i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

ヴェネツィアへ

2008年11月30日 | ヴェネツィア

世界有数の観光地、ヴェネツィアへは、さまざまな方法でアクセスできますが、
私が好きな方法は、次の3つです。

①夜、空路マルコポーロ空港に入り、空港からローマ広場までバスで行き、
そこからヴァポレットに乗る

②昼、空路マルコポーロ空港に入り、水上タクシーでサン・マルコ広場に入る

③昼、FS(できればインターシティ)でサンタ・ルチア駅に着く

①の方法は、日本から直接ヴェネツィアにアクセスしたい場合、
たいていはこの方法になるでしょう。
午前中に成田を出発すると、日付の変わらないうちにヴェネツィアに到着します。
飛行機から見る夜景が美しく、
ヴァポレットで夜のカナル・グランデをめぐりながらホテルに着くことができます。

②の方法は、例えばヨーロッパの他の都市からヴェネツィアにアクセスする場合でしょう。
多少値段は高くなりますが、ヴェネツィアへ海からアプローチすると、
本来の正面玄関であるドゥカーレ宮殿とサンマルコ小広場がだんだん近づいてくる様子は、
いよいよヴェネツィアへやってきたという期待感を高めてくれます。

③の方法は、最も一般的で、リベルタ橋を列車が渡っているときには、
まるで自分が映画の主人公になっているかのような気分が味わえます。
他の人の迷惑にならなければ、窓を開けて、潮の香りのする風を感じられると、
さらに雰囲気が増しますね。

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須賀敦子のヴェネツィア 須賀敦子のヴェネツィア
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2001-09

ヴェネツィアを訪れるなら、
どうしても読んでおきたい一冊です。
作家の須賀敦子さんがヴェネツィアで
過ごした時間を、美しい写真とともに
たどります。
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ブリンディシの空港

2008年11月27日 | レッチェとバーリ

レッチェの最寄の空港は、ブリンディシ空港ということになります。
いくつかの大きなホテルからは、空港行きのシャトルバスが出ていますが、
多くの場合は、旧市街のはずれにある乗り場から直行バスに乗ることになります。

この場合、注意したいのは、ホテルからバス乗り場までの交通機関です。
下手にタクシーを使うと、空港までのバス代2人分の料金を取られてしまいます。
したがって、もしホテルにシャトルバスがあれば、できるだけそれを利用し、
シャトルバスがないような小規模のホテルに泊まった場合には、
かなり大変ですが、バス乗り場まで徒歩で行くことをおすすめします。

091601_2バスに乗ってしまえば、あとはたいていスムーズに
30分ほどで空港に着くことができます。
ただ、このブリンディシ空港は
とんでもなくさみしい場所にある小さな空港なので、
空港でおみやげを買おうなどとは
考えないほうがいいでしょう。
また、ゆっくり食事ができる場所もありません。

搭乗ゲートも、飛行機ごとの列ができるわけでもなく、
電車の改札のようです。

091602_2
それでも、ゲートをくぐって飛行場に出ると、晴れた日は心地よい潮風を体に感じながら、
飛行機に乗ることができます。
プーリアの旅は、こういういかにもプーリアらしい素朴な空港で締めくくるのもいいかもしれませんね。

091603
プーリア州の空港のホームページはこちら
http://www.seap-puglia.it/index.asp

Expedia Japan【海外旅行のエクスペディア】海外航空券バナー!!】

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レッチェの食事

2008年11月24日 | レッチェとバーリ

Alle due Corti  (アッレ・ドゥエ・コンティ)

レッチェの夕食は、ホテルからほど近い下町のリストランテです。
この店は日本人もかなり頻繁に訪れるようで、壁に辰巳卓郎さんのサインが飾られていました。
カメリエーレも日本人と見るや慣れた風に、かといってぞんざいではなく、席に案内してくれました。

091302
そろそろプーリア流に疲れてきていた私たちは、メニューも悩みまくりです。
でもやっぱり手始めはプーリア風アンティパスティをオーダーしてしまいます。
またしても…でも4品だったので助かりました。

091303_2ワインは手ごろな地元物をということで、
プリミティーボ・ディ・マンドゥーリアです。

味はというと・・・
もうよく覚えていません。
マテーラやアルベロベッロで、
おいしいワインを
飲みすぎたからでしょう。


091304

 プリモはさすがに
 オレキエッテには食指が動かず、
 ミネストラ風の粒々パスタです。

 セコンドはタコの煮込み。
 でも、ここで私たちは
 大きなミスを犯したことに気づきました。
 べつにタコがまずかったわけじゃないんです。
 せっかくレッチェまで来たのに、ポルペッテを食べてない!

091305

091306 しかし、時すでに遅く、私たちの胃の中には、
もはやドルチェとエスプレッソが
入るだけのスペースしか残されていなかったのでした…。






お店のホームページはこちら
http://www.alleduecorti.com/z_Ristorante_Lecce_locale.htm

プリミティーボ ディ マンデュリア DOC リリカ 2012 イタリー赤ワイン 【750ml】
 
CONSORZIO VINI PRODUTTORI

 

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サン・マッテオ教会

2008年11月21日 | レッチェとバーリ

091001_3 サントロンツォ広場から、
 サンタ・キアーラ教会の前を通り、
 しばらく南に行くと、サン・マッテオ教会があります。

 この教会は、レッチェでは珍しく、
 ファサードが曲面で構成されており、
 下半分が凸面、上半分が凹面という凹凸の組み合わせは、
 ローマやシチリアのヴァル・ディ・ノートの教会を
 連想させます。

 わたしたちが訪れたときは、
 ちょうど盛大な結婚式の真っ最中でした。
 というわけで、ここも内部の写真を撮ることが
 できなかったのですが、結婚式のためか、
 とても明るく、まぶしくさえ思いました。

 教会の中から外に出ると、
 あたりはもう夕暮れ時でした。
 夕日に照らされたファサードは、
 また一段と魅力的に感じられました。



091002 

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街で見かけたレッチェ・バロック

2008年11月18日 | レッチェとバーリ

レッチェは「バロックのフィレンツェ」というだけあって、
街中のいたるところでバロック建築を目にすることができます。
教会や大きな建物だけでなく、一般の住宅などにもちょっとした装飾がほどこされていて、
ただ街を散歩するだけでも、いろいろな発見があります。

090703
通りに沿った家のほとんどにバルコニーがあり、凝った装飾を競っています。

090701
こんな小さな家にも、まるでサンタ・クローチェ教会のようなバルコニーが。

090702 ジャイアント・コラム。

建物の角に、装飾性の
高い柱を配置し、
柱頭にエンブレムなどを
モチーフにした装飾が
なされています。

レッチェでは、街の
あちこちで見つける
ことができます。









 

図説 バロック (ふくろうの本/世界の文化)
中島 智章
河出書房新社
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シエスタのレッチェ・ロザリオ教会

2008年11月15日 | レッチェとバーリ

最近はイタリアでもミラノあたりでは、シエスタになっても街が静まり返ったりはしないようですが、
南に下るにつれて、シエスタ度数?は高くなっていきます。


090402 レッチェでも、シエスタの時間になると、
 お店も教会も美術館も全部お休みです。
 わずかにいくつかのジェラテリアが店を開け、
 街中を歩いているのは観光客だけということになります。

 ツーリスト・インフォメーションも、もちろん店じまい。
 インフォメーションの入り口では、犬もシエスタ中です。


 ヴィットリオ・エマヌエレ通りの西のはずれ、
 旧市街の出口付近には、
 これもレッチェ・バロックのロザリオ教会があります。


090401
柱の細かい装飾、凝ったバルコニー、左右の柱頭のまつぼっくりのような装飾
(シチリアのバゲーリアなどでも見かけました)など、いかにもバロックしてます。
そして、中央の柱頭のモチーフは積み上げられた頭蓋骨?

おそらく、内部も相当バロックしているのでしょうが、残念ながらシエスタ中。
サンタ・キアーラ教会、サンティレーネ教会でおなかいっぱいの私たちは、
内装を見ることなくロザリオ教会を後にしたのですが、見ておけば良かったかなぁ…。

VELTRA

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サンティレーネ教会

2008年11月12日 | レッチェとバーリ

090101
サントロンツォ広場からドゥオーモ広場方面へ向かう道は、ヴィットリオ・エマヌエレ通りと呼ばれる、
レッチェ旧市街のメインストリートです。
真西にまっすぐ向かう通りは、2つの広場のちょうど中間あたりで、
このサンティレーネ教会のファサードに突き当たってやや左に道筋を変えます。

数あるレッチェ・バロックの教会の中では、
どちらかといえばすっきり端正なファサードを持つこの教会は、
いったん中に入るとコテコテのバロック彫刻に圧倒されます。

わたしたちが訪れたときには、ミサが行われている最中(たぶんそうだったような…)だったので、
写真を撮ることができませんでしたが、内装の凝りようはレッチェで一番の教会でしょう。

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レッチェのサンタ・キアーラ教会

2008年11月09日 | レッチェとバーリ

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南イタリアにもフランチェスコ会の教えが広まっていることは、前にも書きましたが、
ここレッチェにはサンタ・キアーラ教会があります。

00210119
実はレッチェでは、改装中だったり、シエスタだったり、あるいは結婚式真っ最中だったりで、
有名な教会の内部をじっくりと見ることが
あまりできなかったのですが、
ここサンタ・キアーラ教会では、ゆっくりと中をみてまわることができました。


00210124
内部はどうだったかというと、それはもうバロックバロックしていて、
もうおなかいっぱい、という気分でした。

00210121
こちらはアッシジの聖フランチェスコでしょうか。
子どもを抱いているので、パドヴァの聖アントニオかもしれません。
それにしても、アッシジの聖フランチェスコと、パドヴァの聖アントニオは、
どこに行っても人気があるようです。

フランチェスコ ~ノーカット完全版~ [DVD]
 
Happinet(SB)(D)
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レッチェのドゥオーモ

2008年11月06日 | レッチェとバーリ

082603 ドゥオーモ広場の南東の角、
 ちょうど広場の入り口から真正面に見える場所に、
 レッチェのドゥオーモがあります。

 鐘楼は、ちょうどランドマークのような役割を果たしていて、
 入り口のわかりにくいドゥオーモ広場へたどり着くための
 大切な道しるべです。

 北側の側廊に入り口があり、
 サンタ・クローチェ教会のように派手ではありませんが、
 典型的なレッチェ・バロック様式で装飾されています。
 入り口の真上にはバルコニーが設けられ、
 そのまた上に司教の衣装をまとった聖オロンツォが立っています。
 (聖オロンツォの立っている部分はいわゆる“ハリボテ”で、
 裏側には建物自体はありません。)

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ここまで「北側の入り口」という書き方をあえてしているのは、
実はレッチェのドゥオーモの正式なファサードは、この入り口とは別に、ちゃんと西側にあるからです。

082602
しかし、このファサードはあまり使われてこなかったようで、
明らかに北側の入り口のほうが立派なつくりになっています。

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主祭壇からアプシスにかけては修復中だったため、部分的な印象ですが、
内部は意外にもすっきりしたつくりです。
しかし、側廊にある一つ一つの礼拝堂などを見ると、やっぱりバロックらしく派手に飾られています。

サンタ・クローチェ教会に主役を奪われている感のあるレッチェのドゥオーモですが、
なかなかどうして、しっかりと存在感を示しています。

VELTRA

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ドゥオーモ広場

2008年11月03日 | レッチェとバーリ

人々の憩いの場であるサントロンツォ広場に対して、ドゥオーモ広場は厳粛な雰囲気がただよう空間です。

あちこちから道が集まったところにある一般的なイタリアの広場とはちがって、
ここは出入り口が一つしかない“閉じられた広場”です。
そのため、いわゆるパッセッジャータの時間になっても、人々でにぎわうということがありません。
よくあるオープンカフェの一軒もなく、まるで一日中シエスタが続いているかのようです。

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広場を囲む建物は、ドゥオーモ、司教館、神学校の3つです。このうちドゥオーモと神学校は見学が可能です。

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082303 神学校は、中庭が美しく、
 緑の少ないレッチェの街中では数少ない気持ちのやわらぐ場所です。
 (といっても、いわゆる緑豊かな中庭ではありませんが…。)

 中庭中央の井戸は、いかにもバロック風に装飾されています。
 (右手の写真がそれです)

 もう一つの見どころ、ドゥオーモについては、また次回に。



 

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