i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

ボローニャのレストラン(2)

2009年05月21日 | ボローニャ

Trattoria Leonida (トラットリア・レオニダ)

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斜塔やロッジア・ディ・メルカンツィからサント・ステファーノにかけての中世の雰囲気を色濃く残した場所にある、
おそらくボローニャで“日本人観光客に”一番有名なトラットリアです。

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トラットリアと名乗ってはいますが、店内はそれなりに高級感がただよっていて、並みの店ではないことがわかります。

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とりあえずのアンティパスティは、モルタデッラと、牛肉のバルサミコソースの2品。どちらも納得の味です。

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プリモも2品。ボローニャと言えばこれ、タリアテッレ・アル・ラグーとまたまたトルッテリーニ・イン・ブロードです。
タリアテッレは文句なし。トルッテリーニは、好みの問題はあると思いますが、モンテグラッパ・ダ・ネッロの方が上かも…。

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セコンドもこれまた定番、コトレッタ・アッラ・ボロネーゼ。ボローニャづくしを満喫です。
031509_2031508_3031507
おなかに少しゆとりがあったので、ドルチェは2人で3品。
ズッパ・イングレーゼ、ジェラート(チョコ)、カッサータ風アイスです。
最後はやっぱりエスプレッソでFINITO。知名度に恥じない味に満足です。
でも、もう少しインパクトがあっても良かったかも。

お店のホームページはこちらhttp://www.trattorialeonida.com/

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ボローニャのレストラン(1)

2009年05月18日 | ボローニャ

AL MONTEGRAPPA “da nello”    (アル モンテグラッパ “ダ・ネッロ” )

マッジョーレ広場から、ウーゴ・バッシ通りを渡ってすぐの路地を左に入ってすぐのところにあるお店です。
路地の幅の半分くらいまでテラス席を広げているので、すぐにわかります。

031201  店に入ると、すぐにマンマに「地下に行ってね」と言われたのですが、
 地下に行ってみると今度はカメリエーレに「席は上だよ」と
 言われてしまい、うろうろしてしまいました。
 ほぼ満席だったので仕方ないかな、
 と気を取り直してほんのわずかしかない1階の席に勝手に座ると、
 「あらあら」といった感じでニコニコしながら
 すぐにオーダーを取りに来てくれました。

 とりあえずモルタデッラとワインを頼みます。
 ココまでランブルスコ漬けだった私たちは、
 なんとなく白ワインをオーダーしますが、これが大正解。
 モルタデッラと相性ぴったりです。


031202
よくあるモルタデッラの他に内臓のモルタデッラも盛り合わせてあります。

031203
プリモは2品。一皿はボローニャといえばこれ、といってもいい「トルッテリーニ・イン・ブロード」です。
当然好みはありますが、ここのブロードはボローニャで一番かもしれません。

031204
もう一皿は、パルミジャーノチーズがタップリのスペルト小麦のズッパ。これもなかなかです。

ここまででおなかいっぱいの私たちは、セコンドのコトレット・アッラ・ボロネーゼを泣く泣くあきらめて
(隣の席にサーブされたそれは、とても魅力的でしたが、あまりにもボリュームが…)、031205
ラグーたっぷりの「なすのスフォルマート」でかわいくFINITO。

031206 最後はやっぱりエスプレッソでしめて大満足の夕食でした。


 

 お店のホームページはこちら
 http://www.ristorantedanello.com






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マドンナ・ディ・サン・ルーカ聖堂

2009年05月15日 | ボローニャ

「天国へのポルティコ」を上りきったところに立っているのが、マドンナ・ディ・サン・ルーカ聖堂です。
ポルティコはこの聖堂の2階の入り口前の回廊につながっているのですが、
聖堂に入る前に、いったん正門まで下りて外観全体を眺めてみましょう。

030901
聖堂はきれいな円形をしていて、作られた時期が新しいためか、
ボローニャ旧市街にある教会たちとは少し異なる雰囲気です。

030902
聖堂の左右にはちょうど翼を広げたように回廊があり、
向かって左側の回廊から「天国へのポルティコ」がふもとまで伸びています。

中に入ると、まずクーポラの天井画のあざやかさに目を奪われます。 030905

シンメトリーにつくられた聖堂は、クーポラをはじめ多くの窓から光が差し込み、明るい印象を受けます。

030903 この聖堂にある聖母マリアの像は、毎年一度、
 4月~5月に旧市街まで運ばれるそうで、
 一説には「天国へのポルティコ」もマリア像を
 雨に濡らさずにふもとまで運ぶために
 つくられたとのことです。

 今の聖堂が建てられたのと、
 ポルティコがつくられたのは、ほぼ同時期です。
 それまでの聖堂はどんな姿をしていたのでしょうか。

 見事な祭壇に見入りながら、
 立派な聖堂が作られる前は、
 きっと素朴で質素な聖堂にマリア様が
 まつられていたに違いない、 
 と勝手な想像をめぐらせていたのでした。

 再び外に出て、あたりを見回すと、
 北側にはボローニャの街並みが、
 南側にはなだらかな山々の眺めが広がっていました。

030904 
      ソニーストア

 
 
030906_2
あの山々の向こう側はフィレンツェかぁ…。
またフィレンツェに行ってみようかな、なんてことを考えながら、私たちは聖堂を後にしたのでした。

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天国へのポルティコ~マドンナ・ディ・サン・ルーカ

2009年05月12日 | ボローニャ

030601_3 ボローニャのポルティコは、旧市街だけにとどまりません。
 郊外の丘の上にある、マドンナ・ディ・サン・ルーカ聖堂まで、
 約3キロ以上もポルティコがつづいているのです。
  このポルティコは「天国へのポルティコ」と呼ばれています。

 ポルティコは、旧市街のはずれにあるArco del Meloncelloから
 山頂の聖堂まで途切れることなく続いています。

 もちろん、ここから旧市街をぐるっと取り囲むように
 さらにポルティコは続いています。

 丘の斜面にそってポルティコが伸びる様子は、
 まさに“天国へのポルティコ”といったおもむきです。







030602

030605 ポルティコの中を歩いていると、朝早くだというのに、
 何人もの人とすれ違います。
 皆熱心なクリスチャンなのでしょう。
 観光客とおぼしき姿は、私たちだけです。

 朝のミサに参列したのでしょうか…。

 人の気配がなくなると、ポルティコは静寂そのものです。
 時おり、並行して走る車道を車が上っていきますが、
 それ以外は何の物音もしません。








030603

030604_2 ポルティコの多くの部分は、
 車道に面した側にアーチが開いているのですが、
 一部には、道の反対側にアーチが開いている場所があります。
 そこから見る景色は、
 山頂への長い道のりを歩く苦労を和らげてくれます。

 また、天気のいい日の午前中は、
 ポルティコに差し込む朝日が、
 見事な光と影のコントラストを見せてくれます。

 もしかすると、夕暮れ時には、
 道路側のアーチから差し込む光が、
 これ以上に美しい光景を見せてくれるのかもしれませんが。

 歩きつかれて、一休みしたくなる頃、
 ポルティコの先に光が見えてきます。
 そこがマドンナ・ディ・サン・ルーカ聖堂です。

 歩き続けて一時間あまり、
030606 まさに「天国」にたどり着いた気分になりますよ。

 そういえば、途中にトイレはありません。
 上り始める前にArco del Meloncelloそばのバールに
 立ち寄っておくことを忘れないように…。

  VELTRA


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サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会(Chiesa di S.Maria dei Servi)

2009年05月09日 | ボローニャ

030301
マッジョーレ通りのちょうど中間点あたり、グェッラッツィ通りとの交差点に、
サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会があります。ファサードの前にある、
ルネサンス風の優美なポルティコに囲まれた広場が印象的な教会です。

030302
レンガの石積みがむき出しになっている質素でシンプルなファサードを見ただけではわかりにくいのですが、
中に一歩足を踏み入れると、この教会が美しいゴシック様式の教会であることがわかります。

030303_2 内装はすっきりとして、天井の高さと奥行きが強調されています。
 後陣のステンドガラスがよいアクセントになっていて、
 このこともゴシックらしい印象を強めています。

  030305

 それにしてもこの教会、交通量の激しい場所にあります。
 もっと静かな場所、
 例えばアッシジのサン・ダミアーノ修道院のような立地条件なら、
 もっともっと魅力的な教会になるのに…。

030304_3 


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ポルティコの町・ボローニャ(2)

2009年05月06日 | ボローニャ

022801_2 ポルティコの歴史は、中世に始まるといわれています。
 そもそもは歩行者の利便性を考えたものではなく、
 部屋を増築するために考えられた窮余の策だったようです。

   022802
  ロッジア・ディ・メルカンティと建物の入り口

 斜塔の近く、ロッジア・ディ・メルカンティ
 (商工組合の建物)のすぐそばに、
 ポルティコの原型をとどめている建物があります。

022803 

建物の2階部分が道路にせり出して木の柱で支えられていて、その下を歩道として活用しています。

022804 
ポルティコよりさらに2階部分がせり出しているのがわかります。

実は、このような土地利用の方法は、中世のイタリアではあちこちで見られます。
では、どうしてボローニャで特に発達したのでしょうか。

そのわけは、ボローニャ大学にあるらしいとのことです。
ボローニャに大学ができると、各地からやってきた学生で、ボローニャの人口は急激に増加しました。
そのため、限られた土地に少しでも多くの部屋を確保するため、このような建築方法がとられたようです。

022805
そして、一時期ボローニャでは、道路に面した建物を増改築するときには、
ポルティコを維持することが義務付けられていたそうです。
ポルティコのある街並みを守っていこうとした人たちのおかげで、今のような姿が残っているというわけですね。

ボローニャ紀行 (文春文庫)
井上ひさし
文藝春秋
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ポルティコの町・ボローニャ(1)

2009年05月03日 | ボローニャ

ボローニャの街中には、いたるところにポルティコがあります。
ポルティコというのは日本語に訳すと「柱廊」で、道路に面した建物の2階部分が1階よりせり出していて、
その下が歩行者用の通路になっているものです。いわゆるアーケードですね。

022502
ポルティコのデザインはさまざまで、長い時代にわたってポルティコが作られ続けてきたことがわかります。
軽快なアーチが連続するデザインのものは古い時代のものが多く、
新しくなるにつれて、より重厚感のあるデザインに変わっていくようです。

022501 
デザインはさまざまですが、
共通しているのは赤茶色または紅色を基調とした色彩で、そのため街全体に統一感があります。

022503
そういうわけで、雨にぬれずにどこでも歩いていけるボローニャの街には、傘屋さんがないとか…。

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サント・ステファノの教会群

2009年04月30日 | ボローニャ

再び斜塔から今度はサント・ステファノ通りを進みます。
ボローニャで最も中世の雰囲気を色濃く残すこの界隈は、
車の往来も少なく、ボローニャでも数少ない静かで落ち着いた場所です。

022201
通りの両側に立ち並ぶ歴史を感じさせる建物を眺めながら、しばらくぶらぶらと歩いていくと、
やがて細長い二等辺三角形の形をしたサント・ステファノ広場にたどりつきます。
その広場の短い底辺にあたる部分にいくつかの教会が集まって建っています。
これらがサント・ステファノの教会群です。

022202
広場正面の一番目立つ場所に建っているのがクローチェフイッソ教会、
その隣の八角形の建物がサンセポルクロ教会です。

022203_2  左の写真はサンティ・ヴィターレ・エ・アグリコラ教会です。
 サン・ヴィターレ通りに同じ名前の教会があります。

 これらの教会はいずれも長い歴史を持ち、
 またそれぞれが個性的です。
 特に印象的なのはサンセポルクロ(聖墳墓)教会で、
 名前の通りエルサレムの聖墳墓教会を意識して
 造られているように思われます。

 外観だけでなく、内装もそれぞれが個性的ですが、
 どの教会も素朴で、奥には小さな回廊もあり、
 全体を一巡りしているうちに、
 心洗われるような気分になります。

 数あるボローニャの見どころの中でも、
 時間さえ許せばぜひ訪れてほしい場所です。




022204 
裏手から見たサンセポルクロ教会

022205 

スーツケース・旅行用品のトラベラーストア

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ボローニャ最古の教会

2009年04月27日 | ボローニャ

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斜塔からまっすぐ東に伸びるサン・ヴィターレ通りは、道の両側にポルティコが続く、
いかにもボローニャらしい通りの1つです。

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その通りの中ほどに、思わず見過ごしてしまいそうな小さな教会があります。
実はこのサンティ・ヴィターレ・エ・アグリコラ・イン・アレーナ教会こそ、ボローニャで最も古い教会なのです。
上の写真に見えている垂れ幕がなかったら、おそらくこの教会は見つけられなかったでしょう。
幕の下に見えるのが教会の入り口です。

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中に入ると、一見なんということはない普通の教会ですが、地下のクリプタに進むと様相は一変します。
むき出しの石積みの低い天井にいくつものアーチが連なり、何の装飾もない素朴なつくりのクリプタが、
わずかな灯りに照らし出される様子は、おごそかというよりはもう少しおだやかな、
不思議に落ち着いた気持ちになれる場所です。


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ボローニャの斜塔

2009年04月24日 | ボローニャ

021601 「塔の町」といえば、イタリアでは
 サン・ジミニャーノが有名ですが、
 実は中世には中部イタリアの多くの町では、
 サン・ジミニャーノと同じように
 街中にいくつもの高い塔が
 建てられていました。

 中世以降に街並みの再開発が進む中で、
 無用の長物となった塔の多くは
 取り壊されてしまうのですが、
 ボローニャでは旧市街の中心に近い
 ポルタ・ラヴェニャーナのそばに
 2つの高い塔が残されています。
 この2つの塔は、遠めに見ても
 わかるくらいに傾いているので、
 “ボローニャの斜塔”と呼ばれています。

 021602

低いほうがガリゼンダの塔で、低いといっても50メートル近くの高さがあり、かなり激しく傾いています。
高いほうがアシネッリの塔で、こちらは内部にある階段を使って頂上まで登ることができます。

021604021605_3ヴェネツィア、ヴェローナ、
フィレンツェなど
高い建物があると、
とりあえず登ってみる
私たちですが、
ここはその中でもトップクラスの
ハードさです。
100メートル近い塔の
上から下まで、
すべて自分の足で、
しかも急で狭い中世のまま?の
階段を登っていきます。



途中、小さなのぞき窓から、ガリゼンダの塔を見ることができますが、
塔が傾いている様子がはっきりとわかります。
もっとも、アシネッリの塔のほうも傾いているので、見たままをそのまま信用するわけにはいきませんが…。


塔頂部からの眺めはなかなかで、
マッジョーレ広場の様子から遠くマドンナ・ディ・サン・ルーカ教会まで見渡すことができます。
ただ、あまりに狭いので、のんびりとくつろぐというわけにはいきません。

まあ、登ってみたら話の種にはなるでしょう。
「どうだった」と聞かれたら、「すっごく大変だよ」と答えることになると思いますが…。

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中央やや上にマッジョーレ広場が見えます。

021607 
マッジョーレ通りがまっすぐ西に伸びています。

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他にも中世の塔のなごりが残っているのが見えます。

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サン・ドメニコ教会

2009年04月21日 | ボローニャ

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アルキジンナージオから南へ5分ほど歩いたところに、
大きなバラ窓のあるファサードが印象的なサン・ドメニコ教会があります。


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外観はいたってシンプルですが、内装は優美で、
特にクーポラからさしこむ光に浮かび上がる翼廊礼拝堂のフレスコ画は、
心が洗われるような気持ちになります。


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祭壇の後ろには、聖歌隊席があり、木製の席に一つ一つ彫られたレリーフはなかなかみごとです。


021304 
どうやら象嵌細工のようです。何気ない教会に、こんなに手の込んだ彫刻があるとは…。

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世界で一番古い大学(2)

2009年04月18日 | ボローニャ

旧ボローニャ大学(アルキジンナージオ)の2階には、人体解剖も行われたという解剖教室があります。
天井は十二星座を象徴する彫刻で装飾され、
この部屋が今でいう理科実験室として利用されていたことがわかります。

021001 
解剖教室でガイドの説明を聞くツアー客

私たちが見学しているわずかの時間のあいだにも2組のツアーがやってきて見学をしていきました。
ボローニャの隠れた見どころなのかもしれませんね。

021002 

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世界で一番古い大学(1)

2009年04月15日 | ボローニャ

ボローニャは、世界で一番初めに大学ができた場所としても知られています。
大学ができたのは、日本で鎌倉幕府ができる前というのですから、日本の大学とは比べ物になりませんね。

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かっての大学本部の置かれていた場所は「アルキジンナージオ」と呼ばれ、
今は図書館として利用されています。

Image192 1階の道路に面した部分は、
 今では高級ショッピングモールになっていて、
 よく注意しないと、旧大学への入り口が
 見つけられないかもしれません。
 ポルティコの天井は
 色あざやかなフレスコ画で装飾されています。
 
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020703_4
門をくぐって建物の中に足を踏み入れると、まず目の前にはシンプルな中庭が現れ、
そこは表の喧騒とはまったく別世界の静かな空間になっています。

020704
中庭を囲む柱廊の壁面を見回すと廊下の壁や天井のいたるところに卒業生の紋章が飾られています。

020705
階段を登り2階へ進んでもそれはやはり同じで、大学が長い歴史に支えられてきたこと、
そしてこの大学を卒業することがいかに名誉なことだったかが想像できます。
そういえば、イタリアの大学って、卒業するのは入学するより大変なんですよね。

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サン・ペトロニオ教会

2009年04月12日 | ボローニャ

ボローニャの中心、マッジョーレ広場に面して建つのが、サン・ペトロニオ教会です。

イタリアには「ドゥオーモ仕事」という言葉があるそうです。
これは「何かをやりかけて途中で放り出してしまうこと」のたとえだそうですが、
確かにイタリアには未完成のままになっている教会が数多くあります。

020801
このサン・ペトロニオ教会もその1つで、
計画ではローマのサン・ピエトロ大聖堂をも上回るイタリアで最も大きな教会になるはずでしたが、
教皇から横やりが入ったり、ペストなどの伝染病の影響で町の経済力が衰えたりしたことが原因で、
身廊をのぞくいろいろな部分が未完成のままになっています。
特にファサードは下のほうはきれいな大理石の化粧貼りですが、
上のほうはレンガの積み石がむき出しのままで、誰が見ても作りかけとわかる姿です。

Image675
完成部分のアップです。完成していたら、どんなファサードになっていたのでしょうか。

020803 中に入ると、いかにもゴシック建築らしいつくりで、
 上へ上へと伸びていく感じが強調されています。
 また、ステンドガラスも印象に残ります。

020804_2











 




020805_2 天井などに装飾がほとんどなく、
 壁が白塗りのままなのも、
 いっそう垂直感を強調しているのかもしれません。

 全体的にシンプルな内装の中で、
 目を引いたのは天蓋です。
 天蓋といえば、
 ローマのサン・ピエトロ大聖堂にある
 ベルニーニの作品が有名ですが、
 サン・ペトロニオ教会のの天蓋も
 個人的には好きな感じです。

 私たちが訪れた日は
 警察(カラビニ?ポリッツァ?)の式典が
 行われていたらしく、
 入場者に対して厳しいセキュリティチェックが
 行われていました。
 そのために、バッグを持って中に入ることができず、
 写真もおそるおそる撮ってきたものです。

020806 それにしても、イタリアの人たちは
 男性も女性も本当に制服姿が
 似合いますね。

  

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マッジョーレ広場

2009年04月09日 | ボローニャ

ボローニャ旧市街の中心が、ここマッジョーレ広場です。
市庁舎、ポデスタ館、サン・ペトロニオ教会と、政治と宗教の中心がここに集まっています。

Image680 

Image674 
市庁舎の正面にあるグレゴリオ13世の像(太陽暦を採用したローマ教皇です)

Image672_2 広場の入り口には、堂々としたネプチューンの噴水があり、
 団体旅行者たちの集合場所になっているようです。

 また、このネプチューンの噴水のある一角は、
 マッジョーレ広場とは切り離して、
 エンツォ広場とも呼ばれています。

 ちょうどヴェネツィアのサン・マルコ広場と、
 サン・マルコ小広場のような関係です。

 エンツォ広場から進んでいくと、
 徐々に視界が開け、
 正面にサン・ペトロニオ教会のファサードが広がります。



020104 
ポデスタ館です。ポデスタというのは「行政長官」という意味で、
かってボローニャが神聖ローマ帝国の支配下にあった時に行政長官が住んでいたところです。


020105 
エンツォ広場側から見たポデスタ館

020106
夜には建物がライトアップされ、広場一帯は夜遅くまで多くの人でにぎわっています。


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