i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

パレルモからトラーパニへ

2008年02月28日 | トラーパニ

00500129  パレルモからトラーパニへ移動するには、
 列車とプルマンの2通りの方法があります。
 車窓からの眺めは、
 海岸線に近いところを通る列車のほうが良さそうですが、
 私たちは時間の正確そうなプルマンを選びました。

 パレルモ~トラーパニ間のプルマンは、
 Segesta社が運行していて、本数も多くあります。
 パレルモ市内の乗り場は中央駅前とポリテアーマ広場にあり、
 ポリテアーマ広場にはチケット売り場もあります。
 (ポリテアーマホテルの並びで、売り場前がバス停です。)
 トラーパニでは、鉄道の駅前(バスターミナル)経由で
 トラーパニ港が終点なので、
 エガーディ諸島へ船で行く場合のアクセスも便利です。

 ポリテアーマ劇場の脇にあるチケット売り場
 (バスもココから乗れます)


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パレルモ~トラーパニ間を走るプルマンです。列車よりは時間が読めるので、おすすめかもしれません。

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車窓からは、荒涼としたシチリアの大地のイメージとは少し違って、のどかな田園風景が広がります。
風力発電の風車もところどころで目につきます。


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バスはトラーパニ港の南側に到着します。写真はバス停前の様子です。
アリタリアの小さなカウンターが目印になりますね。エガーティ諸島などへ向かう船の発着場もすぐそばです。


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ヴィラ・パラゴニア(Villa Palagonia)②

2008年02月25日 | モンレアーレとバゲーリア

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館の裏手に回り、いかにもバロック的なアプローチの階段を登って、2階から館の中に入ってみます。
内部もやはり、どこか正常な感覚を失わせるようなつくりです。

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壁からこちらに向かって手を差し伸べている半身像。天井が一面鏡張りになっている部屋もあります。

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2階のフレスコ画もだまし絵の手法がとられていて、題材も不思議な感じです。

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2階のバルコニーから外をみると、館の外側はどこにでもある住宅街。
この場所だけがどこか異次元空間のような、そんな不思議な気分にさせられる場所でした。

写真素材のピクスタ

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ヴィラ・パラゴニア(Villa Palagonia)①

2008年02月22日 | モンレアーレとバゲーリア

さて、いよいよヴィラ・パラゴニアに到着です。

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まずは正門に飾られた2体の奇妙な彫刻に脱力。

中に入ると正面に均整のとれた扇形をした館が目に入ります。
館までのアプローチは、左右によく手入れされた庭園があり、ここまでは普通のヴィラと変わりません。

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館の入り口は正門から見て反対側にあるため、館の左側を通って裏手に回りこみます。
ここで目にするものは…。

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塀の上に並べられた奇妙な彫刻の数々です。
排気ガスなどの影響で、だいぶ痛みが激しく、ディテールまでははっきりとはわかりませんが、
道化師や想像上の動物などがモチーフになっているようです。

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また、塀の中ほど、人のひざくらいの高さのところにも、人の顔の彫刻が埋め込まれています。

ヴィラ・パラゴニアは、やはり「怪物屋敷」と呼ばれるだけのことはあったのでした。


大きな地図で見る

ヴィラ・パラゴニアにはホームページもあります。
http://www.villapalagonia.it/

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バゲーリアはバロックの街

2008年02月19日 | モンレアーレとバゲーリア

今はパレルモのベッドタウンとなっているバゲーリアですが、
街にはあちらこちらにバロックの香りがただよっています。
何か目にとまるものがあるたびに、少しずつ寄り道をしながら、
目指すヴィラ・パラゴニアへと向かいます。

00500054_2 ヴィラの入り口の門柱

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見事な装飾がされた建物です。
なんと、あの「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督もここに住んでいるとか。

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ヴィラ・バラゴニアの裏門へと続く道の途中にある門

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バゲーリアを歩く

2008年02月16日 | モンレアーレとバゲーリア

バゲーリアは、いわゆるパレルモのベッドタウンで、歴史ある建物と新しい建物が混在しており、
いわゆる「チェントロ・ストーリコ」なるものは存在しません。
しかし、街のあちこちに瀟洒なヴィラが点在する、バロックの香りのする街です。
不気味な「ヴィラ・パラゴニア」だけが有名になっていますが、
時間があればヴィラめぐりをしてみるのもいいかもしれません。

もっとも、個人所有になっているところが多いようなので、中まで見学できるかどうかはわかりませんが…。

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私たちは、駅から歩いてヴィラ・パラゴニアまで向かいました。
駅を出てすぐに、広い通りがあり、小ぎれいな建物が並んでいます。パレルモとはまったく違う街の風景です。

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街路樹にはオレンジの実がなっていました。

Sugar Land (シュガーランド) フラッグマグ ITALY(イタリア) 10956-8
 
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パレルモからバゲーリアへ

2008年02月13日 | モンレアーレとバゲーリア

バゲーリアは、パレルモの郊外にあり、“怪物屋敷”ヴィラ・パラゴニアでよく知られた町です。

パレルモからバゲーリアへは、ガイドブックによっては、
パレルモ中央駅前からプルマンが出ているように書かれているものもありますが、
ホテルでたずねたところ、ヴィラ・パラゴニアへ行くバスはないとのこと。
「オレはバゲーリアに住んでるけど、ココまでFSで通ってる」というホテルマンの言葉を信じて、
列車で行くことにしました。

バゲーリアまでは、列車で約15分。
信用ならないシチリアのFSですが、このくらいならまあだいじょうぶだろう、と思っていました。
ところが駅について発車予定のホームに行くと、表示板に見たことのない文字が…。
soppresso」と書かれています。よく事情がのみこめていない私たちは、
そのままホームのベンチに腰かけてボーっと列車の来るのを待っていましたが、
後からやって来る人たちは皆、「
soppresso!」と小さく叫んでは引き返していきます。
そうなんです、「
soppresso」とは「運休」という意味だったのです。

やっと気づいた私たちは、別のホームから出る次の列車に乗って、
何とかバゲーリアにたどり着くことができたのでした。

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モンレアーレを歩く

2008年02月10日 | モンレアーレとバゲーリア

モンレアーレの街は、ドゥオーモのサイズがふつりあいなくらい小さな街です。
ほんの一時間もあれば見てまわることができるでしょう。
今日は、見逃せない場所を2つ紹介しましょう。

ドゥオーモ前の広場を、ドゥオーモの正面を右手に見ながら、まっすぐ谷のほうに進みます。
すると、小さな公園風の場所があり、コンカ・ドーロを一望することができます。

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晴れた日であれば、遠くに見える鮮やかな青い海が、コンカ・ドーロの緑とレンガ色と好対照で、
なかなかの風景です。
私たちが訪れたのは昼でしたが、夜景はどんな風に見えるのか、ちょっと見てみたい気もしました。

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また、見晴台そばには、奇妙な姿の木も植えられています。
木の幹からまるで根っこのようなものが下に向かって何本も垂れ下がっているのです。
私たち以外にも、何人もの観光客がその木をバックに記念撮影をしていました。

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市庁舎前の広場をパレルモ方面に向かって一番左の道をゆるやかに登っていくと、
参事会教会の後陣の裏手に、大きなキリストの磔刑画があります。
ピンク色の壁をバックに、青を基調としたマヨルカ焼のタイルで描かれたキリスト像は、
普段教会で見るキリスト磔刑画とはずいぶん印象が違います。

モンレアーレというと、ドゥオーモだけをさっと見て、
それだけでパレルモへ戻ってしまう人が多いようですが、
少し寄り道をして街を散策してみると、意外な発見があるか
もしれませんよ。

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モンレアーレのドゥオーモ(3)後陣の頂上に登る

2008年02月07日 | モンレアーレとバゲーリア

モンレアーレのドゥオーモのあまり知られていない見どころのひとつが、
後陣の頂上にある展望台です。
ドゥオーモの展望台といえば、フィレンツェのドゥオーモを連想する人が多いと思いますが、
ここのはもっとスリリングです。

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後陣のデザインにはイスラム様式の影響が見られます。

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ドゥオーモ内部の入り口から狭い階段を登っていくと、まず側廊の屋根の上にある通路に出ます。
この通路からは、回廊や、コンカ・ドーロの眺めを楽しむことができます。

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そこを過ぎると、通路は狭いトンネル状になります。人がひとりやっと通れるほどの通路です。

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ところどころに小さなひし形状の窓が開いていて、のぞいて見ると見事な眺望が広がっています。

00500046 トンネルを抜けると、そこはもう後陣の屋根の上です。
通路の手すりはマヨルカ焼のタイルで装飾されています。

そこから、急で狭い階段を登っていくと、
人ひとりがやっと立てるくらいの小さなスペースがあり、
そこが頂上です。
正面は足元近くまでアーチ状に開いているため、
頂上に立つとかなり恐怖感があります。

しかし、そこからの眺めは、
なんともいえない気分にさせてくれます。
モンレアーレまで行く機会があったときには、
登ってみて損はないと思いますよ。


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ソニーストア

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モンレアーレのドゥオーモ(2)回廊をめぐる

2008年02月04日 | モンレアーレとバゲーリア

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モンレアーレのドゥオーモには、よく手入れされた中庭もあります。
周囲は回廊で囲まれており、見学をすることができます。

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回廊の柱は、一本一本が異なるモザイク装飾をほどこされており、
また柱頭もそれぞれ異なる彫刻で飾られています。

00500042 また、回廊の一角には「シュロの噴水」があり、
涼しげで、またどこか異国風な雰囲気が
回廊のアクセントになっています。

モザイクがあまりにも有名なモンレアーレの
ドゥオーモですが、
訪れた際にはぜひ回廊にも
足を運んでみてください。


  VELTRA

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モンレアーレのドゥオーモ(1)金色のモザイク

2008年02月01日 | モンレアーレとバゲーリア

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モンレアーレのドゥオーモは、12世紀にアラブ・ノルマン様式で建てられたもので、
ファサード両脇の左右の鐘楼が特徴です。

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しかし、見どころはなんといってもその内装です。
ドゥオーモの内部は、これ以上は不可能だろうというくらいに金色のモザイクで装飾されています。
ファサードの裏側も、上の写真の通りです。

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壁面のモザイクも、見ごたえがあります。
ラヴェンナのモザイクよりも、動きがあって生き生きとしていますね。

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そのモザイクは、壁面だけでなく天井までという徹底ぶりで、思わず圧倒されるすごさです。

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中でも一番の大作は、後陣の「万能のキリスト」でしょう。
チェファルーやパレルモにも、同じ題材のモザイクがありますが、
モンレアーレのそれは、それらのどこよりも印象的です。

おそらく自然光で見るのがもっともきれいなのでしょうが、
雨などの日には、一定時間ライトアップされます。
(誰かがお金を入れるとライトアップされるしくみになっているのかも)

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