i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

アメリカ通り(Via Positanesi d`America)

2010年10月31日 | ポジターノ

102201
ポジターノの海岸の西側、船のチケット売り場の裏手から、フォルニッロへと細い道が伸びています。
これが“アメリカ通り”と呼ばれる小道です。

102202
通りの名前は、第一次世界大戦のころ、
ポジターノからも多くの人が職を求めてアメリカへ渡ったことから付けられたのだとか。
今でこそ華やかな観光地のポジターノですが、当時の人々の心情を察すると、複雑な気持ちになります。

102203
岩肌にへばりつくような道を歩くと、右手には真っ青な海に船が行きかうのが見えます。
当時の人々もここからアメリカへ旅立つ人たちを見送ったのでしょうか。

102204
道の両脇にはサボテンがたくさんの実を付けていました。
イタリアではサボテンの実は“インドのイチジク”と呼ばれ、食用にもされています。

102205
つづら折の道をしばらく行くと、「トラジタの塔(Torre Trasita)」が現れます。
現在では個人の所有物になっているそうで、中を見学することはできませんが、
ポジターノの守りの要だったのでしょう。

102206_2
通り沿いには、サボテンのほかにも、多くの草木が花を咲かせ、街の喧騒を忘れさせてくれます。 

102207_2
やがて、道の向こうにフォルニッロの浜が見えてきます。


大きな地図で見る

JAL 日本航空JAL日本航空 先得

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポジターノのレストラン

2010年10月28日 | ポジターノ

Hotel Buca di Bacco (ブーカ・ディ・バッコ)

101901
ポジターノの浜辺のすぐそばにある、ホテルに併設されたリストランテです。
味はもちろんですが、リストランテにはロケーションも大切です。その意味ではここは申し分ないでしょう。

101903
アンティパスティは生サーモンのタルタル。
サーモンは確かに海のものですが、アマルフィ海岸らしいかと言えば?です。

101904
プリモはジェノヴェーゼソースのトロフィエ。これも特に南イタリアらしくはないですね。
ちなみに食べかけです。

101902
でも、席から見える眺めを見ると、そんなことはどうでもよくなってしまいます。

101908_2
サンタ・マリア・アッスンタ教会の真下にあるこのリストランテからは、船着場と海水浴場がすぐ目の前です。

101905

101906
セコンドは2品。いつも頼んでしまう「地魚のフリット・ミスト」と、ナポリで食べ損ねた「ポルペッテ」です。

野菜がほしかったので、付け合せにソレント産のトマトをオーダーしたら、下の写真のようにどっさりと…。
101907_2
 101909_5   
ワインはナポリですっかりクセになってしまったファランギーナ。
セコンドのうちの1品は魚のフリット・ミストなんですが、まあいいかな・・・。

お店のホームページはこちら(ホテルもあります)
http://www.bucadibacco.it/index.html


大きな地図で見る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポジターノの浜辺

2010年10月25日 | ポジターノ

ポジターノは“モーダ・ポジターノ”と呼ばれる独特なビーチファッションの発信地です。
特に水着の流行はここから始まる、と言われていたこともあるくらいメジャーな場所です。

浜そのものは、とくに広いわけでも、水が透き通るようにきれいと言うわけでもありません。
でもやっぱり絵になるんですね。私たちが訪れたのは9月の終わりで、もうハイシーズンは過ぎていましたが、
それでもビーチには思い思いにくつろぐ人たちの姿がちらほらと見受けられました。

101304 
浜に出て見ると、いわゆる「砂浜」じゃありません。「ジャリ浜」と言ったほうがいい感じの小石の海岸です。
大きな川もなく、岩山からいきなり海岸になっているので、粒が大きくなるのでしょうか。

101302 
一応、船着場とビーチに分けられてはいるのですが、
ご覧の通り、あまり快適そうには見えない場所でも日光浴をしている人もいます。

101303
こちらが正真正銘のビーチ。9月の終わりにこの人出ですから、7~8月はどんな感じなんでしょう。

101301
海岸側から見上げたポジターノの街並み。たぶん半分くらいの建物がリゾートホテルです。

VELTRA

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンタ・マリア・アッスンタ教会-Chieza di Santa Maria Assunta

2010年10月22日 | ポジターノ

101001
マヨルカ焼のタイルのクーポラが印象的な、ポジターノの街の中心に立つ教会です。
このクーポラは、ポジターノのシンボルといってもよいでしょう。

101002
教会は、海岸からつづく土地より一段高いところに建てられていて、ファサードの前は小さな広場になっています。

101003
ファサードと鐘楼のデザインや装飾はいたってシンプルで、アマルフィのドゥオーモとは対照的です。
もっとも、今の姿になったのは、アマルフィのドゥオーモより600年もあとのことですから、
比較するほうがおかしな話かもしれませんが…。

101004
中に入ると、白を基調にした色合いのためか、また採光のための窓が大きくとられているためか、
非常に明るい印象を受けます。

101005
後陣奥の主祭壇には、内装とは少し違和感のある、
金箔をふんだんに使ったビザンチン様式の黒い聖母子の絵が祀られています。

この絵には、ポジターノの町の名前の由来にもなっている伝説が語り継がれています。

101006 昔、海賊がこのあたりを襲い、
 戦利品としてこの絵を持ち帰ろうとしたところ、
 海が大荒れになり、今にも船が沈みそうになったそうです。
 そのとき、海賊は「Posa、Posa」
 (置いていけ、置いていけ)という不思議な声を聞き、
 この絵を浜に置き捨てたところ、
 海は見る見るうちに静まり、海賊はそのまま逃げ帰った、
 という話です。

 そのため、この土地は「Positano」と呼ばれるようになり、
 町を救った聖母子像を大切に祭ってある、ということです。
 なんだか「おいてけ掘」みたいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポジターノの街歩き(2)

2010年10月19日 | ポジターノ

101001
町を歩いていると、アマルフィ海岸らしくレモンをモチーフにしたデザインの装飾品が目立ちます。
レモンの黄色と明るい太陽は、よく似合いますね。

101003 これはもしかしてレモン棚?
 レモンがいっぱいに
 
なっている下を
 歩いてみたいですね。





















101002
浜辺近くにあるライオンの像。どんな由来があるのでしょうか?

101004
浜辺から見上げると、切り立った断崖が街に覆いかぶさるようにすぐ近くまで迫っているのがわかります。
上から見たら、街はどんな風に見えるのでしょう。
このあと私たちは、ポジターノの街の一番上まで登ってみることにチャレンジして、
思いっきり後悔することになります…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポジターノの街歩き(1)

2010年10月16日 | ポジターノ

100701
ポジターノの街は、他の南イタリアの海沿いの町と同じように、外敵の侵入に備えて、
迷路のように細い路地が入りくんでいます。

100703
おまけに平らな土地が少ないので、階段を登ったり降りたりと大変です。
まずは、海に近い平地から街歩きを始めてみましょう。

100702
街の真ん中、ブティックとブティックにはさまれるようにして、タベルナコロがありました。

100704
この路地はさっきも通ったような…。
平地は本当にネコの額ほどの広さですが、似たようなしっくいの白い壁が続いています。
“ポジターノファッション”の発祥の地にしては、地味な感じです。

100705
“ネコの額”といえば…やっぱり浜辺の町、あちらこちらで猫の姿を見かけます。のんびりくつろいでいますね。

100707 
路地を抜けて、海岸に出るとうって変わって開放感を感じます。やっぱりリゾート地なんですね。
それにしても、こんな険しいところにたくさんの建物が…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムリーニ通り-Via dei Mulini

2010年10月13日 | ポジターノ

100402
コロンボ通りを左に折れると、道はムリーニ通りと名を変えて、歩行者専用通路になります。

100401
道の上には藤棚?が日差しをさえぎるようにつくられ、自然のアーケードになっています。

100403
街の中心に近づくにつれ、両側の壁には風景画やTシャツ・アクセサリーなどがかけられ、
ギャラリー兼露店のようになっています。  
100404_4アーケードを抜けると、そこはもう街の中心。
両側にはみやげ物を売る店が立ち並び、
一気ににぎやかな雰囲気になります。
サンタ・マリア・アッスンタ教会や海岸もすぐそこです。

 ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】
 ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロンボ通りを歩いてポジターノの街へ

2010年10月10日 | ポジターノ

120201
プルマンの停留所からポジターノの街へ下っていく道は、クリストフォロ・コロンボ通りと名づけられています。
そう、あのコロンブスです。なんでコロンブスなのかなぁ?
コロンブスは当時のアマルフィ共和国のライバル、ジェノヴァ出身のはずなのに…。
などと思いながらも、美しい風景にひきつけられて、すぐにそんなことはどうでもよくなってしまいます。

120202
崖の一番上まで、色とりどりの家がへばりつくように建てられているようすは、
まるでデコレーションケーキのようです。

120203
そして、少し下に視線を移すと、
マヨルカ焼のタイルが印象的なサンタ・マリア・アッスンタ教会のクーポラが間近に見えます。

120204
ムリーニ広場を左に折れると、やがて道幅は狭くなり、ムリーニ通りと名前を変えます。
建物の多くを見上げるようになると、まもなくポジターノの中心です。

VELTRA

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマルフィからポジターノへ

2010年10月07日 | ポジターノ

120101 アマルフィからポジターノへ向かうには、陸路と海路の2つのルートがあります。
私たちは、行きは陸路(バス)を、帰りは海路を選択することにしました。

120102 バスはアマルフィに到着したときと同じように、切り立った崖にへばりつくような道を走ります。

120104 アマルフィ海岸は、いわゆるリアス式海岸。
崖上のわずかな土地に、また崖下の小さな入り江に、小さな集落が点在しています。
そんな中を縫うようにして、道が続きます。

120103 見通しの悪いカーブでは、バスは大きなクラクションを鳴らしながら走ります。
万が一対向車が来たときのための用心です。遠くのカーブからも、クラクションの音が響いてきます。

120105 やがて遠くのほうに崖にへばりつくようにたくさんの建物が密集している町が見えてきました。
ポジターノです。

120106 ポジターノの町へは大型バスは入ることができません。
市街のはるか上のバス停でバスを降りると、
そこにはポジターノの街と海のすばらしい眺めが広がっていました。

Expedia Japan【海外旅行のエクスペディア】海外航空券バナー!!◆最低価格保証バナー◆他社より1円でも高ければ『差額+1,000円』ご返金!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナポリからアマルフィ海岸へ

2010年10月04日 | アマルフィ

ナポリからアマルフィ海岸へは、さまざまなアクセス方法がありますが、
私たちはプルマンを利用することにしました。
プルマンの発着場は、港の古い船着場、Molo immacolatellaにあります。

092501
特に停留所のようなものはなく、どこ行きがどこに停車するといった決まりもなさそうで、
到着したバスは空いているスペースにかなり適当に止まっているように見えます。
このあたりがいかにもイタリアらしいところです。
近くにいる人に聞いても、行き先をわかっている人はいないようで、返事は決まって「non lo so」です。

092502
切符売り場は、駐車場の脇にぽつんと立っている建物で、ここも不親切極まりない感じです。
まあ、イタリアにいてそんなことにいちいち腹を立てていてもはじまらないので、
ついでに自動販売機で水を買って、のんびりとお目当てのバスが来るのを待ちます。


大きな地図で見る

092503
いったんバスが到着してからは、ナポリの渋滞に巻き込まれることもほとんどなく、
バスはスムーズに走ります。
市街を抜けると、ヴェスヴィオの雄大な眺めを車窓から見ることができます。
このあとは少しウトウト…。

092505
気がつくとバスは山間をぬって、アマルフィ海岸へと下っていきます。
このあたりは、ちょうど修善寺あたりから西伊豆へと抜ける道に雰囲気が似ています。

092506
バスは海に面した山の中腹につくられた道路を走ります。
ところどころに小さな集落を見ることができます。
急斜面に建てられた家々が目立つようになると、アマルフィはもうすぐです。

092504
いよいよアマルフィの町が見えてきました・・・。

092507 


ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】 ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポンペイ遺跡の全景を眺める

2010年10月01日 | ポンペイ

ヴィッラ・デイ・ミステリからエルコラーノ門付近までいったん戻り、遺跡の中へ入らずに左に折れると、
遺跡を囲む壁に沿って、ヴェスヴィオ門まで見晴しのよい道が続いています。
左手はずっとブドウ畑になっていますが、右を見ると、ポンペイ遺跡の全容を俯瞰することができます。

092201

092202_2

092203
真夏や真冬でなければ、心地よい風を感じながら、遠く現在のポンペイの街までを見渡すことができます。
ポンペイというと、ペットボトルの水を片手に石だらけの遺跡を歩き回る、というイメージがありますが、
こんな楽しみ方もありますよ。

おしゃれなフォトブックがカンタンに作れる|オンラインラボ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする