床下芸術

建築中の我が家、毎日すぐ側で何をどうしているのか見られるのが何より楽しい。
昨日は遅くまで水道屋さんが床下の配管工事をしてくれていた。

 

上下水道、まさにライフライン。これなしでは生活出来ない。最重要事項だ。
だけど、普段は地中、または床下にその姿を隠しているし、工事すら目にすることも難しいので、実際にはどうなっているのかこの歳になるまで知らなかった。
初めて目の当たりにする水回りの床下に配備された各種色とりどりの管。青が水でピンクがお湯か、塩ビ管は排水用。
きれいに張り巡らされたパイプ類は職人さん達が操る芸術品だ。
 
間もなく床板が張られると、この芸術品はもう二度と目にすることが出来なくなってしまう。
 
残念に思う傍ら、男は黙って支えるのだ、そんな魂を感じて思わず頭を垂れたのだった。

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