ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

TGG2014

2014年06月18日 | 大会レポート


【夜明け前】

第7回を数えることになったプライベートイベント「多摩川源流ぐるり」(通称TGG)。


【TGGのシンボルの一つでもあるトラックの木】

丹波山村をスタート(今年から交流センター野外ステージ前がスタート&ゴール)して左回りに多摩川の源流域山塊をぐるり(約65km・累積標高約3800m)と走り回る鬼ごっこ的草レースだ。ゴールの制限時間は夕方18時。色々考えてこの時間内に帰ってこられるようハセツネタイムを基準にスタート時間を申告する。概ねハセツネタイム30分毎に15分の時間差をつける。

【シャクナゲ咲き乱れる】

つまり遅い順にスタートする(ハンデをもらう)。ゼッケンの数字が大きくなればなるほど「鬼度」がアップ。前にスタートした獲物を追いかけ何人を捕らえることが出来るか、はたまた後ろから追いかけてくる鬼達からどれだけ逃げられるか。
前年度優勝者が大鬼。一番最後からマジック持って追っかけてくる。捕まれば背中のザックにつけたゼッケンにペケが!

【大鬼なおさんが獲物をゲットする瞬間】

このTGGを楽しむには、スタート時間の選定が決め手だ。同じような走力を持った人と一緒がいいか、少し前がいいか後ろがいいか。体調や気力度もかなりからんでくる。逃げか追っかけか。

6月に入って色々調子やトレに対しての考えもあってなのだけど、ランはたったの3回・24kmしか走っていないハリ天、マネージャーから予定の6時スタートをもっと早めた方がいいと進言された。御意。あっさりと30分早めて5時半のスタート。

いつやめてもいいや、スタッフとしてやるべきこともあるし、、、と実にいい加減な気持ちで走り出してしまった。最初に1500mを一気にガツンと登るのだけど、案の定あっという間に置いて行かれて一人旅決定。というか、背後から最速で捕まってしまうことだけを恐れる序盤。苦しいし足は動かない。やっぱり柳沢峠(CP)あたりで止めておくかという考えが、ドカンと吹っ飛んだのは前飛龍で。快晴、文句ない青空に雪を抱いた日本一の富士山&南アルプスの山並みくっきり、新緑を渡る風、鳥や蝉の鳴き声、、、なんだこの爽快さは。久々に感じる山を走ることの楽しさ。止めることを止めた瞬間だった。
今日は1日、この絶景と空気感を思いっ切り味わおう。

【前飛龍にて】

ってことで、気力一気充実も前半は全くペース上がらず。前スタートの誰にも追いつかない(珍しい)かわりに誰にも追いつかれない。ずっと一人旅が続くという初の展開。
コース最高地点・唐松尾山手前でようやくお二人ゲッツ。下り始めてお二人に被ゲッツされちゃったけど踏ん張って付いていったら調子が上がってきた。





【笠取山山頂にて by よっちマン 】

一番走れる笠取小屋から白沢峠(トラックの木)までがだれてしまったけど、約40キロの柳沢峠CPの茶屋でソフトクリーム補給で一気に盛り上がる。
 
ここからは上りもほぼ全走り出来ちゃって、大菩薩峠からのロングダウンヒルも見えざる獲物を追って思いっ切り走り切った。8時間過ぎてから調子が出てスピードアップ。なんて気持ちいい状況なんだ。
 
去年よりはうんと遅いのだけど、10時間台でゴール出来るかと最後はダッシュダッシュ。39秒だけオーバーしちゃったものの、なんだかウソのように走れたのは、結果的にはよ~く休めていた足のおかげなのかなって結論。

【今年はこんなゴールになった Photo by chinさん】

そんなことで、選手としてはまぁまぁ。でもスタッフとしては、過去最高の天気に恵まれ、皆さんが本気で鬼ごっこしてくれた上に心底楽しんでいただけた様子が伝わってきて、さらには完走者全員が制限時間内ゴールという初の出来事も加わり大満足の1日だったのだ。

【閉会式&懇親会&大抽選会】

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント
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