i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

スポレートのホテル

2007年08月29日 | スポレートとトーディ

PALAZZO DRAGONI(バラッツォ・ドラゴーニ)

00280140  スポレートのホテルは、ドゥオーモから徒歩2~3分のところにありました。
 古い貴族の館を改装したもので、調度品などに歴史が感じられます。
 (逆の言い方をすると「すべてが古い」とも言えますね)

 部屋は十分すぎるほど広く、バルコニーも2つあり開放感いっぱいです。
 ただし、4つ星ですがバスルームにはバスタブはなくシャワーのみです。
 引き出し式のいすがシャワーブースについていたのがユニークでした。




00280111 


00280109併設のリストランテはなく、
朝食はこれまた開放感いっぱいで、
とても眺めのいい朝食ルームで取ります。

私たちの泊まった部屋は、
バルコニーからドゥオーモを眺めることができました。
また、夜になるとスポレートの新市街方面の夜景がきれいでした。
(写真はあまりきれいに撮れていませんが、
ほんとにきれいだったんです。)


ホテルにに近代的な快適さを求める人には、
あまりおすすめできませんが、
中世の雰囲気を楽しみたい人にはぴったりのホテルです。




00280136 


パラッツォ・ドラゴーニのホームページはこちら
http://www.palazzodragoni.it/

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スポレートのエノテカ

2007年08月26日 | スポレートとトーディ

&M98 ENOTECA PROVINCIALE

ドゥオーモ近くにあるエノテカです。
この日の夜は激しい雨が降っていたので、できるだけホテルの近くでと考えて、フラっと入ってみました。
エノテカですから、メインはあくまでワインです。
ここではグラスで注文ができるので、
地元ウンブリアのDOCG、サグランティーノ・モンテファルコを頼みました。
グラスで8ユーロ近い値段の、
イタリアでは破格(ブルネッロやスーパートスカンほどではありませんが)のワインです。
料理は赤ワインに合うしっかりしたものを、と考えたのですが、ちょっとしっかり頼みすぎたようです。
出てきた「ウンブリア風前菜盛り合わせ」のボリュームにびっくり。いくら食べても減りません。
ほかにも「麦のサラダ」と「チーズのスフォルマート」を注文していたから大変です。
その辺のリストランテに入るより、よっぽどたくさんの食事をするはめになってしまいました。
でも、さすがにワインはおいしかったですよ。

00280135
ちょっとピンボケですが、「ウンブリア風前菜の盛り合わせ」です。
(生ハム、サラミ、オリーブ、ドライトマト、クロスティーニ、白いんげん豆、チーズetc…てんこ盛りです)


 
モンテファルコの優良ワイナリー スカッチャディアヴォリ サグランティーノ Scacciadiavoli モンテファルコの優良ワイナリー 
スカッチャディアヴォリ サグランティーノ Scacciadiavoli


スポレートで飲んだものと同じワインです。
しっかりした味わいの赤ワインです。

 

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塔の橋

2007年08月23日 | スポレートとトーディ

スポレートで最も高い場所には、城塞が建っています。
その門の右脇の道を、城塞に沿ってしばらく進むと、道の右手が開けてすばらしいパノラマが広がります。
道がゆるやかに左に折れると道の右手は深い谷に変わり、正面にその谷にかかる橋が見えてきます。
これがスポレートの名所のひとつ「塔の橋」です。

00280118 

00280115 なぜこのような名前がついているのかは分かりませんが、
 確かに塔のように高くそびえる
 巨大な建造物であることは間違いありません。
 谷底からの高さは100m近く、全長は200m以上あります。

    00280117_2
橋は今でも実際に渡ることができ、橋のちょうど中間地点に小さな窓が開いていて、
遠くまで見渡すことができます。ここからの眺めもなかなかですよ。
上の写真で見えているのはサン・ピエトロ教会、道路は昔のフラミニア街道、今の国道3号線です。
(この道は、なんとスポレートの旧市街の真下をトンネルにして通っています)
橋を渡った先には散策路が続いているようです。(さすがにそこまでは行きませんでした)
 

夜になると、橋はライトアップされ、昼とはまた違った光景を見ることができます。

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サン・サルヴァトーレ教会(Basilica di San Salvatore)

2007年08月20日 | スポレートとトーディ

 4世紀に創建されたままの姿を
 ほぼとどめている貴重な教会です。
 市街からは少し離れた場所にあるため、
 私たちはタクシーを利用して行きました。

 外観も内部も本当にシンプルな美しさに
 満ちています。
 おそらく、これがキリスト教の教会
 本来の姿なのでしょう。
 後陣にわずかに残るフレスコ画が、
 なぜか気持ちを安らかにしてくれます。
 大都市のドゥオーモなどを見慣れていた
 私たちににとって、
 この教会はとても新鮮に感じられました。

 また、この教会は現在も利用されています。
 すぐそばには墓地もあり、
 ミサもきちんと行われているようです。
 こんな教会が何気なくあるところが、
 イタリアのすごいところですね。

 

 
 

00280143
 

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サンテウフェーミア教会(Basilica di Sant`Eufemia)

2007年08月17日 | スポレートとトーディ


スポレートには、4世紀から12世紀にかけての教会が数多く残されています。
そのほとんどが創建当時またはロマネスク様式のままの姿で残されており、
ローマあたりの教会と比べると、ぐっと素朴な印象を受けます。


教会の内部には、2階部分にあたる所に回廊があります。
現在は使われていないのか、内部はがらんとして、おごそかな雰囲気がただよっています。

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スポレートのドゥオーモ

2007年08月14日 | スポレートとトーディ

00280124
みなさんは「ウンブリアの3大ドゥオーモ」をご存知ですか? 
オルヴィエート、スポレート、トーディのドゥオーモのことをあわせてこう呼ぶのだそうです。

00280125
その3大ドゥオーモのひとつに数えられるスポレートのドゥオーモは、
オルヴィエートのドゥオーモのような派手さはありませんが、
シンプルで均整のとれた美しいファサードが印象的です。

左右対称に大小8つのバラ窓があり、中央にモザイク画が配されています。
(おそらく左右にも、ちょうど3連祭壇画のようにモザイク画が配されているはずだったのでしょう)

その下には、これもまた均整のとれた5つのアーチが並んでいます。

00280130
また、多くのドゥオーモが、その町の高台にあったり、周囲より土台を高くして建てられているのに対して、
スポレートのドゥオーモは、階段をおりて近づいていく構造になっているのも特徴的です。


00280128
内部はバロック風に改装されていますが、
後陣のフレスコ画は、フイリッポ=リッピの描いたもので、当初の姿をとどめています。


00280138
「聖母マリアの戴冠」がテーマのこの絵は、色合いもとても美しく、心安らかな気持ちになれる、
大好きな絵のひとつです。


00280127_2
クーポラ部分のアップです。青が印象的ですね。

00280133
夜にはファサードがライトアップされ、昼とはまた違った美しさを見せてくれます。

ソニーストア
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スポレートへ

2007年08月11日 | スポレートとトーディ

スポレートは、サン・フランチェスコで有名なアッシジの南に約40km、
ローマからアンコーナ行きのES☆に乗って一時間半ほどのところにあります。

00280146_1 

私たちがこの町を訪れた一番の理由は、ウンブリアで最もエレガントといわれるドゥオーモを見ることでした。
しかし、実際に訪れてみると、街並みは中世の面影を色濃く残し、
また、あちこちに古代ローマ時代の遺跡も残されています。


00280119_1 フォンテセッカ通りは、
 
スポレートで
 最も中世らしい雰囲気を残している
 (再現している?)通りです。
 おそらくココが中世当時の
 メインストリートだったのでしょう。
 今はさまざまなお店が並んでいますが、
 写真で分かるように、
 看板などのデザインが統一されています。
 訪れた当日は、天気が悪かったこともあって、
 路地から不意に魔女でも現れそうな
 雰囲気をただよわせていました。

 
 リベルタ広場は、ドゥオーモ付近と並ぶ
 街のもうひとつの中心です。
 広場にはパニーニ売りの屋台なども出て、
 にぎやかな雰囲気です。
 広場の北側に面して、時計台が立っています。
 また、広場の西は
 掘り下げられた急斜面になっていて、
 古代ローマ時代の劇場跡があります。



00280121 

ウンブリアの町々は、エトルリアを起源に持つ場合が多く、
古代ローマの大きな遺跡などはあまり見られないのですが、ここにはこのような立派な劇場跡があります。
また、この他にもローマ時代の門のあとや、古代ローマ人の住居跡などが保存されています。

00280116 

スポレートで一番高い場所には城塞があり、遠くからでもよく見えるため、町のランドマークになっています。
今は博物館として利用されているそうです。

ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】

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オルヴィエートのホテル

2007年08月08日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

Hotel Maitani (ホテル マイターニ)
                               
Hotel_mai1_1_5(この写真はホテルの
   パンフレットからお借りしました)


ドゥオーモから徒歩1分、
マイターニ通りに入って
すぐ左手にあるホテルです。
フニコラーレの駅からのミニバスは
ドゥオーモ前にも停車するので
交通アクセスもよく、
観光にはとても便利な
ホテルだといってよいでしょう。







00280014_2
朝もやの中にかすむドゥオーモのファサードは神秘的な美しさです。

00280013
夜には街の明かりに照らされ、ぼんやりと金色に光るファサードを見ることができます。 


00280009
屋は、よく言えば伝統を感じさせる、別の言い方をすればやや古ぼけた雰囲気で、
あまり実用的とはいえません。
もちろん、4つ星なので設備は整っていますが、 ベッドが小さくスプリングがきしむ感じが気になりました。

00280010
バスルームは、なにもないところにいきなりネコ足のバスタブが置いてあり、
シャワーカーテンも何もなかったので、お湯をこぼさないように気を使いました。

00280094
朝食は、屋上のテラスでいただくものとばかり思っていましたが、1階の朝食ルームに用意されていました。

立地と雰囲気は申し分のないホテルです。中世の気分を味わいたい、という方はぜひどうぞ。

ホテルマイターニのホームページはこちら
http://www.hotelmaitani.com/
 

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かしこい旅、エクスペディア

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オルヴィエートのレストラン

2007年08月05日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

TRATTORIA ETRUSCA(トラットリア エトルスカ)

00280091
まずは前菜とワインをオーダー。ノルチャ産の生ハムと、オルヴィエートの白です。
生ハムはほどよい塩加減でワインとよく合います。
ワインもなぜか日本で飲むよりもおいしく感じます。(しかも安い!)

00280092
プリモは白トリュフのピッチャレッリ。
ピッチャレッリというのは、ウンブリア地方独特のパスタで、
スパゲッティに比べてかなり太く、うどんのようなコシがあります。
で、白トリュフなんですが、こちらはテーブルに丸のまま持ってきて、
サーブするときにスライスしてくれるのです。
このパスタは、それはもうBuonissimo!、Ottimo!で、
今までイタリアで食べたパスタのベスト3に間違いなく入る味でした。

00280093
セコンドはウサギのグリルで、
コントルノ(何をオーダーしたか覚えてない)と赤ワインもあわせてオーダーしました。
こちらもおいしかったのですが、ワインのせいで、このあたりから少し記憶があいまいに…。

帰りには夜のドゥオーモに立ち寄り、しばしファサードを眺めてからホテルへと戻りました。
そして、幸せな気持ちでぐっすりと眠ったのでした。


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サン・パトリッツォの井戸

2007年08月02日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

フニコラーレの終点、カエン広場から続く並木道を抜けると、
オルヴィエートの駅方面を見渡せる小さな見晴し台に出ます。
その一角に「サン・パトリッツォの井戸」と呼ばれる井戸があります。
この井戸は、神聖ローマ帝国軍によるローマ略奪の際に、
オルヴィエートに逃げてきていた法王クレメンテ7世が作らせたもので、深さが62mもあります。
二重螺旋構造になっていて、下る人と上る人がすれ違わなくていいようになっています。
(つまり、いわゆるつるべ井戸ではなくて、わざわざ井戸のそこまで降りていくタイプの井戸だということです。)

井戸の外観(入り口)
00280056
オルヴィエートの観光名所だというので、わたしたちも底まで降りてみましたが、
「ただ疲れた」というのが正直な感想です。
しかし、上り下りの途中は、なんだか自分が中世の世界に迷い混んだような気分を味わいました。
皆さんも、オルヴィエートを訪れる機会があれば、ぜひ一度話の種に井戸の底まで降りてみてください。

降りる途中に底のほうをのぞく
00280060
中から外を見る
00280059

ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】

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