i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

月の修道院から…

2010年12月30日 | アマルフィ

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月の修道院から、さらに高台にある市民墓地へは、細い道が続いています。
この道からは、アマルフィ市街を見渡すことができます。

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以前も書いたように、街の東側の斜面は、その多くがレモン畑になっていて、
レモンの木々の下に、アマルフィの街並みや海岸が見えます。

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市民墓地を目指していた私たちですが、登り道のあまりの長さにギブアップ。
すでに体中から汗が吹き出ています。
ポジターノでさんざん坂道を登ったので、さすがに今回は市街地へと戻ることにしました。

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市民墓地へ向かう道を過ぎると、道はだんだん下り坂になり、
ドゥオーモの鐘楼が間近に見えるようになってきます。

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ここまで下って来ると、アマルフィの市街はもうすぐです。

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アマルフィの街を歩く(1)

2010年12月27日 | アマルフィ

朝食のあとは、再びアマルフィの街を散策(探検?)に出かけます。

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街の東側の斜面には、別荘や邸宅、修道院などが立ち並び、
その多くが今はホテルに改装されています。

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ホテルから「Porta Marina」へ向かう途中に、小さな旅行代理店があり、
バスや船のチケットはたいていここで買えます。
ただ、ここのオバさんはものすごくやかましいので、ちょっとだけ辛抱してください。

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上の写真の代理店近くの様子です。
写真ではわかりませんが、この右手あたりにバスターミナルがあり、
さらに手前右奥には船着場もあります。

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Porta Marinaを過ぎると、通りに沿って広い遊歩道がつくられています。
このあたりの海岸がアマルフィの海水浴場です。

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まっすぐに伸びた海岸通りが小さな岬に向かってゆるやかにカーブを描くあたりで、
私たちは通りからそれて街中へと入っていきます。
アマルフィのメインストリートから外れたこのエリアは、観光地特有の喧騒とは無縁の別世界です。

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通りの脇から伸びる細い坂道を登ると、斜面に広がるレモン畑の下に、
アマルフィの街並みや海岸を眺めることができます。

アマルフィ&カプリ島 とっておきの散歩道 (地球の歩き方GEM STONE)
地球の歩き方編集室
ダイヤモンド・ビッグ社
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朝のアマルフィを散歩

2010年12月24日 | アマルフィ

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ホテルのテラスから見た夜明け前のアマルフィの風景です。
海岸沿いの遊歩道には、まだ灯りがともっています。


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アマルフィでは、太陽は水平線から昇り、水平線に沈みます。
サラセンの塔ごしに、ゆっくりと朝日が昇ってきました。

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ホテルの目の前には、おだやかな海が広がっています。
クルーザーも小さな漁船もなかよく並んで停泊しているのがアマルフィ風なのでしょうか。

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船着場までやってきました。波ひとつない海上には、船影は見あたりません。
アマルフィの海がにぎやかになるのは、もう少したってからでしょう。

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ホテルのほうを振り返ってみると、朝日を浴びて山肌が赤く輝いています。

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市街のほうに目をやると、薄オレンジ色に染まった街並みを、
サン・ビアジオ教会がやさしく見守っているかのようです。

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海沿いを歩いてホテルに戻る途中、一匹の猫に出会いました。
朝の食事にやってきたのでしょうか。アマルフィの街が目覚めるのは、もうまもなくのようです。

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アマルフィのレストラン(1)

2010年12月21日 | アマルフィ

La Caravella(ラ・カラヴェッラ)

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ミシュランの1つ星のリストランテです。
いくつかのホテル併設のリストランテをのぞけば、
おそらくアマルフィで一番格式の高いリストランテでしょう。

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店内は落ち着いた雰囲気で、上流階級のための店といった感じです。

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タイルや動物の置物などの装飾品は、そのほとんどがセラミックです。

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まずテーブルに並べられたのは、数々のグラス。
ヴェネツィアングラスについての説明を受けました。


アンティパストは“sushi風”イカとスズキの燻製。
魚介の下には砕いたビスコッティのカポナータが隠れているのが“sushi風”なんでしょうか。
すべての料理は、1人前を2人でシェアしたので、
ただでさえ上品な盛り付けの料理がさらにこじんまりと。

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2品目は、これがなんとパスタです。
“スパゲティのフリッタータ、海の幸風”という感じの名前がついていました。
固めたスパゲティに海の幸のソースがかかっているといえばいいのでしょうか?

 
メインはタコの蒸したものに、明石焼のようなポルペッテが添えられたものです。

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つなぎのレモンソルべ。お店からのサービスです。



ドルチェだけはしっかり2品オーダーしてしまいました。こちらは揚げてあるババ。レモンソースです。

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もう一品は、2種のジェラートにクリームとふわふわビスコッティが添えてあります。


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そして、いい気分で油断してやられてしまったのがコレ、リモンチェッロ。
エスプレッソをオーダーしようとしたところ、
お店の人にすすめられてつい頼んでしまいました。
これがまたおいしいんですが、そこまでそれなりにワインを飲んでいたせいもあって、
イタリアでは一番やってはいけない状態(泥酔)に…。

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しめのワンスプーンは、Meranzano al Ciocolato(茄子のチョコがけ)。
日本語にすると何それ?という感じですが、なかなかおいしかったような…。
(記憶があいまいです)


お店のホームページはこちら
http://www.ristorantelacaravella.it/home.asp


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アマルフィの夜

2010年12月18日 | アマルフィ

水平線に夕日が沈み、あたりに灯りがともりだすと、
アマルフィの街は昼とはまた違った姿を見せてくれます。

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日没からしばらくのあいだは、イタリアの空はまだ青さが残り、
淡いピンク色に見える大理石とのコントラストが印象的です。
ドゥオーモもごらんのようにライトアップされて、昼とはまた違った美しさです。
扉の上のフレスコ画が見えるでしょうか。

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ドゥオーモ広場にも、灯りがともり始めました。
階段脇のリストランテが開店準備を始めています。

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広場の中央にある聖アンドレアの噴水も、控えめにライトアップされています。

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メインストリートでは、バールに人が集まり始め、
商店はそぞろ歩きの観光客たちで閉店前の賑わいをみせています。

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ドゥオーモ広場の片隅にある小さな文房具屋さんです。
アマルフィは紙の生産地としても有名で、
街のあちこちで手漉きの紙でつくられたレターセットやノート、フォトスタンドなどが売られています。


船着場近くから、西の方角を見たところです。
海沿いの通りは、リモンチェッロの酔いをさますための散歩道として絶好の場所です。
右上に見える窓明かりの列は、カプッチーニ・コンヴェントです。
(このときはホテルに改装中でした)

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天国の回廊(Chiostro del Paradiso)

2010年12月15日 | アマルフィ

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ドゥオーモのファサード下の回廊を向かって左に進むと、美しい中庭のある回廊に出ます。
どことなくアラブ・ノルマン風の雰囲気がただようこの回廊は“天国の回廊”と呼ばれています。

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中央には大きな椰子の木が植えられ、その周囲にも南国風の草木が配されて、
フィレンツェあたりの教会の回廊とは全く趣を異にしています。
また、このサイズの小ささも独特の雰囲気をかもし出しているのかもしれません。
開放感あふれる、というのではなく
回廊に必要な要素がぎゅっと濃縮されて空間が構成されているような印象を受けます。

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柱の装飾や、アーチの形状はいかにもアラブ・ノルマン風です。

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上を見上げると、ドゥオーモの鐘楼が目に飛び込んできます。
街の喧騒とは全く隔絶された別世界のこの回廊は、
アマルフィの裕福な人たちの墓所になっているそうです。
みな“天国”を夢見ながら、ここに眠っているのでしょうか。 

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アマルフィのドゥオーモ(2)

2010年12月12日 | アマルフィ

ドゥオーモの内部は、迷路のように複雑なつくりになっています。
身廊に加え、いくつかの側廊と、地下聖堂(クリプタ)、
そして現在のドゥオーモが建てられる前の教会の一部も取り込まれるように残っています。

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この写真はたぶん側廊にある礼拝堂の1つだと思うのですが…。
でも、様式を見る限りちょっと違うような気も…。

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こちらは間違いなく側廊にある礼拝堂です。
柱などを見てわかるように、内部の主な部分はバロック様式に改装されています。

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こちらは地下聖堂です。ここに聖アンドレアの遺骸が納められています。

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地下聖堂は細部まで装飾がほどこされていて、
それらの装飾や天井のフレスコ画がライトで照らし出されている様子は、
神秘的な印象を強めています。

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こちらは、博物館としても使われている、古い聖堂です。
写真に撮るべきものはたくさんあったのですが、
なぜかこんな由来のよくわからないものしかメモリーカードに残っていませんでした。
漁師らしき人が、天使(杖を持っているのでガブリエル?)に魚を捧げているようです。

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古い聖堂には、かなり古い時代の教会のフレスコ画も部分的に残っています。

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アマルフィのドゥオーモ(1)

2010年12月09日 | アマルフィ

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アマルフィのドゥオーモは、上部ビザンチン風&下部イスラム風の異なる文化が
微妙なバランスで融合したファサードが印象的です。
夕暮れ時には、西日を受けてファサードが金色にキラキラと輝き、
見ていて飽きることがありません。

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隣に立つ鐘楼は、パレルモやモンレアーレで見られるようないわゆるアラブノルマン様式です。

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こうしてみると、色調こそ違いますが、
モンレアーレのドゥオーモの鐘楼にとてもよく似ています。

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広く大きな階段によるファサードへのアプローチは、
ドゥオーモをより威厳あるものに見せる効果がありますが、
実はこの階段、ドゥオーモよりずっと後にできたものなんだそうです。

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正面扉の上には、金箔をバックにした聖アンドレアが描かれています。
魚が描かれているのは、聖アンドレアのシンボルマークだからですね。

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青銅の扉は、コンスタンティノープルで作られたもので、
イタリアにある中でも最古のものだそうです。
イエス様の顔の部分は、みんながありがたがって触っていくのでしょうか、ぴかぴかに光っています。


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ドゥオーモ広場(Piazza Duomo)と聖アンドレア

2010年12月06日 | アマルフィ

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マヨルカ焼のディスプレイのある建物の先は、右手に大きく道が開けて広場になっています。
広場の東側には大きな階段があり、
階段を登った先にはアマルフィのシンボルであるドゥオーモが金色に輝いています。

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広場の中央には、アマルフィの守護聖人である聖アンドレアの泉があり、
そのまわりを取り囲むようにカフェやリストランテがテラス席を広げています。

アマルフィの守護聖人である聖アンドレアは、キリストの十二使徒のひとりで、
もともと漁師だったことから、漁師や船乗りの守護聖人になっています。
ちなみにローマの守護聖人ピエトロは、アンドレアの兄だそうです。

守護聖人がどれだけ大物なのかは、中世においては、
都市国家のランク付けと結びついていたようです。

例えばフィレンツェの守護聖人は洗礼者ヨハネ。キリストに洗礼をした人ですから、
これ以上の人物はいませんよね。
ローマは上に書いたとおり、聖ピエトロ。
キリストの一番弟子で天国への鍵を持っている人(=現在の法王にあたる人)です。
ヴェネツィアはもともとは聖テオドロス
(サン・マルコ小広場の入り口の柱の上でワニを踏んでいる人)でしたが、
もっと格上の守護聖人がほしい、
ということでエジプトのアレキサンドリアから聖マルコの遺骸を勝手に持ち帰って
サン・マルコ寺院を建ててしまったのは有名な話です。

もっともアマルフィの聖アンドレアも、
そもそもコンスタンティノープルにあった遺骸を持ち帰って今の場所にドゥオーモを建てたらしいので、
ヴェネツィアのことはとやかく言えませんね。

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ドゥオーモの階段の上から見たドゥオーモ広場

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旧市街の玄関口・Porta della Marina

2010年12月03日 | アマルフィ

海洋国家として栄えたアマルフィは、
ヴェネツィアなどと同じように、街の正面玄関は海に面しています。
その入り口にあたるのが、このPorta della Marina (マリーナ門)です。

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この門をくぐった先が旧市街です。
中世には、海からの襲撃に備えるために、海沿いの建物は城壁の役目も果たしていたんですね。

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門の横には、マヨルカ焼のタイルでアマルフィ共和国の交易範囲が記されています。
こうしてみると、他のイタリアの海洋国家と同じように、
アマルフィも東方との交易で莫大な富を築いていたことがわかります。

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それでは門をくぐって、旧市街へと向かいましょう。

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門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのが、
建物の壁一面にディスプレイされた色あざやかなマヨルカ焼のおみやげ物です。

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道の右側には、小さなジェラーテリアがあります。
大人気のこのお店には、いつもお客が並んでいます。

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私たちもさっそくひとつ。
チョコラータとノッチョーラを南イタリアらしくブリオッシュにはさんでいただきます。
このお店には、結局3回も行ってしまいました。

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