i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

パレルモのレストラン(1)

2007年12月30日 | パレルモ

ロ・スクディエーロ(Lo Scudiero)

00500128_2ポリテアーマ劇場の
すぐ脇にある、
予約なしのお客お断りの、
ちょっと高級そうな
リストランテです。

私たちが
ここで食事をすることに
決めたのは、
まったくの偶然で、
ホテルから一番近い場所に
あったからです。

夜のパレルモが
まだちょっと怖かったんですね。

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内部はロウソクの灯りで、落ち着いた雰囲気がただよいます。ちょっと場違いだったかなぁ、
と思いながらもオーダーをします。

その間にも、ぞくぞくとお客がやってきます。何かのお祝いの席らしい家族や裕福そうな年配のご夫婦。
また、予約なしでやってきたらしい男性が丁重にお断りされたりもしています。

オーダーしたのは、 アンティパストは魚の燻製の盛り合わせ。

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プリモはボッタルガ(日本でいうからすみですね)のスパゲッティ。絶対おすすめです。

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もうひとつ、コッツェ(小さなムール貝の仲間)のスパゲッティ。上品な味付けです。

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セコンドはメカジキのインボルティーニです。
インボルティーニというのは、魚や肉を薄くのばしたものに、松の実などの具を詰めて巻き物にし、
パン粉をつけて焼いたり揚げたりしたものです。とてもおいしかったですよ。

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デザートはワゴンで運ばれてくる中から選びます。
選んだのは小さなイチゴのケーキとナッツのタルト(カッサータ風)。
そしてエスプレッソでFINITOです。

00050111やっぱり高級なお店はちがうなぁ、
と思わせる食事と雰囲気でした。
出かけるときには、
予約とそれなりの服装は忘れずに。

  ANAアメリカン・エキスプレス・カード

  
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ポリテアーマ広場とジャカランダの花

2007年12月27日 | パレルモ

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ジャカランダの花は、夏のはじめにパレルモでよく見られる花です。
マリーナ広場あたりに咲くようすも美しいのですが、
ポリテアーマ広場に咲くようすもなかなか見ごたえがあります。

ポリテアーマ広場は、パレルモ新市街の中心といってもよい場所にあり、
雑然とした雰囲気のパレルモ市街にあって、整然として、かつ伸びやかな印象を受ける場所です。
広場の正面には、円形の外観が目を引くポリテアーマ劇場が建ち、
広場の中央をマクエダ通りが南北に貫いています。

00500106_2
その広場に何本も植えられているジャカランダが満開になるころには、
広場はまるで紫色の桜が満開になったかのような華やかさです。

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パレルモのカテドラーレ

2007年12月24日 | パレルモ

クアットロ・カンティからヴィットリオ・エマヌエレ通りを西へ7~8分歩くと、
道の右手が大きく開け、広場になっているところに出ます。
ここにあるのがパレルモの大聖堂(カテドラーレ)です。

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さまざまな文化の十字路になった歴史を持つパレルモの象徴らしく、
カテドラーレもさまざまな建築様式が組み合わさってできています。
イタリア半島にあるドゥオーモやカテドラーレとは明らかに異なっている様子が見られます。

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00500115 内部は外観とは違ってシンプルで、
 白い壁面と天井が全体的に明るい印象を与えています。
 アラゴン家の代々の王の墓もあるらしいのですが、
 不勉強だったので、よくわかりませんでした。

 外に出ると、広場には何軒かの露店のおみやげ物屋がでています。
 そのうちの一つの店のおじさんに写真撮影を頼むと、
 快く引き受けてくれました。
 (もちろん買い物もしたからでしょうが…)

 また、このカテドラーレ界隈には、
 ヴィットリオ・エマヌエレ通り沿いを中心に、
 多くのみやげ物屋があります。
 蜂蜜やモディカチョコなどを売る食料品の店、
 プーピ(伝統的なシチリア人形劇の人形)を売
る店、
 マヨルカ焼の店など、さまざまです。
 
カテドラーレ見学のあとは、おみやげを買って、
いったんホテルに戻ってシエスタの一休み、というのもいいかもしれませんよ。

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サン・ジョバンニ・デリ・エレミティ教会(Chiesa di San Giovanni degli Eremiti)

2007年12月21日 | パレルモ

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旧市街の西のはずれ、王宮の少し南に、サン・ジョバンニ・デリ・エレミティ教会があります。
ここも、サン・カタルド教会と同じように、アラブ風の赤いドームが目印です。
ただ、この教会の見どころは「教会」ではなくて「庭園とそれを囲む小回廊」なのです。

私たちが訪れたときには、残念ながら小回廊は修復中で入ることができませんでした。
それでも、庭園の一部は見学することができました。

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そして、そこはまさに都会の喧騒を忘れさせる別世界だったのです。
さまざまな花が咲き乱れ、静かに時間が流れています。
パレルモの中にこんな場所があるのが不思議なくらいのすばらしい場所でした。

ソニーストア

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海を眺めに…

2007年12月18日 | パレルモ

00500109  ヴィットリオ・エマヌエレ通りをどんどん東に向かうと、
 やがて道は海沿いの大通りにつきあたります。
 突き当たる部分には、フェリーチェ門、
 別名マリーナ門と呼ばれる門があり、
 昔はここがパレルモの正面玄関にあたる場所だったそうです。

 門をくぐり、車が絶え間なく通る海沿いの大通りを恐る恐る渡ると、
 海に向かってヤシ並木が続いています。
 その並木を抜けると、目の前の視界が開け、
 海がいっぱいに広がります。ティレニア海です。
 海岸に沿って置かれたベンチにすわり、
 私たちはしばらくの間大都会パレルモの喧騒を忘れたのでした。




00500108_1 しばらくすると、海沿いの大通りに一台の大型バスが止まり、
 団体客らしい20人ほどの白い肌の人たちが
 バスを降りて海岸にやってきます。
 彼らは海岸までやってくると、
 そこでめいめいパンなどを取り出して食べ始めました。
 彼らがどういう人たちで、
 なぜわざわざこんなところで昼食を取っているのかはわかりません。
 でも、そこから見える景色を見ていると、
 こういうツアーもなかなか楽しそうでいいかも、
 と思った私たちでした。

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パレルモの海岸から見るティレニア海

ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】

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サン・フランチェスコ教会(Chiesa di S.Francesco d`Assisi)

2007年12月15日 | パレルモ

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サン・フランチェスコ・ダッシジ教会は、マクエダ通りと海のちょうど真ん中あたり、
ヴィットリオ・エマヌエレ通りを南に折れて少し行ったところにあります。

教会内部は、観光客の多い他のパレルモ市内の教会とは違って、静けさがただよっています。
パレルモを訪れる機会があったら、皆さんにもぜひ訪れてみてほしい教会のひとつです。

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静かな裏通りにあり、外観も地味なこの教会の見どころは、礼拝堂のスタッコ彫刻です。
実際に目にしたそれは、これぞバロック!!というべき見事さです。
一見の価値はありますから、パレルモを訪れた時は、ぜひ。

ちなみに目の前が「アンティカ・フォカッチェリア・サンフランチェスコ」ですから、
見学のあとには“パーネ・コン・ミルツァ”にチャレンジするのもいいかもしれませんよ。

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パレルモのジャンクフード

2007年12月12日 | パレルモ

パレルモの楽しみの一つが、さまざまなジャンクフードです。
さまざまな文化の入り混じったシチリアでは、
イタリアのほかの地域とは違ったさまざまな食べ物を口にすることができますが、
特に有名なのが“アランチーニ”と“パーネ・コン・ミルツァ”です。

Bar Lincoln (リンコルン)
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00500004 パレルモ中央駅のすぐ前にあるバールです。
場所が場所だけに、いつも多くの人でにぎわっています。
カッサータ・アイスクリームもおいしそうだったのですが、
午前中に立ち寄ったので、アランチーニを食べてみました。
味はまあまあ、こんなものかなという感じでしたが、
シチリア気分はたっぷりと味わえました。





Bar Sandori(サンドリ)
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インディペンデンツァ広場の、モンレアーレ行きのバス乗り場の向かいにあるバールです。
パレルモでアランチーニが一番おいしいバール、というふれこみだったので、
楽しみにしていきましたが、やっぱり味はまあまあといったところです。
ただ、便利な場所にあって品数も豊富なので、
バスの時間待ちなどのあいだに寄ってみるといいかもしれません。ジェラートもおいしそうでしたよ。

Antica Focacceria San Francesco
(アンティカ・フォカッチェリア・サンフランチェスコ)
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パレルモで知らない人はいないだろうと思われるフォカッチェリアです。
ここでなんといっても有名なのが牛モツの煮込みをパンにはさんだ“パーネ・コン・ミルツァ”(写真右)です。
店内の真ん中に大きくドーンと煮込み鍋が置かれていて、その場でパンにはさんでくれます。
私にとってはおいしい味でしたが、油っぽく、強烈にクセのある味なので、好き嫌いが分かれるところでしょう。

左はスフィンチョーネです。トマトソースにアンチョビ、チーズ、パン粉がトッピングされているピザの一種です。
こちらは誰でも食べられる味ですよ。

ドミノ・ピザ【PC向けサイト】

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サン・カタルド教会(Chiesa di S.Cataldo)とマルトラーナ教会(Chiesa Martolana)

2007年12月09日 | パレルモ

クアットロ・カンティの少し南、小さくひらけた広場の前に、パレルモを代表する2つの教会があります。
それがサン・カタルド教会とマルトラーナ教会です。

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サン・カタルド教会は、アラブ風の赤い3つのドームが印象的な教会です。
ほんの小さな教会なのですが、このユニークな外観のおかげで、パレルモのシンボルのひとつになっています。

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一方のマルトラーナ教会は、ほぼ同時期に建てられた教会ですが、
16世紀にファサードの改修がされたそうで、外観はスペイン風と、まったく対照的です。

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マルトラーナ教会はきらびやかな内装が特徴です。こちらもそれほど大きな教会ではありませんが、
壁面の上部から天井にかけてが金色のモザイクで覆われ、きらびやかな様子を見せています。

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ノルマン風のモザイクにまじって、ところどころにフレスコ画の描かれているところがあります。
長いあいだパレルモの人たちの心のよりどころになってきたからこそ、
さまざまな時代の様式が組み合わさって、ひとつの教会を形作っているのですね。

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全体的には派手派手しいこの装飾も、一つ一つのモザイクをよく見ると、素朴なものが多く、
なんだか少しホッとした気持ちになります。バロック様式の教会とはまたちがった良さがありますね。

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クアットロ・カンティ

2007年12月06日 | パレルモ

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パレルモの旧市街の中心、マクエダ通りとヴィットリオ・エマヌエレ通りが交わる交差点が
“パレルモのへそ”、クアットロ・カンティです。

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交差点とはいっても、ただの交差点ではありません。交差点の角にあたる4つの建物にくぼみがあり、
その部分に4つとも同じようにバロック風の彫刻が飾られています。

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まあ、それだけといえばそれだけなのですが、他の南イタリアの街と同じように、
バロックの時代にパレルモの街が発展していたことの証明として貴重な場所だといえるでしょう。

見るほうにとっては、交差点だけにゆっくり落ち着いて見物することもできませんし、
どうなの?って感じではあります。
ただ、バスに乗っていてココを通るときにはよい目印になりますね。

VELTRA

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ジェズ教会(Chiesa del Gesu)

2007年12月03日 | パレルモ

パレルモ旧市街の中心、クアットロ・カンティからマクエダ通りを少し駅寄りに進み、
バッラロの市場の方へ道を曲がると、イエズス会の教会、ジェズ教会があります。

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クリーム色を主調としたシンプルな色合いの外観は、個性的な外観の教会が多いパレルモでは、
つい通り過ぎてしまいそうになりますが、内装は絢爛豪華に装飾されています。

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まず目をひくのは、壁面の装飾です。
象嵌細工に一部スタッコ細工を組み合わせたもので、壁面一面がおおわれています。
基本的にはバロック風なのですが、グロテスク模様の装飾が柱全体を覆い、
ところどころにいかにもバロック的な天使の上半身像が飛び出しています。

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一方、天井は一面フレスコ画で覆われています。特にクーポラは、思わずため息がでるような美しさです。

それにしても、イタリアにあるイエズス会の教会は、
どこも内部装飾が派手なような気がするのは気のせいでしょうか。


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