トリノからトリノ・カゼッレ空港へは、Torino Porta Susa 駅からのプルマンが便利です。
チケットは駅のキオスクなどで購入できます。
以下は、駅を出てすぐ左手の売店でプルマン乗り場を訪ねたときの会話です。
「あの、空港へのプルマン乗り場はどこですか?」
「通りを渡ったすぐ向かいだよ、あそこに見えるだろ?」
「切符はどこで買えばいいんですか?」
「切符?ここだよ、ほら」
ちなみにPorta Susaの駅は、改装工事中でした。
というわけで、駅を背中に見て左手、駅前の大きな通りを渡ってすぐのところにプルマン乗り場がありました。
乗り場といっても、標識がひとつあるだけで、ただのポルティコです。
ジャンドゥイオッティを売る店やカフェが並ぶアーケードの前に、
バスを待つ人たちが、整列するわけでもなくなんとなく集まっています。
ポルティコの柱に、時刻表が貼ってあるのを見つけました。
1時間に3本くらいの割合でプルマンが出発しているようです。
ここからは、ミラノ・マルペンサ空港へのプルマンも出ています。
ATAHOTEL CONCORD(アタホテル コンコルド)
いわゆる観光客向けのホテルではありませんが、機能的でコストパフォーマンスのよいホテルです。
トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅からすぐのところにありますが、入り口が表通りに面していないので、
夜遅くにトリノに着くと、少し迷うかもしれません。
客室も、日本のシティホテルに近いつくりです。
基本的な設備はしっかり整っていますが、逆の言い方をすると、イタリアらしさはあまり感じません。
バスルームも機能性重視のつくりです。快適でしたが、シャワーカーテンはもう少し短いといいな、と感じました。
朝食ルームです。カプチーノがセルフサービスだったのが、少し残念です。
これだけの規模のホテルですから、朝のカフェはおいしい入れたてを出してくれるといいのに…。
朝食です。イタリアのホテルではめずらしいアメリカンブレックファストです。
海外から出張で来た人にはうれしい朝食かもしれません。
ホテルのホームページはこちら
http://www.atahotels.it/en
マリーノの中心、ワインの出る噴水のすぐそば、プルマン乗り場の前に一軒のポルケッタ屋さんがあります。
もちろんポルケッタもおいしいのですが、このお店に多くの人が集まるのはもう1つわけがあります。
それがこの犬、ルーニョです。ポルケッタ屋さんの前に人が来ると、どこからともなく現れます。
この写真では、イマイチそのかわいさが伝わりませんが、
とにかくじっとしていないので、なかなか写真がとれなかったんです。
人なつっこい性格のようで、誰にでも愛想をふりまきます。
でも、あんまりカメラを近づけすぎると、甲高い声でほえられちゃいます。
もし、マリーノに行く機会があったら、ぜひルーニョにも会ってみてください。
ただし、遊ぶのに夢中になって、乗る予定のプルマンに乗り遅れたなんてことのないように…。
マリーノの街の中心からトリエステ通りを下っていくと、サン・バルナバ教会があります。
マリーノの守護聖人である聖バルナバをいただくこの教会は、バロック様式の端正なファサードを持っています。
教会は、第二次世界大戦で大きな被害を受けたため、建物のほとんどの部分が20世紀に再建されたものです。
クーポラもシンプルなつくりですが、美しいデザインです。
内装も全体的にシンプルで、主祭壇にはフレスコ画が飾られています。
交差ヴォールトの天井は、建てられた当時の姿を再現したものなのでしょうか。
表から見たときには、ファサードには四角い窓があるように見えましたが、中に入ってみると窓はありません。
小さな礼拝堂に飾られていた聖母子像です。
何百年も前に作られたものでないことは確かですが、なぜか心ひかれるものがありました。
教会の前は広場になっていて、中央には水のない噴水がありました。
馬の首を押さえている像はネプチューンでしょうか。
教会の前だし、まさかここからもワインが噴き出したりはしないよね、と思ったのですが、
実際はどうなんでしょうか。
マリーノは、カステルガンドルフォとグロッタフェッラータのあいだにある小さな町です。
これといって見どころがあるわけではありませんが、
時間がゆったり流れていて、落ち着いた気持ちになれる場所です。
街の中心にある噴水です。マリーノも白ワインで有名な土地で、
この噴水も、ワインの収穫の時期にはきれいに飾り付けられて、多くの人でにぎわうのだそうです。
大きな塔が残っている建物がありました。
カスッテリーニ・ロマーニの交通の要所にあるため、他の町とはちがった歴史を持っているのかもしれませんね。
この建物には壁面に紋章のレリーフのあとがたくさん残っています。
どことなく南イタリアの町に雰囲気が似ています。マルティナフランカやレッチェと同じにおいを感じませんか?
建物のあいだから、ロッカ・ディ・パーパの街並みが見えています。
この通りがマリーノのメインストリートです。坂を下って、教会に行ってみましょう。
Trattoria Pizzeria Piave
フラスカーティの路地裏にある、気取らないトラットリアです。
お客は観光客だったり、地元の人だったりといろいろですが、とにかくにぎわっています。
アンティパストは、ローマでありがちな適当にセレクトするタイプ。
野菜のメニューが中心です。セレクトはカメリエーレにおまかせしました。
で、出てきたのがこのお皿です。ズッキーニとフンギに目がいきます。
あと、どうでもいいことですが、写真の右上につまようじの白い袋が写っているのがわかるでしょうか。
「KIMONO」と書かれています。
ワインはやっぱりこれ、フラスカーティ・スーペリオーレです。
このボトルの形が「いかにも」な雰囲気です。
プリモは「ブカティーニ・アラ・コーダ」。オックステールのトマト煮こみソースです。
初めて食べたのに、なんとなくなつかしい感じの味です。
セコンドは「鶏の丸焼き悪魔風(Pollo alla Diavola)」です。
ここのチキンはただ香辛料を効かせて焼いてあるだけでなく、ぶどうやハーブなどの詰め物がしてありました。
辛いというより、甘い香りが印象に残りました。
エスプレッソはガラスのコップで出てきました。砂糖袋のイラストがちょっといい感じです。
カメリエーレも気さくでとても感じのよいお店でした。
お店のホームページではありませんが、場所などの情報はコチラ
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フォンタナ カンディダ フラスカーティ セッコ 2013 白 750ml |
クリエーター情報なし | |
フォンタナ カンディダ |
フラスカーティの街は半日ほど散策するのにちょうどいいサイズです。
これはサン・ピエトロ広場にある噴水です。
秋に行なわれるワイン祭りでは、この噴水からワインを湧き出させるそうですよ。
こちらはジェズ教会です。イエズス会の教会ですね。ピエトロ・ダ・コルトーナが設計したそうです。
ファサードはローマにある総本山のジェズ教会の影響を受けています。
左右の壁がんには、
イグナチウス・ロヨラとフランチェスコ・ポルジア(ザビエルじゃないです)の彫像が置かれています。
こんなルネサンス風の邸宅もあります。
歩きつかれたら、マルコーニ広場の角にあるカフェでひと休み。
フラスカーティといえば避暑地のイメージが強いのですが、
意外にもこの手のちょっとおしゃれなカフェはあまりありません。
オーダーしたのはカフェ・コン・パンナ。ご覧の通り、生クリームたっぷりです。
カフェでひと休みしているのは人間だけじゃありません。犬もいっしょにひと休みです。
ここに来る人たちは、みんな時間を気にせずのんびりとしています。
犬にもそんな雰囲気が伝わっているのかも。