i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

ラヴェッロのレストラン

2011年03月09日 | ラヴェッロ

Cumpa Cosimo(クンパ・コジモ)

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ドゥオーモ広場からすぐ、ローマ通りという名の細道を少し入ったところにあるトラットリアです。
ずっと魚料理が続いていたので、肉料理のおいしそうなお店を探してここに決めました。

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店内は、私たちが席に着いた直後から混雑しはじめ、 すぐに満席になりました。
みんなワイワイガヤガヤ、気どったところはありません。

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まずは前菜盛り合わせ。野菜中心で、プーリアの田舎町を思い出させるラインナップです。

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プリモはクレープ風ラザニア(ハムとチーズ巻き)です。
これまでいろいろなパスタを食べてきましたが、こういうのは初体験です。


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セコンドは「ビステッカ・アラ・カーサ」。いわゆる「コンパ・クジモ風ステーキ」です。
ジューシーで肉のうまみが凝縮されている感じです。

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最後にドルチェはプリンをサービスで。おまけにお店のマンマと記念撮影。
マンマひとりでの撮影にも快く応じてくれました。まさにイタリア版「お袋の味」でした。


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ラヴェッロを散策する(2)

2011年03月06日 | ラヴェッロ

022501_2  教会の前の
 サン・ジョヴァンニ・
 デル・トロ通りは、
 ヴィッラを改装した
 高級リゾートホテルが
 立ち並ぶ閑静な通りです。















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番地を示す表示も街の風景に溶け込んでいます。
この絵はヴィッラ・ルーフォロから見たアヌンツィアータ教会ですね。

022503
この左手、アーチをくぐったところに「ピエモンテ王女の展望台」があります。
ここからの眺めもすばらしいのですが、残念ながら写真がありません。
SDカードのメモリーがなくなってしまったからです。

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どんなにすばらしいパノラマなのかは、かわりにこの猫に聞いてください。

022505
この石畳のゆるやかな階段が「ワーグナー通り」です。
皆さんのご想像通り、ヴィッラ・ルーフォロを訪れて曲作りの構想を練っていた
リヒャルト・ワーグナーにちなんで名づけられた名前です。
階段を下ると、そこはドゥオーモ広場です。


022506 

ワーグナー:ベスト・オブ・ベスト
 
ユニバーサル ミュージック クラシック

 

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ラヴェッロを散策する(1)

2011年03月03日 | ラヴェッロ

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再び街中にもどってみましょう。
ローマ帝国時代を起源に持つ
この町では、ところどころに歴史を感じさせる遺跡が残っています。
(このアーチはローマ時代のものではなさそうですが…)

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街の西側を歩くと、谷の向こうにスカーラの家並みが見えてきます。

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街の西のはずれには、グラディッロのサンタマリア教会(Chiesa di Santa Maria a Gradillo)があります。
外観は典型的なアラブ・ノルマン様式ですが、中はバロック様式に改装されています。

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鐘楼は創立当初のものが残っていますが、クーポラの部分は、実は後世に修復されたものだそうです。
でも、うっすらとアラブ・ノルマン様式独特のデザインが残っていますね。

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さらに北の街はずれ近くまで歩くと、今度は右手の高台にサン・ジョヴァンニ・デル・トロ教会
(Chiesa di S.Giovanni del Toro)が見えてきます。漆喰の白が真っ青な空によく映えています。

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教会脇の階段をのぼり、正面に出てみると、ドゥオーモ同様にシンプルなファサードです。

022207
そろそろ少しおなかが空いてきました。街の中心に戻っていきましょう。


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無限のテラス~ヴィッラ・チンブローネ~

2011年02月28日 | ラヴェッロ

ヴィッラ・チンブローネ、いやラヴェッロを代表する場所が、この「無限のテラス」です。
日本のテレビ番組でもよく紹介されているので、
どこにあるのかは知らなくても「この場所ならみたことある」という人は多いのでは…。

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「無限のテラス」は、庭園の一番奥にあります。「ケレスの神殿」と呼ばれるアーチがテラスへの入り口です。

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アーチをくぐると、写真のようなテラスが広がっています。

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テラスの手すりには、古代ローマ時代の人物をモチーフにした大理石の像がすえられています。

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テラスの一番奥からケレスの神殿を見たところです。バックにはアマルフィ海岸の山々が見えています。

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テラスからは、こんな眺めが広がっています。「無限のテラス」と名づけられた理由が分かる気がしますね。

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下をのぞき込むと、断崖絶壁の下のほうに、アトラーニへと続く道が見えます。

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テラスからマイオーリ方面の眺めです。写真ではどうしてもパノラマ感を伝え切れないのが残念です。
実際には「ウワァーッ」って声を上げたくなるような空間の広がりか感じられます。

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こちらがアマルフィ方面のパノラマです。
残念ながらアマルフィの町は岩山に隠れてすべてを見ることはできませんが、
遠くブライアーノまでを見晴らすことができます。

「無限のテラス」はその名の通り、ここに来て水平線をずーっと眺めていると、
誰でも少しだけ哲学的な気持ちになりそうな、そんな場所でした。


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ソニーストア

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ヴィッラ・チンブローネ(Villa Cimbrone)

2011年02月25日 | ラヴェッロ

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ラヴェッロで、最も有名な場所がここ、ヴィッラ・チンブローネです。
見どころはその広大な庭園と「無限のテラス」です。

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門をくぐってすぐ左手に邸宅や礼拝堂などの建物があり、独特の雰囲気を持つ回廊もあります。
アラブ・ノルマン様式のようにも見えますが、いわゆるシチリアのそれとは全く趣を異にしています。

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建物を出て左手には、写真のような緑のトンネルが続いています。

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庭園というよりは、森の公園といった感じです。
この遊歩道をもう少し先に行くと、有名な「無限のテラス」があります。

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遊歩道を散策していくと、古代ローマの神殿風の建物があります。
これは、荒れ果てていたヴィッラ・チンブローネを買い取り、
現在のような姿に整備したイギリス貴族のグリムトルベ卿のお墓だそうです。
また、大理石の彫刻が奥にすえられた洞窟も見ることができます。

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私たちが訪れたころには、シクラメンの原種がいたるところに咲いていました。
ヴィッラ・チンブローネの庭園は、ヴィッラ・ルーフォロのような計算された美しさとはまた別の、
自然をそのまま活かした、どこかホッとするような場所でした。

Villa Cimbrone のホームページはこちら


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VELTRA

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サンタ・キアーラ修道院を通ってヴィッラ・チンブローネへ

2011年02月22日 | ラヴェッロ

 サン・フランチェスコ修道院を
 過ぎると、
 道は「サンタ・キアーラ通り」と
 名前を変え、細い小道が
 ヴィッラ・チンブローネへと
 続いています。
















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振り返ってみると、ドゥオーモの鐘楼が青い空に向かって立っています。

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やがて道の左手に、黄色い壁が印象的な建物が現れます。これがサンタ・キアーラ修道院です。
サン・フランチェスコ修道院、サンタ・キアーラ修道院ともに
13世紀末から14世紀にかけて設立されたものだとのことで、
そんなに早い時期に、こんなところにまで聖フランチェスコの教えが広まっていたのだと思うと、
フランチェスコが当時の人々のあいだでいかに大きな存在だったのかがわかります。

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やがて、通りの上に、ごらんのようなアーチが現れます。
ここからがヴィッラ・チンブローネの敷地となり、通りの名前も「チンブローネ通り」と変わります。
ヴィッラ・チンブローネまでは、あともう少しです。

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サン・フランチェスコ修道院へ

2011年02月19日 | ラヴェッロ

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サン・フランチェスコ修道院遠景

ドゥオーモ広場からヴィッラ・チンブローネへと続く細道には、途中2つの修道院があり、
修道院を通り過ぎるたびに道の名前が変わります。
まずはサン・フランチェスコ修道院までの道のりを歩いてみましょう。

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ドゥオーモ広場からしばらくのあいだは、道幅も広く、色とりどりの陶器を売る店が立ち並んでいます。
店先を眺めながら歩くだけでも、それなりに楽しめます。

 
こんなふうに、ただの道の脇の壁面までギャラリー代わりになっています。


しばらく歩くと、道の上にアーケードが張りだすようになっているところがあります。
ここがサン・フランチェスコ修道会の入り口です。道に面した小さな扉は礼拝堂の入り口で、
その脇にはごらんのように美しい中庭もあります。 
ヴィッラ・チンブローネへ向かう途中、この修道院に立ち寄って心安らぐ時を過ごすのも悪くないと思わせる、
美しい中庭です。

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礼拝堂はシンプルなつくり(身廊のみ)で、主祭壇の上の真っ白なヴォールト天井が印象的です。

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身廊の天井は、これもきれいなアーチ型で、ファサードの裏側の装飾は、
ヴェネツィアのサンタマリア・デイ・ミラーコリ教会を連想させます。
礼拝堂の中は
夏でもひんやりとしていて、
外界とは別の空気と別の時間が流れているような、そんな場所でした。

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ヴィッラ・ルーフォロ(Villa Rufolo)その2

2011年02月16日 | ラヴェッロ

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ついに来ました。ここがヴィッラ・ルーフォロ自慢の庭園です。
花々が美しくレイアウトされているだけでなく、背後に見えるアマルフィ海岸の眺めも息をのむ美しさです。

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庭園の縁に立つと、遠くマイオーリの海岸まで見渡すことができます。

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庭園に下りてみると、みごとに手入れされた花々がお行儀よく咲きそろっています。

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上を見ると、ごらんのように上の庭園に柱列が並んでいる様子がよくわかります。

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南のはずれには見事なヤシの木もありました。

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庭園のすぐ下にはアヌンツィアータ教会が建っていて、庭園からのパノラマのアクセントになっています。

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庭園を離れ、本館近くまで戻ってくると、レモンの木がありました。
計算された美しさとはまた別の、日常風景の美しさに少しホッとします。
このレモンもレモンケーキやリモンチェロになったりするのでしょうか。

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ここは本館の南のはずれ、「ホール」と呼ばれるロッジアです。何に使われていた場所なのでしょうか。
奥に見える階段を登っていくと、回廊のある場所に戻り、ヴィッラめぐりはおしまいです。

Villa Rufolo のホームページはこちら

写真素材のピクスタ

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ヴィッラ・ルーフォロ(Villa Rufolo)その1

2011年02月13日 | ラヴェッロ

ラヴェッロは、いわば避暑地。数多くの貴族の別荘が残されています。
中でもヴィッラ・ルーフォロはその庭園の美しさで有名です。

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入り口は、ドゥオーモ広場に面しています。いかにも古そうな門をくぐると…。

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きれいな花が両脇に植えられている並木道が続いています。

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建物の中に入ると、まず回廊があります。
この回廊は入場券にも写真が使われている、ヴィッラの見どころの1つです。

また、この写真ではわかりませんが、実は建物の入り口は2階にあたる部分にあって、
この回廊は1階まで吹き抜けになっています。

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回廊をひとめぐりした後は、再び屋外へ。

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庭園へと向かう階段の脇には、塔が立っています。やはりこの塔も全体がツタでおおわれています。

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このあずまやのような建物は「騎士の広間」と呼ばれており、当時は本館と結ばれていたそうです。

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「騎士の広間」と本館のあいだにある小庭園の真ん中には、小さな井戸があります。

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こんな風にすっかり遺跡風になってしまっているところもあります。
もっとも、ヴィッラが建てられたのは、日本でいえば元寇の頃なので、こうなっていても不思議はないですよね。
ちなみにサボテンの生えているところにトイレがあります。

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さあ、柱列の向こうに空が見えてきました。お目当ての庭園はもうすぐです。


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ラヴェッロのドゥオーモとドゥオーモ広場

2011年02月10日 | ラヴェッロ

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ラヴェッロのドゥオーモはシンプルなファサードが特徴的です。
もともとはもう少しデザインされたファサードだったのが、
地震で崩れてしまった部分を取りはらって今の形になったそうです。

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内部も一見シンプルですが、ところどころに特徴的な装飾がほどこされています。

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ひとつ目の説教壇は、あのドラゴンのモザイクです。もちろんこちらのほうがずっと精緻に描かれています。
左側で飲み込まれようとしているのは、どうやら聖人ヨナのようです。
ということは、これはドラゴンじゃなくって、魚?

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もう1つはすみずみまでモザイクで装飾された説教壇。
様式から推測すると、こちらのほうが新しくつくられたもののようです。
6本の柱の下敷きになって説教壇を支えているのは、聖マルコの象徴、ライオンです。
もしかしてアマルフィ共和国のヴェネツィアへのあてつけ?なんて疑ってしまいます。

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そして、教会のなかでもひときわ目をひくのが、聖パンタレオーネの礼拝堂です。
聖パンタレオーネは、ラヴェッロの守護聖人です。
だからこれだけふんだんに色大理石を使って装飾されているのでしょう。

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ドゥオーモの正面は、まわりを松の木に囲まれたドゥオーモ広場です。
広場のはしからは、ドラゴン渓谷をはさんで向かい側にあるスカーラの町々が見渡せます。

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ラヴェッロへ

2011年02月07日 | ラヴェッロ

ラヴェッロへは、アマルフィのバスターミナルから、スカーラ行きのバスに乗っていきます。
山の上の曲がりくねった道を行くので、いわゆるプルマンのようなバスではなく、ふつうの路線バスです。


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アトラーニを越えると、海沿いからから山の上へと向かう道があります。
入り口に「Citta della musica」の文字が添えられたドラゴンのモザイクが目印のこの道が、
ラヴェッロへと続く道です。

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ドラゴンがラヴェッロのシンボルマークになっているのは、
おそらくアトラーニから山へと続く渓谷が「ドラゴン渓谷(Valle di Dragone)」と
呼ばれていることに由来するのでしょう。
あるいはラヴェッロとドラゴンの何かの言い伝えが先で、
そこから渓谷の名前がついたのかもしれませんね。

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ポントーネ

私たちの乗ったバスは、スカーラ(ポントーネ)経由でラヴェッロへ向かうバスで、
いっそう細く曲がりくねった道を進みます。ラヴェッロまではおよそ30分ほど。

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バス停からラヴェッロのチェントロへはトンネルをくぐっていきます。
トンネルにはラヴェッロ音楽祭のポスターがずらりと貼られています。
ワーグナーやガルボなど、よく知った顔がえんえんとトンネル内に続いています。

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トンネルを抜けると、日差しがまぶしい小広場に出ます。ドゥオーモ広場の入り口です。
この小広場の左手にはヴィッラ・ルーフォロが、右手にはドゥオーモがあります。

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上の写真正面のお店の軒先です。色とりどりの陶器が並べられています。

 
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