合で、レース当日の朝、机の上に切ったテープを並べて張り方指導の後、妻にしっかりと背中・腰にテーピングしてもらう。



この気づきとテーピングのおかげで、今回はいつもの姿勢が悪くなる悪癖は顔を出すわけにも行かず、最初から最後まで理想的な姿勢をキープして好タイムで走り切れてしまったのです。
これこそまさに「瓢簞から駒が出る」と言わずして何をか言わんや!って話でした。

【あと3kmくらい。いいフォームとは言えないけど胸を張り腰を立ててはいる!】

コメント (2)
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