i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

カンティーナを見学する

2014年12月31日 | モンテプルチアーノ


市立美術館の斜め向かいに、リッチ館(Palazzo Ricci)があります。
私たちは、はじめこの建物が何なのかを知らずに入り口の門をくぐりました。


バラッツォには立派な中庭があり、その一角にこんな入口があります。
「entrata」と書いてあるし、とりあえずのぞいてみようかな、くらいの気持ちで中に入っていくと…。


壁にこんな立派な紋章のある階段が下へ下へと続いていきます。
およそ4階分くらいは降りたでしょうか。


私たちの目の前に突然ワインの大樽が現れました。
ここはモンテプルチアーノでも有数のカンティーナだったのです。
ちょうど私たちの前にはどこかの国(英語圏)の人たちがガイド付きで見学中。
そのあとをついていくことにしました。


ここには少し小さめの樽がたくさん寝かされています。


ブドウを絞る機械です。こんな地下の奥深くにあるんですね。
でもよく考えたら、樽のすぐ近くにないと不便ですよね。


そしてこちらはエトルリア時代から使われていたという井戸。
現在はさすがに使われていないそうですが、こういった古くからの設備をうまく使いながら、
モンテプルチアーノのワインづくりは発展してきたんですね。

カンティーナのホームページはこちら

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モンテプルチアーノの路地を歩く(2)

2014年12月28日 | モンテプルチアーノ


サン・フランチェスコ教会のあたりも、古い街並みが広がっています。
このあたりには、建物のすみだけが切石積みになっている家を多く見かけました。
この家はそれとは別に、扉の上に胸像が飾られているのがおもしろいてせすね。


カンティーナもあちこちで見かけます。
全部でいくつのカンティーナがあるのでしょうか。


サンタ・ルチア教会で見かけたのとは別の旗や紋章が掲げられています。
さっきとは別のコントラーダ(地区)を歩いているのですね。
このコントラーダの教区教会はどこなのでしょうか。


この家はすみの部分だけでなく、入り口のアーチも切石積みです。
そしてやっぱりコントラーダの旗が。


この建物はネリ-オルッセリ館です。モンテプルチアーノではめずらしいゴシック建築です。
現在は市立美術館として使われています。中ものぞいてくればよかったかな?

VELTRA

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サン・フランチェスコ広場からの眺め

2014年12月25日 | モンテプルチアーノ

昼食を終えた私たちは、再びモンテプルチアーノの一番高い場所を目指します。


たどり着いたのは、サン・フランチェスコ教会の前の広場です。
残念ながら教会の中を見ることはできませんでしたが、
かわりに広場からのすばらしい眺めを楽しむことができました。


さっきまで間近に見ていたサン・ビアージョ聖堂があんなに下のほうに見えます。


東のほうに目をやると、トスカーナらしい田園風景が広がっています。


北のほうには、丘の上に町を見ることができます。ふもとの駐車場のそばから見たのと同じ町です。
調べてみると、モンテフォッロニコ(Montefollonico)という町でした。
時間があれば、足をのばしてみるのになぁ…。

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サン・ビアージョ聖堂(Tenpio di S.Biagio)

2014年12月22日 | モンテプルチアーノ


サン・ビアージョ聖堂は、マドンナ・ディ・サン・ビアージョ教会という名前でも呼ばれる、
モンテプルチアーノを代表する建築物です。

アントニオ・サンガッロ・イル・ヴェッキオによって16世紀に建てられたこの聖堂は、
ギリシア十字型の平面プランを採用していますが、
アプシス(後陣)の部分だけが半円状に張り出しています。

また、まわりが一面の芝生なのもこの聖堂の美しさを引き立たせていますね。
そして、晴れたりくもったり忙しかったこの日のモンテプルチアーノですが、
空もちょうどよい青空です。


こちらがファサード側です。鐘楼のデザインがいいですね。
写真そのものは、逆光のためいまいちですが…。


内部は修復中のため立ち入り禁止です。どうやらもう1年以上修復中のようです。
というわけなので、正面扉から撮った写真がこれです。
おそらく、これが主祭壇なのでしょう。これだけでも、聖堂の豪華さが想像できます。


これは聖堂の脇に立つ「司祭館」(Canonica di S.Biagio)です。
司祭様は今もここに住んでいらっしゃるのでしょうか。

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モンテプルチアーノの食事

2014年12月19日 | モンテプルチアーノ

La Grotta(ラ・グロッタ)

サン・ビアージョ聖堂のすぐ向かいにあるリストランテです。
テラス席からはサン・ビアージョ聖堂を眺めることができるので、
予約をしていくといいでしょう。


というわけで、予約通り案内されたのはテラス席。いい天気でよかった…。


まず出てきたのが「オレンジのプチサラダ風」。この後の料理の味が期待できる美味しさです。


アンティパストは2品。1品目は「ベコリーノチーズのスフォルマート、ルッコラとトマト添え」。
ベコリーノチーズが苦手な人でも食べられそうな、上品な味です。


もう1品は「ポーチドエッグのホウレンソウソース」。
ホウレンソウのソースはピューレに近い感じです。
どこがイタリア料理なの?と言われると困ってしまうのですが…。


ここで一息ついて、私たちの席から見えるサン・ビアージョ聖堂です。


さて、プリモは「カルチョーフィのラヴィオリ」。
本当は6個あったのですが、シェアした後なので3個だけしか写っていません。
これはどう表現していいのかわかりませんが、とにかくおいしかった。


セコンドも2品。「キアーナ牛のフィレステーキ」。
いつもチャレンジの多い私たちのオーダーの中では、ふつうな感じです。
安心して食べられる味でした。


もう1品はチャレンジで「チーズの盛り合わせ」。
それぞれのチーズの味の違いが際立つ料理でした。
個人的には、チーズとはちみつが合う、というのが新たな発見です。


ドルチェは「サンブーカ・アイスクリームのハチミツがけ」。
自然な甘みが感じられました。この地方のハチミツは、本当に素晴らしいです。


最後はエスプレッソですが、お茶うけでカントゥッチー二がついてきました。

大満足です。ただし、予約を忘れないほうがいいでね。

お店のホームページはこちら

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サン・ビアージョ聖堂(Tenpio di S.Biagio)へと歩く

2014年12月16日 | モンテプルチアーノ


モンテプルチアーノの街のふもと、
城壁の外にモンテプルチアーノのシンボルと言っていい美しい教会があります。
この教会がサン・ビアージョ聖堂です。


モンテプルチアーノの旧市街からサン・ビアージョ聖堂へは、
緑豊かな坂道をのんびりと下っていきます。
途中には、色とりどりの花が咲いていました。


途中にはこんな置物も。どこかの教会かバラッツォの玄関からここへ運んだのでしょうか。
それとも、ここにかって何かの建物があったのでしょうか。


坂のちょうど真ん中あたりに、こんな休憩所があります。
下りはともかく、上るときには助かりますね。
一息ついて、ペットボトルの水を飲みたくなります。


正面に、サン・ビアージョ聖堂が見えてきました。思わず足取りも軽くなります。

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サンタ・ルチア教会(Chiesa di S.Lucia)

2014年12月13日 | モンテプルチアーノ


エルベ広場(Piazza delle Erbe)からエルベ通りを上っていくと、
つきあたりに小さな広場があります。
その広場の前にあるのが、サンタ・ルチア教会です。

17世紀に建てられたこの教会は、
どう見ても一度も修復してないよね、というファサードが印象的です。


正面扉のまわりの装飾を見ると、バロック風ですね。
それにしても、切石と切石の間に、あんなにすきまがあっていいんでしょうか。


教会の内部も、たぶん改装はされていないのでしょう。
小さいけれど、歴史を感じさせる装飾です。

また、コントラーダの旗が掲げられています。
きっと、Bravio delle Botti(タルころがし競争)の前には、
チームでここに必勝祈願に来るのでしょうね。

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モンテプルチアーノの路地を歩く

2014年12月10日 | モンテプルチアーノ


モンテプルチアーノは中世の面影を色濃く残した町です。
ただ、観光地として古くから栄えてきたからでしょうか、
壁をクリーム色などの明るい色に塗り替えている家が多いように思います。


道も、アスファルトで舗装されているのと、石畳とでは、趣きが違ってきますね。
丘の上にある町なので、坂道を上ったり、下ったり。


ずいぶん坂道を上ってきたように思いましたが、まだあんな上に教会の鐘楼が見えます。
お年寄りにとっては、住むのが大変でしょうね。
でも、こういう田舎町にこそ、柔和な顔をしたお年寄りを多く見かけます。
ローマみたいな大都市よりは、ずっと住みやすいのかもしれませんね。

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ブルチネッラの塔(Torre di Pulcinella)

2014年12月07日 | モンテプルチアーノ


サンタゴスティーノ教会の向かいに立つブルチネッラの塔はこれまた16世紀に建てられたものです。
こうしてみると、モンテプルチアーノの街は16世紀に急速に発展したことがよくわかります。

ブルチネッラとはイタリアに伝わる道化師のことで、
17世紀のナポリが発祥の地だと言われています。

この塔の上でブルチネッラが鐘を鳴らすようになったのは、
それより前のことでしょうから、昔から各地で伝えられてきたのかもしれませんね。


イタリアでのブルチネッラは白い服に白い帽子、顔には黒い仮面をつけている、
というのが一般的なようですが、
アップで見るこのブルチネッラは、
色が剥げ落ちて、顔に仮面をつけているのかどうか、はっきりとはわかりません。
ただ、どうやら赤い帽子をかぶっているようですね。

いずれにしても、この塔とブルチネッラは、
400年近くモンテプルチアーノのシンボルのひとつだったことはまちがいないようです。

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ブルチネッラは、ナポリの「真のナポリピッツァ協会」
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サンタゴスティーノ教会(Chiesa di S.Agostino)

2014年12月04日 | モンテプルチアーノ


ミケロッツォ広場に面して建つこの教会は、ミケロッツォが設計したといわれていますが、
度重なる改装がおこなわれています。

ファサードは、4層に分かれていますが、ミケロッツォのデザインが残っているのは1段目と2段目で、
3段目と4段目は後の時代に改装されたものだそうです。
私が個人的に気になるのは、2段目にある4つのニッチです。
たぶん、何かの彫像を置きたかったんじゃないかと思うんですけど…。


入り口扉の上には、テラコッタの「聖母子と洗礼者ヨハネと聖アゴスティーノ」の浮彫があります。


内装は18世紀に改装されていてすっきりとシンプルな印象です。
単廊式だから、なおさらそう思うのかもしれません。


ちなみにこの教会、旧市街の外から見てもよく目立ちます。
上の写真は、プラート門のすぐ外にある駐車場から見たサンタゴスティーノ教会です。

写真素材のピクスタ

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ミケロッツォ広場(Piazza Michelozzo)

2014年12月01日 | モンテプルチアーノ


グラッチアーノ通りをしばらく歩いていくと、
やがてサンタゴスティーノ教会(Chisa di S.Agostino)の真っ白なファサードが見えてきます。
このファサードの手前に広がるのが、ミケロッツォ広場です。
ミケロッツォというのは、サンタゴスティーノ教会を設計した人の名です。


サンタゴスティーノ教会を背にしてみると、これといった特徴のないただの広場ですが、


ふり返ってみると、左にはサンタゴスティーノ教会のファサードが、
右手にはブルチネッラの塔(Torre di Pulcinella)が立っているのが見えます。
いかにもモンテプルチアーノらしい風景のひとつです。

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