i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

パッラーディオの街

2009年11月30日 | ヴィツェンツァ

092801_2 ヴェネツィアとヴェローナの中間、
 ややヴェローナよりに
 ヴィツェンツァという町があります。

 この町は
 「イタリアでもっとも暮らしやすい都市」の
 第一位に選ばれたこともある町で、
 FSの列車を降りて駅前に出ると、
 ちょっとした遊園地風の公園があり、
 そこを抜けると
 いかにも郊外の住宅地といった街並みが続きます。


 旧市街には、
 ラジョーネ宮、キエリカーティ宮、

 ロッジア・デル・カピタニアート、
 オリンピコ劇場など、

 彼が設計した建築が数多く残り、
 また街のメインストリートには
 「パッラーディオ大通り」という名がつけられています。

 
 一人の偉大な建築家が作り上げた街、ヴィツェンツァ。

 パッラーディオの作品に注目しながら、旧市街を歩いてみましょう。


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Viale dei Martiri (マルティーリ大通り)

2009年11月27日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ

バッサーノの街の北のはしに、眺めのよい一本の広い道が通っています。これがマルティーリ大通りです。
くねくねとして道幅の狭い中世の道とは明らかに異なるこの通りは、
おそらく20世紀になってから整備されたものなのでしょう。

092501
通りには大きな木が植えられ、一本ごとに人の名前が書かれたプレートがくくられています。
これは第一次世界大戦中に戦死した山岳兵たちをしのんで取り付けられたものだそうです。
そう言えば、コペルト橋も別名アルピーニ橋と呼ばれていました。

092502
通りの北側には、遠くにグラッパ山を望むすばらしいパノラマが広がっています。
ベンチに腰かけ、この風景を眺めていると、時のたつのを忘れそうになります。

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Ponte Coperto (コペルト橋)

2009年11月24日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ

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コペルト橋はバッサーノの街の中心を流れるブレンタ川にかかる橋で、街のシンボルです。
この橋はヴェッキオ橋またはアルピーニ橋とも呼ばれています。
アルピーニとは山岳兵のことで、この町が第一次世界大戦の際の激戦地となったことから、
この名がつけられたそうです。



もともとの橋を設計したのは有名なパッラーディオだそうですが、橋は何度も架け替えられており、
現在の橋は1948年に架けられています。
ただ、パッラーディオの案をできるだけ再現したデザインになっているとのことで、
街の風景によく調和しています。

092202 
橋のたもとには、両側ともにグラッパ酒を出すバールがあって、
橋の東側にあるのが有名な「ナルディーニ」の直営店、西側にあるのが、グラッパ博物館のあるお店です。
私たちは、その両方をのぞいてみました。
それにしても、ひとくちにグラッパ酒といっても、たくさんの種類があるのには驚きました。

バッサーノを訪れる機会があったら、この橋のたもとで、ぜひグラッパを飲んでみてください。
ただ、グラッパは、非常に強いお酒なので、飲みすぎないよう、くれぐれも注意しましょう。

ナルディーニのホームページはこちら
http://www.nardini.it/index.html

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バッサーノ・デル・グラッパ

2009年11月21日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ

27510034 
グラッパ酒で有名なバッサーノ・デル・グラッパは、パドヴァからプルマンで一時間ほどの所にあります。
バッサーノ・デル・グラッパとは、“グラッパ地方のバッサーノ”という意味です。
小さいけれど、自然に囲まれた美しい街です。

27510025
町の西側には、ドロミテ渓谷に源流を発するブレンタ川が流れています。
この川に架かるコペルト橋は、屋根の ついている木製の美しい橋で、この町のシンボル的存在です。

Polizia 橋をバックに記念撮影をしたいと思っていた私たちは、
 いい撮影ポイントを見つけたのですが、
 あいにくまわりには人気がなく、
 カラビニのパトカーが一台とまっているだけ。
 おそるおそる「写真を撮ってほしい」と声をかけると、
 快く応じてくれました。(写真はイメージです)

 昼食はちょっとふんぱつして、
 一流リストランテの「ベルヴェデーレ」で。
 とてもおいしかったのですが、フルコースを頼んだので、
 ちょっと量が多すぎました。

27510022_3
昼食後はふたたび街並みを散策。町の中心であるリベルタ広場では、なにかイベントでもあるのか、
大きな仮設ステージが組み立てられていました。上の写真は、広場に面した市庁舎です。

27510021_6そのあとは色鮮やかな陶器などが飾られた店先を眺めながら、
ドゥオーモを経由してマルティーリ通りへ。

家々の窓は、いたるところ花で美しく飾られています。
窓辺の花々がバッサーノの街並みを
いっそう魅力的にしています。





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Prato della Valle (プラート・デッラ・ヴァッレ)

2009年11月18日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ

27530031_2
旧市街の一番南にある大きな広場です。
「谷間の草原」という、ちょっと不思議な名前がついていますが、
ここは昔は古代ローマの円形闘技場だったそうです。
広場はきれいな楕円形をしていて、まわりを取り囲むように
約80体のパドヴァにゆかりのある人物の彫像が並んでいます。
中央には大きな噴水があり、涼しげな風が吹いています。

27530032
パドヴァの人たちにとっては憩いの場らしく、皆思い思いにくつろいでいます。
旧市街の見どころからは離れているためか、観光客らしい人はあまり見かけません。
広場の南に大きな駐車場があるらしく、
時おりツアーガイドに率いられた団体客がサンタントニオ教会方面へ横切っていきます。

27530035
広場の南西には、サンタ・ジュスティーナ教会があるのですが、
やわらかな日差しを浴びながらパニーニとジェラートをほおばり、
すっかり気持ちよくなった私たちは、教会を見ることなくホテルへと戻ったのでした。

Padova021
プラート・デラ・ヴァッレの夜景(ホームページからお借りしました)




VELTRA

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Orto Botanico (パドヴァの植物園)

2009年11月15日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ

27540013
町の一番南のはずれにあります。それほど大きくもない普通の植物園ですが、
ヨーロッパで最も古い植物園とのことで、世界遺産にもなっています。
今では初夏になると、トスカーナあたりの丘陵を埋め尽くすひまわりの花も、
イタリアで初めて植えられたのはこの植物園だそうです。

27540011 旧市街に大きな公園のないパドヴァでは、
 数少ない緑豊かなほっと一息つける場所です。
 ここからは、サンタントニオ教会のクーポラと
 尖塔を望むこともできます。
 ただし、あくまで植物園なので、
 残念ながらベンチに腰かけてジェラートを一口、
 というわけにはいきません。

 植物園の中には、「ゲーテの棕櫚」と呼ばれる
 ナツメヤシの木があります。
 ゲーテが見たというくらいですから、
 とりあえず樹齢約400年というわけで、
 ガラスの覆いがつけられて大切に保護されていました。

 ちなみにゲーテの著書「イタリア紀行」の中には、
 この木に関しての記述は特にないそうです。
 ただ、植物園の感想についてはしっかりと
 書かれているようですよ。

27540010_3

植物園からはサンタントニオ教会の鐘楼が見えます。

植物園のホームページはこちら
http://www.ortobotanico.unipd.it/



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パドヴァのホテル

2009年11月12日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ

ホテル ドナテッロ (Hotel Donatello)

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バドヴァのホテルは、サンタントニオ教会のすぐ目の前。
私たちは、朝昼晩と教会の鐘を聞き、刻々と変わる教会のファサードを眺めながら過ごすことができました。

27530022
4つ星ですが、とても家庭的なホテルでした。家族経営なのかもしれません。
初日の朝食時、「洋ナシはないの?」と軽い気持でたずねたところ、
わざわざ果物屋から買ってきてテーブルに持ってきてくれたことは、今でも忘れられません。
(翌日の朝も、もちろん洋ナシはテーブルに用意してありました)

また、バスルームの電球が切れてしまったときにも、フロントに電話をすると、
「subito!(すぐ行く)」の言葉どおりに、電話に出た本人が電球を取替えにやって来てくれました。


27510012

1階にはテラス(といっても道にテーブルを置いているだけですが)のあるリストランテがあって、
サンタントニオ教会のファサードを眺めながら食事をすることができます。
味のほうは、まずまずといった感じでしたが、
アンティパストで注文した「タコのサラダ」は印象に残るおいしさでした。
他の場所でもときどき同じようなメニューをオーダーしてみるのですが、
ここを上回る味には、今のところ出会っていません。

みなさんもパドヴァを訪れたときには、ぜひこのリストランテに行ってみてください。
きっと、印象に残る食事ができると思いますよ。



ホテルドナテッロのホームページはこちら
http://www.hoteldonatello.net/

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Duomo e Battistero (パドヴァのドゥオーモと洗礼堂)

2009年11月09日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ


洗礼堂内部のフレスコ画は一見の価値があります。
壁面といい、天井といい、あたり一面フレスコ画で埋めつくされています。
特に天井部分は、すきまなく絵で埋めつくされています。

 この洗礼堂の絵も、
 ジョットの描いたスクロヴェーニ礼拝堂の壁画の影響を
 強く受けていることがわかります。
 ジョットがパドヴァの人たちに与えた印象は、
 こんなにも強烈だったんですね。







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Palazzo della Ragione (パドヴァのラジョーネ宮)

2009年11月06日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ

27540006_2 
とにかく大きな、まるで体育館のような建物です。
1階は商店街になっており、様々な業種の店舗が混在しています。
700年前の建物が、今も現役の商店街として利用されているのにはびっくりです。

27530018_2 2階は大広間で、様々なフレスコ画で飾られています。
 だいぶ傷みが激しいのが気がかりですが、
 星占いの星座などをモチーフにした興味深いものです。

 大広間はイベント会場として使われており、
 私たちが訪れたときには、
 現代美術展のようなものが開催されていて、
 そのミスマッチが印象に残っています。
   
 ちなみに、この建物をはさんで北は“果物広場”
(Piazza della frutta)、
 南は“野菜広場”(Piazza delle elbe)です。
 ちょっと面白いですね。






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Cappella degli Scrovegni (スクロヴェーニ礼拝堂)

2009年11月03日 | パドヴァとバッサーノ・デル・グラッパ

27510016
ドヴァを訪れたときは、何はともあれここだけはぜひ見学しておきたい場所です。
外見は、ごく簡素でさほど大きくもない建物ですが、
その内部は、一面ジョットのフレスコ画で覆いつくされています。
入り口の壁面には「最後の審判」、
側面には「ヨアキムの物語」「聖母マリアの物語」「キリストの生涯」が37枚にわたって描かれています。
また、天井は一面鮮やかな青で彩られていて、これもまた印象的です。

Interno20cappella
ジョットの連作といえば、アッシジのサンフランチェスコ教会の「聖フランチェスコの生涯」が有名ですが、
ていねいな修復作業がされているため、ここのほうが圧倒的に保存状態がよく、
おそらくジオットが描いた当時そのままに近い色彩のフレスコ画を見ることができます。

保存状態を保つためには、相当な神経が払われているようで、
完全予約制で一度に見学できる人数にも制限があり(20人くらい)、
おまけに見学時間は15分の制限があります。が、それでも一度は行ってみる価値のある場所です。

スクロヴェーニ礼拝堂のホームページ(予約もできます)
http://www.cappelladegliscrovegni.it/storia.htm



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