腰痛で通院中の高校サッカー部の選手がいます。
彼は3年生。お正月の全国高校選手権に向けて、まずは一次予選を勝ち抜き、10月からはいよいよ二次予選。
ところが先日腰痛発症。日常生活では不便ないけど、サッカーで体をぶつけたりぶつけられたりすると、途端痛みが走り、以後プレー不可。キックで体のねじれを使うのも痛みを増す原因になっている。
高校生活最後の大会になるので、なんとしても出場したい(当然ですね)。本当はしっかり休めばいいのだけど、それができない。そこで鍼にすがってきたわけです。
さて、昨日まで3回の治療を施していたものの、決定打を欠き、痛みは相変わらず。
本人が必死で治そうとしている、その強い気持ちが十分伝わってくるので、私としてもなんとか期待に応えたい。次の一手、次の一手と持っている引き出しから連続技。
追いつめられると人間思わぬ力を発揮できるようになるのか・・。工夫する力やひらめきも冴えてくるのか・・。我ながらいい発想で手が動いた。
・・と思ったら、とうとう今晩は「お~!」
「痛みが消えた=治癒」ではなく、治癒が始まったと考えた方がいいことが多い。ので、油断禁物だけどお互い心の中では飛び上がって喜んでいるのが見え見えのひとときでした。